今年は全国的にウメの開花が早いと聞きますが、信号待ちで見かけたこの景色にビックリ。
ウメ (早春の花) とセイタカアワダチソウ (秋の花) が一緒に咲いています!
(2017年2月1日 交野市にて撮影)
この辺りも先日の寒波の時は積雪があったと思いますし、この場所以外のセイタカアワダチソウはすっかり枯れていたので、刈り取りタイミングの産物のような気がします。
セイタカアワダチソウを、晩夏か秋の初めに刈ったのでしょうか?
植栽計画を行う時は、それぞれの植物が季節毎にどう変化するのか把握していなければなりませんが、時折こんなことになるので難しい。。。
でも、研究すれば 「チェルシーチョップ」 と呼ばれる管理方法のように、花のタイミングをずらす方法が産み出せるかもしれません。 (参照: 『世界遺産キューガーデンに学ぶ はじめての英国流 園芸テクニック』 館林正也氏著 講談社2016年11月29日発行)
そう言えば、築城400年記念で書院から庭を見学出来る特別公開をしていた二条城でも、剪定のタイミングによって生まれたと思われる景色を見つけました。
(2017年1月25日 京都市二条城本丸御殿横にて撮影)
なんだか小さな赤い花が咲いているように見えますが、これはモッコク (Ternstroemia gymnanthera) の新芽。
おそらく秋早めの剪定をしたため年内に再度新芽が出てきてしまい、それが寒さに当たって普通より濃い赤に染まり、そのまま寒さでフリーズしてしまったのだと思います。
同じ庭園内の他のモッコクでも、一部同じ現象になっている場所がありました。
ちなみにモッコクには、新芽が赤いものだけでなく、ライムカラーの品種もあります。
モッコクは庭木の王様とか言われて、ちょっと昭和感漂うイメージですが、品種物を使ってみたり、鉢をモダンなものにしてみると、また違った雰囲気で楽しむことが出来ます。
この庭は 「光」 がテーマだったので、黄金葉のモッコクを使ってみました。
葉の光沢と明るい葉色、丸みのある葉型が相まって、なかなか今どきな感じでオススメです(笑)。