所用があって、久しぶりに国立国際美術館の方に出掛けたら、ダイビルの工事が完成していました。
この戦災を生き残ったビルが建て替えられるというニュースが流れた時には保存活動が巻き起こり、植物事務所COCA-Zもそういったシンポジウムに参加して 「街の財産が失われる」 と懸念していたのですが、出来あがったものを見て感じたのは 「古いビルに対する愛情」 です。
今まで大阪で、数々の古い良い建築が建て替えられる際、申し訳程度にファサードを残して、まるで似合わないワッペンを貼り付けたようなヘンなビルが出来上がるのを沢山見てきましたが、このビルの建て替えは今まで大阪で見たものの中で一番良い形をしているように思えます。
(続く)