カテゴリ:271-280( 10 )
植物的生活280
連休最終日、一日休みをいただき、友人から誘われていた 「御田植祭」 に参加してきました。

今年のGWは珍しく天候の悪い日が多く、この日も残念ながら雨模様。

最寄駅から新興住宅地を抜けて、友人たちとトボトボ歩いて行くと森の中の細い道の向こうに突然、こんな景色が広がりました。
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手前に広がるのはカイコを育てるためのクワ畑。
どんな場所か予備知識のなかった植物事務所COCA-Zは、思いもかけない風景にいきなりテンションが上がります(苦笑)
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門扉に掛けられているポストは
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竹かごで出来ています。


門扉をくぐると、庭に携わる者にとって魅力的な石積が。
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大小が上手く組み合わされた石積は見ごたえたっぷり。

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その先の坂道には、美しく手入れされた土手と、お茶の木で出来た低生垣。つる野菜を育てると思われる、木と竹で出来た棚も見えます。

ほれぼれする美しさです。


敷地の一番高い場所に神田となる田んぼが一枚あります。
雨のため、神事は急遽屋内で行われることになり、正座して座敷から神田を眺めると、杉林を背景に舞台のようなしつらえ。
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普通田んぼは水を引かなければならないため、法面に接して造られるものですが、この田は周囲の土地より一段高く造られているため、そこでの人の行為や植物の成長が、まるで劇場の役者のように感じられます。

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田んぼの前に鎮座する岩は、この田を造成する時に土の中から立ち現われたものだそうで、そのまま磐座(いわくら) になっています。



その後、参加者が一列になって手で田植えを行いました。(植物事務所COCA-Zも裸足になって参加していたので田植え中の写真はありません)
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(手前から2列目が植物事務所COCA-Zが植えさせてもらったもの。田植えは初体験だったので、記念にパチリ・笑。)

田植えの後の昼食は、この地で有機栽培された野菜たちと、参加されていた大学の先生と生徒さんたちが作ったお料理が食卓に並びます。
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植物事務所COCA-Z的に大注目は、右のタケノコの和え物と、左の皿手前に見える謎の食物。

タケノコの和え物は、ホウレンソウとサンショで色鮮やかな緑色になっているのですが、中に煮たイチゴが混ぜられていて、その甘みが上手い具合にマッチしています。

謎の食べ物の食感は判りやすく言うならば 「トウモロコシの芯」。でも口の中でホロホロ崩れて甘く、とても美味しいのです。
後で主催者側の人に聞いてみると、真ん中の胡麻豆腐を作った時に出た胡麻のカスを使った料理だそう。
胡麻豆腐は学生さんたちが一生懸命ゴマを擂ったと聞いたので、それを有効に利用したものでしょうか。(この日の参加者は50人ほどいたので、料理の用意は大変だったと思います。)
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帰るころには雨も上がり、鯉のぼりが気持ちよさそうにはためきます。

食事の後は自給自足の生活を実践されている当主のお話や、福島で有機農法をやっていたものの放射能を避けて避難されてきた方たち、大学の先生のお話などを伺いました。放射性物質に関しては喧々諤々の論争もありましたが、とても考えさせられる内容でした。
「負の遺産」 については日本に暮らす者にとってこれからもずっと、避けて通れない問題でしょう。


ランドスケープ的にも、生活の方法にしても、大変勉強になるイベントで、とても満足した一日でした。誘ってくれた友人に感謝したいと思います。



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by coca-z | 2012-05-08 00:00 | 271-280
植物的生活279
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チョウジソウと、遅咲きのベロニカ ‘マダムマルシア’ が咲いて、庭の一角に水色の景色が出来ました。

右下に見えるのはミヤマオダマキ、左端に見えるのは庭で20年間こぼれダネによる世代交代を続けている西洋オダマキ。

真ん中には一輪だけミヤコワスレが写っていますが、これは別の場所に一株だけ移植し忘れたもの。
このミヤコワスレは小学生のころ祖母に買ってもらったもので、栽培を始めてもう30年になります。




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by coca-z | 2012-05-01 00:00 | 271-280
植物的生活278
GWの突入と共に夏のような日差し。
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一年を通してパラパラと咲くオステオスペルマムも、今が一番華やかなシーズンです。
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by coca-z | 2012-04-29 00:00 | 271-280
植物的生活277
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植物事務所COCA-Zは植物と並んで、昆虫をはじめとする動物にも大変興味があるのですが、そのふたつを一緒にしたような面白いイラストを描くニューヨーク在住のアーティスト、アスカ・ヒシキさんがニューヨークのセントラルパーク・The Arsenalで個展を開催されます。

開催期間は2012年4月26日~6月6日まで。(月~金の9:00~17:00まで開館・入館料無料)

ニューヨークにお越しの際は是非ご高覧ください。



A Window on Nature: Art of Asuka Hishiki

Location:
The Arsenal (in Central Park)
830 Fifth Avenue, Manhattan
Directions to this location

Location Details:
Arsenal Gallery Third Floor, Arsenal Building

Cost
Free

Event Organizer
Art & Antiquities

Contact Number
(212) 360-8163

Contact Email
jennifer.lantzas@parks.nyc.gov



写真は旅先で出会った昆虫たち。一番上はボルネオのカブトムシ、中と下はタイのアユタヤで出会ったゾウムシ(?)。
日本にもカラフルで美しい昆虫はたくさんいますが、海外で出会う虫は、ことさら印象深いものです。



展覧会の詳細はこちら(地図あります)

