ケープタウンの北側の郊外は菜の花の季節。(2016年8月21日撮影)
ケープタウンが緯度33.5度、大阪が34.4度ですから、北半球と南半球の違いはあるとは言え、ほぼ同じくらいの緯度。
大阪であれば3月下旬くらいに思える肌寒い気候の中で、こんな植物も咲いてました。(時間は午前10時前。その後気温はグンと上がります。)
自生の湿性カラーです。Zantedeschia aethiopica でしょうか。南アフリカ原産。
こんな場所に生えるんだなぁ。水分が好きな訳です。(普通に畑地でも育てられますけれども。)
大阪で咲くのは5~6月くらいなので、枯れ草色や若草色を背景に咲く姿は新鮮です。ミズバショウ的。
遠くには謎の物体が。
南アフリカに入国してまだ半日で、気候の感覚がつかめなかったので一瞬、東南アジアで良く見かけるモンキーポッドの実かと思ったら、
ハタオリドリの仲間の巣でした。緑色の巣が新しく建設中のもの。
赤丸が建て主の黄色い鳥です。集団で賑やかに鳴きながら巣作りしています。
これは後日別の場所で撮影したものですが、
最初にクリスマスリースのような 「輪っか」 作りから始めるようです。
おそらくCape Weaver (ケープ・ウィ―ヴァ― Ploceus capensis ) と呼ばれる鳥のオスでしょう。
ぶら下がって器用に草を編み込んでいました。
平野部から山岳地帯に差し掛かるとこんな風景。
ユリオプスデージー (Euryops pectinatus / エウリョプス / エウリオプス・ペクティナツス) の仲間、Euryops speciosissimus (エウリョプス / エウリオプス・スペキオシッシムス) と思われる花が咲き乱れていました。ユリオプスデージーと比べると、かなり大輪です。背丈も大きく、葉が繊細。
礫混じりの硬い砂質土の足元にも気になる植物がいっぱい!!!