カテゴリ:161-170( 9 )
植物的生活170
今回、出張で訪れた場所の一つ台湾。
メイン目的は台湾植物園の視察、亜熱帯植物に関する書籍入手、そして故宮博物院です。

植物事務所COCA-Zは時々沖縄の仕事をする機会があるのですが、日本で亜熱帯植物の詳しい図鑑はあまりないので、気候の近い台湾に期待です。

夕方に台北に着くと雨模様。
気にせずホテルにチェックインして翌朝、外を見ると大嵐でした。なんと台風が直撃していたのです。
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警報が出ていて、美しいクスノキ並木の大通りにも人影はありません。

植物園は臨時閉鎖、故宮博物院も休館、デパートを始めとする多くの店舗も臨時閉鎖です。
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あちらこちらの店で窓にバツ印がしてあります。
何故なのだろうと不思議に思っていたのですが、かろうじて開いていた店でデザートを食べながら休憩していて、その理由がわかりました。
休憩中、強風で何かが飛んできて、向かいのビルの窓ガラスが割れ、ガラスの雨が降ってきたのです。
バツ印はガラス散乱防止のためのものでした。

どこもかしこも閉まっているので、仕方なく公園で植物観察します。
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あちらこちらで木が倒れているのを見かけました。
(夕方には雨が止んだのですが、その後も強風は続き、大きな枝が風に飛ばされる瞬間や大きな看板が風で落ちてくるのを見て、台風の時に出歩くものではないなと実感しました)


そんな修羅場の中で印象に残った植物は
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丁度花盛りのタイワンモクゲンジ(Koelreuteria henryi Dummer)
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重厚な幹肌と白い花が美しい白千層(メラレウカ・レウカデンドラ Melaleuca leucadendra)です。特に写真の国立台湾師範大学の並木は素晴らしいものでした。

他にも
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モッコウバラのように見える純白のブーゲンビレア

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アーケードを突き破るように生える黒板樹が印象的でした。

翌日は何とか天気が持ち直したので、書籍の入手と故宮博物院の見学はできたのですが、残念ながら植物園の視察ができませんでした。いつかリベンジしたいものです。

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台北に住む従兄が道に迷った時に目印にしているというビル「台北101」。
ドバイのビルが出来るまで世界一の高さだっただけあって天辺が雲に隠れています。従兄も雨の日には目印が見えず道に迷うのだとか(苦笑)
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by coca-z | 2010-10-04 00:00 | 161-170
植物的生活168

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この長く暑い夏が始まる前、植物事務所COCA-Zは依頼を受けて 「秋のクラフト」 の作成を行っていました。

古代に 「一年を4つの季節に分ける考え方」 が中国から輸入されて以来、「四季の移ろい」 は日本文化の中で人気のモチーフですが、時間の限られた出版業界でそのモチーフを提供するのはなかなか大変なことだと実感したお仕事でした。

千数百年にわたって連綿と支持されてきたこのモチーフは日本の生活の隅々まで行きわたっているので、これから先、外国人相手の観光立国として舵をとる際には非常に重要なポイントになるような気がします。
(ひとつの場所で4度おいしい、というところがミソです・笑)



植物事務所COCA-Zがお手伝いさせていただいた 「The Ikenobo(ザ・いけのぼう)10月号」 日本華道社出版 は全国の大型書店にてお買い求めいただけます。
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by coca-z | 2010-09-03 00:00 | 161-170
植物的生活167
先日あるプロジェクトの調査で、国内にある山奥の集落を訪れました。

知人の建築家たちと訪ねたその村はセルフビルド(自主建設)のパラダイスでした!笑
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パッチワークのように様々な素材を使った(元)鶏小屋や、

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真っ青に塗られたアバンギャルドな住宅、

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「風の谷のナウシカ」 に出てきそうな大きな換気扇を持つお宅や、

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絵本の中に紛れ込んだように感じる色彩の家まで、様々に工夫を凝らした家々が立ち並んでいます。

