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植物的生活140
大阪で切り絵アニメーション作品が上映されます。

【AIR大阪キネマ11】
~MOVIE LOVERS in AIR大阪」~春のキネマカフェ~

日時 2010年3月31日(水)15:00-20:00

内容 自主制作映画・映像の上映

会場 AIR大阪
  大阪市住之江区北加賀屋2-9-19
  地下鉄北加賀屋駅 徒歩5分

料金 入場無料/カフェなので、おひとつご注文をお願いいたします



二年ほど前、アニメーション作家の海津研(かいづけん)さんがこの作品の試作映像を作り始めたと、植物事務所COCA-Zは偶然ネットで知りました。(当時の様子はこちら)

完成を心待ちにしていたのですが、今年初めに大阪で上映されると聞き、早速拝見しました。

宮沢賢治の『よだかの星』をもとに作られたアニメーションは、叙情的な中にも自然の厳しさが盛り込まれ、美しい光が大変印象的な作品です。

御興味を持たれた方は是非御鑑賞ください。

10分バージョンの作品はYOU TUBEでも公開されていますので、会場に行くことが出来ない方はこちらでもご覧いただけます。




アニメーション作家 海津研さんのブログはこちら。
会場となるAIR大阪さんのHPはこちら。
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by coca-z | 2010-03-25 00:00 | 131-140
植物的生活139
植物事務所COCA-Zは子どもの頃から本の虫なのですが、最近偶然立ち寄った古本屋でとても美しい本を見つけました。
今から30年ほど前に日本で出版された図鑑です。
当時、珍しかったと思われる温室の植物ばかりを集めたもので、すべての挿絵は美しい水彩画で描かれています。

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写真はベゴニアの品種を集めたページ。葉っぱマニアにはたまりません。笑
しかも記載されている植物は、現在見ても一般的とは言えないものも多数あるのですが、そのそれぞれに生育方法が確立し、記述されているのも驚きです。


日本では江戸時代から模様の入った葉や形の変化した葉を楽しむ文化が盛んでした。
そういった植物を集めた江戸時代の有名な図譜に 『草木奇品家雅見』(そうもくきひんかがみ) という、19世紀前半に出版された本があります。

ずっと以前から存在を知っていたものの、全貌を知ることができませんでした。

しかし植物事務所COCA-Zが展覧会を開いた昨秋、ツバキ研究家の岸川慎一郎氏がこの本の復刻本をお送りくださいました。
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長年知りたかった本の内容を手にとって鑑賞できる喜びは何物にも代え難いものです。

この本にはトケイソウやハイビスカス、ウチワサボテンの斑入り品種なども取り上げられていて、江戸時代すでに日本で育てられていたことに驚かされます。白黒の木版で表現された絵はデザイン的にも大変美しいもの。
原本はもともとマニア向けに少数のみ出版されたものですが、天保の改革で贅沢と判断されて版木は焼かれ、残された本もその後の関東大震災と東京大空襲で消失し、現存数が少ない大変貴重なものです。※

下の写真は前述の図鑑のトケイソウのページ。いくつかの種類が美しくレイアウトされていますが、斑入りのトケイソウは出てきません。
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現代では写真の技術が発達し、この2つの本のように手間と時間と費用のかかる絵を使った図鑑を出版することは非常に難しいでしょう。

写真を使った美しい図鑑も書店にたくさん並んでいますが、この2冊のように古い図鑑を鑑賞するのは、当時の技術・文化の様子や人々の思いが感じられて、大変心惹かれるものです。



復刻された古い文献に興味のある方はこちらで購入することが可能ですので、リンク先をご覧ください。



岸川慎一郎氏が会長を務めるコーベ・カメリア・ソサエティさんの春のツバキ展の案内はこちら




※復刻本に付けられた解説参照
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by coca-z | 2010-03-17 00:00 | 131-140
植物的生活138
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先日窓辺で不思議な色彩を見せた八重桜が、日を追うごとに濃い色に染まり始めました。

夏の終わりに咲くフヨウには、朝に白く咲いて夕方ピンクに染まる 「酔芙蓉・すいふよう」 と呼ばれる品種がありますが、このサクラも 酔桜(よいざくら) と名付けたい風情です。
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by coca-z | 2010-03-16 00:00 | 131-140
植物的生活137
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毎年、冬から早春にかけて、日本各地で蘭の展覧会が開かれます。

今年は日本最大のラン展、「世界らん展日本大賞」 が20回を迎えることもあり、東京を含めたいくつかのラン展を見て回りました。

鉢植えをメインとするラン展は、たくさんの出品者から集められたランを一斉に展示するため、全体のコーディネイトが非常に難しいイベントです。

切花を使った展示は比較的デザインコントロールがしやすいのですが、花持ちのよいランも、他の植物と組み合わせて飾るため、数日しか鑑賞できない欠点があります。
そのため、搬入は前日などに一斉に行うしかなく、ごった返した設営会場でレベルの高い展示を作るのは非常に難しいと言わざるを得ません。

