先日、神戸での打ち合わせの帰り、またフラッと古本屋に。。。(ほぼ病気・苦笑)
でも、そのおかげで15年近く探していた本と出会いました!
英国の映画監督/デレク・ジャーマン氏著 『derek jarman's garden 』 の日本語版です。
英語版はまだ日本で販売される以前(1995年の9月)、ガウディを見に行ったバルセロナからの帰り、病気(中耳炎)のため乗り継ぎのロンドンで足止めをくらった時に、街の本屋で平積みされているのを発見して 「この本に出会うために病気になったのかも!」 と、すごい勘違い(苦笑)をして購入済み。
デレク・ジャーマン氏は、まだ植物事務所COCA-Zがティーンエイジャーだった遠い昔、『カラヴァッジオ』 を見て感銘を受けたことがあり、その後、『ザ ガーデン』 という作品に出てきたこの庭を見て、大学内に自主制作でオマージュのような庭園を作ろうと計画したほど影響を受けた作家なのです。(結局授業の制作が忙しくて、庭園造りは庭師の方へのヒアリングまでで終わりましたが・・・)
その後、日本でも販売され、洋書の写真集としては異例のヒットとなり、1997年11月、光琳社から日本語版が販売されました。
植物事務所COCA-Zは 「英語で読むから日本語版なんて買わない!」 とヘソを曲げていたら1999年に光琳社は自己破産。
その時にはすでに本屋には無く、手に入らない (もしくはすごく高価な) ものになっていたのです。
結局根性が続かず、英語版は読みきれなかったので、写真は擦り切れるほど何度も見ても、文書には全然手をつけていませんでした。
今回ワンコインで手に入れた日本語版を見てびっくり。
思っていたのとだいぶ内容が違う。。。(苦笑)
やっぱり詩的な外国語を理解するのは難しいです。
こちらはロンドンで買った英語版。
144ページまである本のうち、たどり着いたのは63ページまで・・・汗。
(字が汚いのは当時、会社への出勤電車で辞書を引き、揺れるなか書き込みしてたから、ってことにしておいてください。苦笑)