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植物的生活120
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秋は「いけばな」の季節です。
勉強のため、無理やり時間を作っていくつかの展覧会に出かけました。中でも印象深かったのが京都文化博物館で行われていた立花(りっか)の再現イベントです。

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古い文化にも興味がある植物事務所COCA-Zは昔の絵図もよく見るのですが、絵図では本来立体表現である立花を平面で描くため、画家による表現の翻訳があります。
また正面だけの絵で見ると、枝がどの方向を向いているのかが判りにくいものです。

今回の展覧会では一度、立体から平面に翻訳された資料を再度、立体に翻訳する作業の上に行われたもので、その点でも色々な工夫が見られる展覧会でした。

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一番上の絵をもとに再現したのがこの立花。
正面の資料しか残っていないものを再現できるのは、「役枝」と呼ばれる配置の決められた「型」が今に伝えられていることも大きな理由でしょう。

しかし、よくこれだけ古い絵に近い枝振りの松を探してきたものです。

花材は部分的に今日手に入るものに入れ替わっています。
この再現立花の「前置」とよばれる足元のあたりで前に突き出すように入れられた役枝には、絵図に無いオウゴンヒイラギが使われています。
明るい色彩の枝が、前へ飛び出す立体感を強調していて非常に効果的で面白いものでした。
(池坊 田名網三千代 氏作)


そのほか「二つ株の砂の物」と呼ばれる、真ん中に空間をとったスタイルの花は絵図・写真で見るのと立体で見るのでは感じ方に大きな違いがあります。
(下写真: 池坊 山本恵子 氏作)

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デパートなどで行われる「いけばな展」は大勢の観客と、多くの作品が詰め込まれた空間のため、花をゆったりと見ることができず不満の残ることが多いのですが、今回の展覧会は250畳の大広間に15点の作品数という空間構成で好きな距離から花を眺めることができ、その点でも満足のいくものでした。


このようなイベントを無料で見学できるというのは大変有意義なことではないでしょうか。

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このイベントは 『花絵巻 -伝承された心と技- いま蘇る江戸時代の七夕立花会風景』 と題して、池坊さんの主催で行われたものです。
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by coca-z | 2009-11-19 00:00 | 111-120
植物的生活119
ガラス工芸作家の友人から依頼を受け、披露宴の装花を担当させていただきました。

新婦のお召し物が白地に橙色の花の絵柄の着物ということで、橙・黄色・白系の色目で装花を統一しました。メインの花材は、打ち合わせの時に新婦が気に入られたダリアの品種‘ピーチインシーズン’です。

新婦は木の実が、新郎は料理がお好きだと伺い、アレンジにはオリーブの実や青リンゴを使用しています。

髪結いは腕の良い美容師の方が担当されたようで、ダリアのコサージュを「つまみ細工のかんざし」のように上手く使っていただきました。

披露宴のお料理も大変凝ったもので、特に「鯛の白子のムニエル トリュフのクリームソース添え」の味は忘れられません。笑

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by coca-z | 2009-11-09 00:00 | 111-120
植物的生活118
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コラボレーション展「月と漆の物語」は沢山の方々にご来場いただき、無事終了しました。

この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

今回は漆の作家さんとのコラボレーションだったため様々なジャンルのお客様が来てくださり、その方たちから興味深いお話を伺うことができて楽しい時間を過ごすことができました。

外国語が堪能ではない植物事務所コカジにとって、抽象的な話を深いところまでやりとりできることは、日本で展覧会を行う大きなメリットだと感じました。

展覧会の様子は追って展覧会のページにアップしたいと思っています。
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by coca-z | 2009-11-03 00:00 | 111-120
植物的生活117
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いつもお世話になっている陶芸作家の方が設立から関わったイベント、

第1回 堺クラフトフェア 『灯しびとの集い』

が開かれます。

場所は大仙公園(大阪府堺市堺区)、開催日時は2009年10月31日(土) 11月1日(日) 。

堺はかつて南蛮貿易で栄え、海外から多くのクラフトが輸入された街。当時最先端だった「侘び茶」を通じて新しい価値観で様々なクラフトを活用した土地柄です。

10/31(土)には関連イベントで堺の重要文化財に指定されている民家で、ガラス作家さんとプロダクトデザイナーのトークライブもあります。

文化の香りを感じるイベントに参加して、秋の季節を楽しんでみてはいかがでしょうか。


詳しくはこちらのブログをご覧ください。


灯しびとの集い 公式ブログはこちら

陶芸作家「Studio Re」さんのホームページはこちら
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by coca-z | 2009-10-10 00:00 | 111-120
植物的生活116
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結婚式の装花のご注文をいただきました。

会場装花は式場に出入りしているフローリストがされるとのことで、ブーケとブートニア、テーブルフォトに使用する花束を担当させていただきました。
会場装花のテーマカラーはライムグリーンとピンク。

新婦の御希望により、ブーケとブートニアにはライムグリーンのマムを使用しています。

事前の打ち合わせの中で、新婦はダリアの花がお好きだということが判明し、テーブルフォト用の花束には華やかな色合いのダリアをご用意しました。
秋はダリアが一番美しい季節です。
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新婦のご提案で用意させていただくことになったテーブルフォト用花束は、新郎新婦が持つメインの花束と来賓の方が持つ花束が赤いリボンで繋がっていて、新郎新婦とご縁のあった方たちとの絆を表現しています。
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by coca-z | 2009-09-24 00:00 | 111-120
植物的生活115
大阪の中之島近辺では水都大阪2009というイベントが行われていますが、このイベントに合わせて、2009年9月10日から9月18日までの間、中之島の国立国際美術館にて2つの建築展が開かれます。