数日しかおこなわれないイベントで採算を取るためには観覧客を集めるしかなく、混雑した会場にランとは直接関係ない店舗なども並び、本題の 「花を愛でること」 に集中できないラン展もありました。


そんな中で、最も心に残ったのは淡路島で行われていた 「淡路夢舞台ラン展2010」 です。

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ゆったりとした植物園の温室の中で、ランは鉢カバーをそろえて展示されてあります。
新しい鑑賞方法を提案したディスプレイや、見所を解説したラベルなど、様々に趣向を凝らしたものでした。
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実物のラン展示だけでなく、20世紀前半に京都の大山崎で花開いたラン文化の結晶とも言える「蘭花譜」(美術価値の高いランの木版画集)の展示、ダーウィンがマダガスカルで存在を予言したランの蜜を吸う昆虫の展示など、ラン周辺にまつわる展示などもあり、大変興味深いものでした。

しかし、なんと言っても目玉は斉藤正博氏のコレクション展示でしょう。

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背丈を越えるようなランや、大人が二人がかりでも持ち上げられないほどの大株のカトレアなど、染み一つない美しい花が数多く飾られています。
斉藤氏は独学でランの栽培を学ばれたとのことですが、これほどのランを個人の趣味で育てているとは、とても信じられないほどです。

関東にある斉藤氏の温室からこれだけの質と量のランをお借りして運搬し、一ヶ月以上にわたる長い会期を管理するのは大変な労力だと思われます。

斉藤正博氏のランが淡路島で展示されるのは去年に引き続き今回が二度目だそうですが、是非とも来年も継続していただけたらと願わずにはいられません。
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by coca-z | 2010-03-12 00:00 | 131-140
植物j的生活136
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室内の窓辺ではすでに八重咲きのサクラが満開ですが、朝日を浴びて不思議な色彩を見せました。陰影のある姿は八重咲きの花ならではです。
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by coca-z | 2010-03-10 00:00 | 131-140
植物的生活135
今年は野菜育て講座を、新聞系情報誌と連動してウェブ上で動画公開することになり、今日が最初の撮影日でした。

昼食を食べるために商店街を通った時、野菜講座企画者の谷町空庭さんが、奥まった場所に気になる店を発見しました。

近づいてみると「蜜香屋」という名の焼芋屋さんです。
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店主に話を伺っているととても魅力的だったので、お昼ご飯を食べた後、再度立ち寄ってみました。
注文して早速店頭で食べてみると、びっくりするほどの美味しさです。

植物事務所COCA-Zは子どもの頃から焼芋を食べるとノドが乾き、あまりいいイメージを持っていませんでしたが、この焼芋はそのイメージをくつがえすものでした。

濃厚な黄色をした中身はしっとりとした舌触りで、まるで洋菓子のようです。皮まで食べられるというのでかじってみると、香ばしい風味が口の中に広がります。

なんでも店主はもともと土壌を改良する会社に勤めていたとのことで土に関心が深く、使用している芋も種子島のこだわりの畑で採れた安納芋(あんのういも)だとのこと。
この品種は水分が多いのにとても甘い、最近話題のサツマイモだそうですが、それでもここまで美味しく調理されたものは珍しいと、野菜に詳しい谷町空庭さんも言います。


「蜜香屋」さんがこの場所でお店をオープンしたのが2月とのことですが、安納芋のシーズンは4月いっぱいくらいまでだそうで、今年味わうことができるのはもう少ししかありません。

甘いものに目のない方は是非ご来店ください。甘党の植物事務所COCA-Zも自信をもってお勧めです・笑



蜜香屋
大阪市北区中崎町1-6-18 (天五中崎商店街・スーパーナベル北側の裏入り口前)
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by coca-z | 2010-03-03 00:00 | 131-140
植物的生活134
植物事務所COCA-Zは歩くことが好きなため、打ち合わせに行く時は電車を利用して、周辺の植物状況を確認しながら現場まで歩くことも多いのですが、今日は明石の近くで打ち合わせがあったので、帰りに兵庫県立明石公園を通りました。

ボートで遊ぶ人々や、池をジョギングして回る人を見ながら池端を歩くと、目にとまるものがあります。

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明石公園は 「さくらの名所100選」 にも選ばれている場所ですが、小さなサクラの苗木にこのような札が立てられています。

おそらく苗木を寄付した方が記した言葉でしょう。
園内を歩くと他にも子どもの健やかな成長を願ったもの、短歌を読み込んだもの、結婚記念日を祝したものや、会社の繁盛を願ったものなど、様々な札が見つかりました。

もう20年近くも昔、ヨーロッパの庭園を巡る旅でイギリスの公園を訪れた時に、小さなプレートに名前と文章を書いて寄贈されたベンチが沢山あるのを見て「豊かな精神風土」を感じたことがありますが、戦後65年を経た日本でもこのような文化が育まれているようで感慨深いものがありました。

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何年か後にはこのサクラも大きくなって、多くの人を楽しませることでしょう。