数年前に国立民族博物館で行われ話題となった「きのうよりワクワクしてきた」ブリコラージュ・アート・ナウ 日常の冒険者たち という展覧会がありましたが、その展覧会を地で行っているような場所です。

植物事務所COCA-Zも 「海外でなく、こんなに興味深いブリコラージュの事例が国内にあるのか」 と感心することしきりでした。

プロジェクトの詳細に関しては、またいずれ報告できればと思います。
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ブリコラージュについてはこちらをどうぞ。
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by coca-z | 2010-09-01 00:00 | 161-170
植物的生活166
空や風が少し秋めいてきたとは言え、まだまだ残暑の厳しいこの季節、街の並木の木陰はとてもありがたい存在です。
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まるで京都の嵯峨野のようですが、これはタイのチェンマイで見かけたホテルのアプローチ。
ブロック塀と通路の隙間に植えられたタケがトンネル状になっていて、涼しい風が通り抜けて行きます。


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こちらはシンガポールの中心部、オーチャードの並木道。
背の高いインドシタンの木が気持ちの良い木陰を作りだしていました。

日本でも東京の表参道や大阪の御堂筋など、気持ちの良い並木道がありますが、電柱のように無残に剪定された並木も多く見かけます。

年々暑くなる一方の日本で車社会とアスファルト道路をやめることが出来ないのであれば、せめて道路を覆うような木陰を作ることで、もう少し涼しい夏を過ごすことが出来るのかもしれません。
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by coca-z | 2010-08-30 00:00 | 161-170
植物的生活165
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仕事の合間を見つけては本を読む(読書の合間に仕事をしている?)のが日課ですが、今年は対になるような興味深い本に出会いました。

両書とも、シニカルなスパイスをふんだんにまぶしながらも親しみやすい文章で、『植物になって人間をながめてみると』の著者がイギリスで園芸に右往左往する様子は、まるで自分を見ているようでニタニタと笑ってしまいます。

猛暑の続く日本列島ですが、やがて迎える読書の秋にひとつ読んでみてはいかがでしょうか。「エコ」や「地球にやさしい」という言葉に胡散臭さを感じる人にも、そうでない人にもお勧めしたい本です。



『植物になって人間をながめてみると』 緑ゆうこ著 紀伊国屋書店
『昆虫にとってコンビにとは何か』 高橋敬一著 朝日新聞社



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by coca-z | 2010-08-21 00:00 | 161-170
植物的生活164
植物事務所COCA-Zは食べ物のうち、果物とパン、炊きたての白いお米という植物系食糧が最も好きなのですが、先日美味しそうなグレープフルーツをいただき、早く食べたいと気が焦るあまり(苦笑)今まで使ったことのないグレープフルーツスプーンを使いました。

カトラリーフェチでもある植物事務所COCA-Zの引き出しには様々なスプーンやフォークのコレクションがゴチャゴチャと入っていて、手頃なスプーンを探し出すのが大変だったからです。

そのグレープフルーツスプーンを買ったのはかれこれ5年以上も前なのですが、形のカッコ悪さに一度も使う機会がなかったのもの。
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しかし使ってみてビックリ。
不格好に見えた先の細い部分は果肉の袋にぴったりフィットして美味しい果肉をあますことなく、潰さずに食べることができます。
不細工だと思っていた太い柄も、テコの原理で果肉を持ち上げるのに無理な力がいりません。

普段から様々なカトラリーを使っては「これは形がかっこいいけれど、口当たりが悪すぎる」とか、「日常的に使うものなのに重心のバランスが悪い」などとブツクサ言いながら批評しているのですが(苦笑)、久しぶりに嬉しい驚きでした。

因みに植物事務所COCA-Zはデンマーク人カイ・ボイスンのデザインしたフィッシュフォークやスープスプーン、イギリスのウィリアム・ウェルチのバターナイフを使って食事をすると幸せな気分になります。(笑)
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by coca-z | 2010-07-29 00:00 | 161-170
植物的生活163
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植物事務所COCA-Zは連休中、親族の法事に参加するため四国に出掛けていたのですが、そこで美しい景色に出会いました。
溢れるように咲くカノコユリです。