その一つはいつもお世話になっている芦澤竜一さんの展覧会です。水都2009ではメイン開場のひとつ、中之島公園会場にある竹のパビリオンを設計されています。

展示されるプロジェクトには以前植物事務所COCA-Zがお手伝いさせていただいたものもあり、会場の設営も若干ながらお手伝いしてますので、お時間許す方は是非お越し下さい。

広報用のポスターの写真は建築写真家の市川かおりさん、グラフィックデザインはナガオカケンメイさんの所属するDrawing and Manualさんによるものです。

国立国際美術館のホームページはこちら

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【水都大阪2009開催記念 建築展覧会】 建築家 芦澤竜一 建築展 「GROUNDING」
      期間:2009年9月10日~2009年9月18日
      時間: 10:00 ~ 17:00(入館は16:30まで)
           11日(金)は19:00まで(入館は18:30まで)
           14日(月)は休館
           18日(金)最終日は15:00終了
      会場:国立国際美術館
      入場:無料




また関連イベントとして平沼孝啓さんと共に講演会が行われるそうなので、ご興味のあるかたは是非ご参加ください。


【水都大阪2009開催記念 建築講演会】 芦澤竜一(建築家)×平沼孝啓(建築家)

      日時:2009年9月12日18:30~ 20:30(18:00開場)
      会場: 大阪・中之島 中央公会堂1階 大ホール
      定員:1,161名(申し込み先着順)
      入場: 無料

申し込み・問い合わせ  水都大阪2009開催記念 建築講演会・建築展実行委員会
                e-mail suito2009@osaka-design.co.jp
                FAX 06-6485-2033
                
                申込の際は下記項目をご明記下さい
                氏名(複数の場合、全員の氏名)/年齢/所属/
                郵便番号/住所/電話番号/e-mail




RAA 芦澤竜一建築設計事務所さんのホームページはこちら
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by coca-z | 2009-09-09 00:00 | 111-120
植物的生活114
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秋草をいけたい気分になり、大阪の淀川河川敷に出かけました。

山上憶良が指折り数えた秋の七草もキキョウやフジバカマの野生種は全国で絶滅寸前になってしましましたが、七草の中でも異例なのがクズの花です。

その勢力を日本のみならず海外にまで広げて猛威を振るい、嫌われ者になっています。

植物事務所COCA-Zも何故クズが七草に数えられているのか、ずっと謎でした。

しかし、数年前に「茅葺き職人のブログ」を読み、クズもちゃんと管理された草地ではおとなしく他の七草のと共に生育すると知り、納得したことがあります。

初めていけばなに使ってみると、大きな葉が作り出す面と長い蔓のバランスがとても面白い花材でした。
ユニークな葉の形は、北欧風のテキスタイルデザインに応用可能かもしれません。

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「茅葺き職人のブログ」 はこちら
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by coca-z | 2009-09-06 00:00 | 111-120
植物的生活113
屋上での野菜づくり、今年は上級編と言われるマスクメロンに挑戦しました。

正確な品種名はアールスフェボリット。「貴族のお気に入り」という意味です。

昨年のプリンスメロン(王子のメロン)に引き続く上流階級メロン・笑。

マスクメロンの栽培は手間がかかって非常に難しく、現在世界で栽培しているのは日本だけとか。(参照:たべもの植物記・能戸忠夫著)

最初はツルツルした表面の実ですが、そのうちに表面がひび割れて独特の網目模様が完成します。

麝香(マスク=ムスク)の香りがすると言われるとおり風味良く、大変美味なものでした・笑。

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by coca-z | 2009-09-01 00:00 | 111-120
植物的生活112
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うてな喫茶店さんにいけさせていただいた花です。

少ない花材でも、器の余白を活かすようにすると効果的な花をいけることができます。

(花材:シンビジウム、ハスの実、クッカバラ、オオバジャノヒゲ、ヒペリカムの実)
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「うてな喫茶店」

大阪市北区中崎西1-8-23
TEL:06-6372-1612

地下鉄中崎町駅4番出口より歩いて2分 葉村温泉の斜め向かい

営業時間13:00~20:00
(月)(火)定休日
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by coca-z | 2009-08-23 00:00 | 111-120
植物的生活111
クアラルンプールに住む友人とスカイプで喋っていたら、日本の残暑の厳しさの話になりました。

クアラルンプールは外に出るととても暑いそうですが、家の中は扇風機がいらないほど涼しく、朝晩は寒いくらいに気温が下がるとか。

原因を友人と色々考えていたのですが、街に緑が多いためではないかという結論になりました。

クアラルンプールは20世紀最大の建築、ペトロナスツインタワーを抱える大都会ですが、意外なほど緑をたくさん目にする街です。

日本の街もコンクリートやアスファルトでなく緑で覆われるようになると、もう少し気温が下がったり、雨水の地下浸透によって集中豪雨の被害が緩和したりするのかもしれません。

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写真はクアラルンプールの街路樹。木の高さが10階建てのビルに相当します。このように大きな街路樹を日本で見かけることは、そうそうありません。
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by coca-z | 2009-08-19 00:00 | 111-120



植物事務所COCA-Z(コカジ) 植物的生活               註)本ブログに記載されている広告は自動的に挿入されているもので、植物事務所コカジに一切関係はありません。
by coca-z
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