公園事務所でこのことについてヒアリングすると、公園内の多くのソメイヨシノの寿命が近づいているため、2008年に兵庫県全域から募集し、昨年3月ごろ植栽したとのこと。
80~90本、一口三万円の募集に2~3倍の応募があったとのことで、抽選で決めたそうです。明石公園内はもう植栽場所がないとのことで継続されていませんが、昨年は淡路島の県立公園で同じような募集をしたらしく、今後も別の県立公園で募集が行われるかもしれません。
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by coca-z | 2010-02-20 00:00 | 131-140
植物的生活133
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カメリア(洋ツバキ)が美しい花を咲かせました。(この冬に蕾のついているものを導入したので、植物事務所COCA-Zが育てたとは言えませんが・・・)
野生種に近い一重のツバキとは違って、華やかさが信条のカメリア。
今回取り上げたのは‘バレエダンサー’という品種です。

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裾の長い衣装をひるがえしながら踊るダンサーをイメージして付けられた名前でしょうか、見る角度によって印象が変わるのも魅力のひとつです。
花弁のしっかりしたカメリアのこと、ひるがえしたドレスがそのまま凍りついたような彫刻的な美しさがあります。

この週末、尼崎市にて関西のカメリア愛好家グループ 「コーベ カメリア ソサエティ」 さん主催による展覧会が行われます。
カメリアを愛する方たちが丹精こめて育て上げた多くの品種を間近に鑑賞できる機会ですので、ご興味のある方は是非ご高覧ください。



月 日: 2010年2月14日(日) 午前10時~午後4時
会 場: 尼崎市中央公園パークセンター緑の相談所 (阪神尼崎駅前) 
     住所 尼崎市神田中通1-4
     TEL 06-6411-8714
    
交通 尼崎市中央公園パークセンター緑の相談所は阪神電車尼崎駅を北側に出て、
道を隔てたすぐの処です。 


コーベカメリアソサエティさんのHP「美しきツバキの世界」はこちら
2010年 早咲き椿展のご案内はこちら
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by coca-z | 2010-02-10 00:00 | 131-140
植物的生活132
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先日の雑誌のお仕事の内容が少し変更になってしまったため、残念ながら用意した珍しいフィロデンドロンの葉を使うことができませんでした。世界でも数株しかない植物だとのこと。

生産者の方から折角わけて頂いた葉を自分だけで楽しむのはもったいないので、うてな喫茶店さんに飾らせていただくことにしました。

面白い葉の形が楽しめるよう花器はサクン・インタクン氏の銅器を使い、クラスペディアと合わせてシンプルにいけています。

長い葉のシルエットが印象的です。



「うてな喫茶店」

大阪市北区中崎西1-8-23
TEL:06-6372-1612

地下鉄中崎町駅4番出口より歩いて2分 葉村温泉の斜め向かい

営業時間12:00~20:00
(月)(火)定休日
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by coca-z | 2010-02-07 00:00 | 131-140
植物的生活131
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四国での用事を済ませたあと、帰り道に淡路島の灘黒岩水仙郷に立ち寄りました。

初めて訪れたのですが、車で近づくと遠目にも周辺の森とは明らかに違う、明るい緑色の草が絨毯のように崖に広がっています。

園内に入ると、500万本と言われるスイセンが咲き誇っていました。
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スイセンを観察していると、ハマボウフウやチガヤといった植物も合間に見えます。

「他の草が生えないように、どのような管理をしているのだろう」

と疑問に思ったので売店にいた地元の方に質問してみると、年二回、芽が出る前に草刈を行うとのこと。
この崩れやすそうで急峻な崖地で命綱も着けずに刈払器を使用するそうです。

高所恐怖症の植物事務所COCA-Zには想像できない方法でした。
「10月にもう一度来たら草刈の体験できるよ」
と言われたのですが、丁寧にお断りしました(苦笑)
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花畑の端には金網の柵が設けられていたのですが、こちらも疑問でした。
人が侵入するには急峻すぎますし、スイセンには毒が含まれるため、動物が食べないと聞いていたので防護柵など必要ないはずです。景観的にも良いとは言えません。

しかし話を伺うと、驚いたことに野生動物を防ぐためのものだということです。

なんでも2~3年前から飢えた動物が球根を食べるようになったとのこと。毒の成分が少しは減るのか、餌が最も少なくなる季節だからか、花が咲き終わったころの被害が一番大きいそうです。
植物事務所COCA-Zも初めて聞く話でした。


水仙郷を後にして海岸沿いを北へ走ると、崖地には黄色い花が一面に咲いています。外来種のナルトサワギクです。この植物を家畜などが食べると中毒症状をおこします。さすがにスイセンを食べるようになった動物たちも手を出さないようです。
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のどかに見える淡路島の自然も着実に変化していると感じさせられる日でした。
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by coca-z | 2010-02-05 00:00 | 131-140



植物事務所COCA-Z(コカジ) 植物的生活               註)本ブログに記載されている広告は自動的に挿入されているもので、植物事務所コカジに一切関係はありません。
by coca-z
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