19世紀から20世紀にかけてヨーロッパに盛んに輸出され、一世を風靡したカノコユリ。道行くお遍路の人たちも、石垣からこぼれ咲く姿に心を慰められることでしょう。
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昨秋、法事でこの地を訪れた時には圧倒的な虫の声に驚きましたが、今回は30年ほど前の幼少期以来見ることのなかったドジョウなどの小動物が復活しているのに吃驚しました。

親族に聞くと農薬の使用が減ったため、カエルなどの小動物、そしてその捕食者であるヘビなども増えているとのこと。
夜には近くの神社からアオバズク(小型のフクロウ)の声も聞こえます。

この神社の社叢のはかつてムササビも住んでいたそうですが、そのうち姿を見せるようになるのかもしれません。
ただムササビが戻ってくるには樹齢の古い高木が必要なので、戦後半世紀以上にわたって自動車で踏みつけられた土を耕し、傷めつけられた神木のクスノキ等の樹勢回復に努めることが必要ではないかと見受けられました。


農業をおこなう別の親族に話を聞くと、この辺りでも野生のシカ、イノシシ、ニホンザルが増えているそうで、特にサルは植えたばかりの野菜苗を遊びで抜いてしまうとのこと。
空中からもやってくるサルの被害にあうと、地面を歩きタケノコしか食べないイノシシが可愛く感じるとのことです・苦笑


鉄砲解禁と近代化による自然破壊が行われる前の江戸時代以前、人々は「シシ垣」と呼ばれる土塁や石垣、堀を築いて畑を囲み、その中で作物を作ったり、寝ずの番を立てて作物の見張りをしたそうですが、フェンスや電気柵に姿を変えて新しい「シシ垣」をつくる時代になっているのかもしれません。

20世紀以降、山に追い払われたシカやイノシシ、サルたちは元々平野部にも住んでいた動物たちです。100年以上の時を経て野生動物が再び身近になっている現代、新しい付き合い方が模索されていくのでしょう。

大阪に戻ってからインターネットを見ていると「この五年ほどイノシシがタケノコを食べつくして、新しい株を再生できないタケが枯れ始めている」という書き込みを見かけました。

タケノコをとるモウソウチクは江戸時代に中国から移入された外来種ですが、中山間の高齢化に伴い、管理の届かないモウソウチクが雑木林等に侵入して生態系を壊すというので全国的に問題になっています。

増えた(もとの数に戻った?)イノシシは意外にモウソウチクの暴走を止める役割を果たすのかもしれません。


参照: 『野生動物問題』 羽山伸一氏著 地人書館
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by coca-z | 2010-07-21 00:00 | 161-170
植物的生活162
アメリカに嫁いだ友人が、里帰りの際にお土産として花の本を買ってきてくれました。
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上下4段に分かれていて、花色の組み合わせをシュミレーションできるようになっています。
裏には植物の特性と性質がイラストとアイコン、短い英語で示されていて、英語があまり得意ではない植物事務所COCA-Zも内容がわかるところがミソです・笑
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組み合わせの中には樹木もあり充実しています。

本の虫である植物事務所COCA-Zにはとても嬉しいお土産でした。Aさんありがとう!
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by coca-z | 2010-07-15 00:00 | 161-170
植物的生活161
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梅雨の合間をぬって今日は飛石打ちです。

図面を引くだけとは違い、重い石を実際に動かすのは大変ですが、大きな彫刻を作っているようで楽しい作業です。
今回は渡り三分に景気七分といったところでしょうか(苦笑)
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by coca-z | 2010-07-10 00:00 | 161-170



植物事務所COCA-Z(コカジ) 植物的生活               註)本ブログに記載されている広告は自動的に挿入されているもので、植物事務所コカジに一切関係はありません。
by coca-z
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