アスカ・ヒシキさんのホームページはこちら



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by coca-z | 2012-04-26 03:17 | 271-280
植物的生活276
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ユーフォルビア ‘ブラックバード’ (Euphorbia × martini 'Black Bird' )、黒い葉に黄緑色が綺麗ですが、やはり性質がイマイチわかりません。

花の後、双枝でなく複数に分かれたり、葉っぱだけになったり。。。
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by coca-z | 2012-04-25 00:00 | 271-280
植物的生活275
前回の投稿から2週間。
関西地方は桜も遅咲きの品種を残すのみ。時間の経つのが早すぎて焦ります。。。

この二週間、何をしていたかというと、

結婚式の装花を行ったり
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(会場装花にも、頭飾りにもコケ玉を使用したいとの御希望だったので、頭飾りにはコケ玉を想わせるグリーンのキクやナデシコの品種を使い、テーブルは紅白のキクを使った花手鞠で装花を行いました。頭飾りにコケを使用すると、動くたびにパラパラと降ってくるのを心配してのことです。)



和歌山の住宅で大きな木の植栽を行ったり
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(公園並みに大きな5.0mの木はモクゲンジ。海辺の住宅なので潮風に強いモクゲンジとシダレエンジュを使用しています)
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(モクゲンジはこのような花が咲く木。写真は台湾で見かけた近似種のタイワンモクゲンジです。この物件はまだ足元に低木地被を植えたり、石畳を設置する予定。)



仕入途中で事故にあい、車をぶつけられたり
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京都でクリスマスツリーを植えたり
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宿根草を使ったボーダーガーデンを作ったり
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奈良で打ち合わせの後、数年前に植栽したお宅の様子を見に行ったり
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(下の写真が植栽直後2008年3月のジューンベリー。ずいぶん大きくなったのが判ります)
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(風呂場から見えるように植えたミツバツツジも満開でした。)
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(同じく下が2008年3月植栽直後のミツバツツジ。)
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母校 (京都市立芸術大学環境デザイン学科) で非常勤講師をやることになり、レクチャー用の資料を作ったり
(同じ日に締め切りの仕事が3つもあったので、数年ぶりに一睡もしない完徹でした。。。涙)
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(上の写真はレクチャー用に過去のネガプリントから引っ張り出してきた資料。夜中に白熱灯下でデジタルカメラに落としたので、色彩がヘンですが。。。これは学生時代に友人2人と一カ月に渡って旅したインドの写真)

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(インド最南端の町、カニャークマリの教会。石造りのゴシック建築ですが、外装はオフホワイトのペンキで塗られていて、まるでホワイトチョコレートのような質感。意外ですが、インドは十二使徒の一人が布教をおこなっているため、紀元1世紀に始まる長いキリスト教の歴史があるのです。)
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(こちらはホワイトチョコレート教会の内部。水色のペンキが塗られていて、とても可愛い雰囲気。植物事務所COCA-Zはこの前年に初めてヨーロッパを旅行して、彼の地のゴシック建築を見学しすぎ、その重々しい雰囲気にウンザリしていたので、このカラフルな教会はカルチャーショックでした)

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(学生時代、初めての海外旅行、40日間西ヨーロッパ一周一人旅で見たイタリア・エステ荘のオルガンの噴水。16世紀に作られたもの。日本で言えば室町~戦国時代です。赤丸の中に人が写っているのが判るでしょうか?石造りの重厚で巨大な噴水は、日本でチョロチョロ水が出る程度の噴水しか見たことなかった植物事務所COCA-Zにとって、噴水のイメージを覆すものでした。)

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(右下に日付が入っています。93年の7月1日。当時世界中のガーデナーが詣でたホワイトガーデンのある、イギリスのシシングハースト城。 この庭は20世紀を代表するイギリス庭園のひとつ。 作者の夫婦、ヴィタ・サックヴィル・ウエストとハロルド・ニコルソンはそれぞれ同性の愛人がいながら、夫婦としてもかたい絆で結ばれていたそうで、世間の常識からはみ出した二人の感性が創り上げた庭は、固定概念に囚われず美しい景色を生み出していました。※)

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(今見ると拙さが目立つデザインですが、社会人になってから初めて一人で設計を担当した街区公園。 まだ図面をシャープペンシルで書いていた時代で、パソコンを導入していた上司に手伝ってもらって曲線の多いすべり台の設計を何とか仕上げたもの。 施工費を抑えるため、敷地内の半分を占めていた法面を大きなすべり台としました。 当時、動物の巣について興味を持っていたので、曲線で様々な隙間を造って、いくつもの子供の巣を創るというコンセプトです。 この数年後北海道で、このすべり台を更に洗練させたような事例を発見してショックを受けるのですが。。。苦笑。  この公園では鳥の巣のように、複数の子供が乗って楽しむ特注のブランコなども設置しました。)

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(会社勤めの最後の年に担当した西脇市の農業公園。地元の要望で棚田だった場所を、スイレン池を中心とした公園としたもの。当時、猛勉強して写真に写っている橋や、四阿(あずまや)の設計を構造計算からやったのですが、今ではすっかり忘れてしまいました。。。奥に見える集会場の建築はタトアーキテクツの島田陽氏の設計。)


上記のような写真を沢山引っ張り出してきて、朝までかかって資料作ったのに寝不足で頭が回らず、意味不明のレクチャーになってしまい反省。。。



その他、学生に出した課題の計画地の下見に行ったりとか、
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中国・ハルピンの大規模マンション開発のランドスケープデザインのお仕事を、植栽担当としてお手伝いをしたりとか、
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(これが昨年訪れた現場の様子。広すぎて写真一枚では全景を捉えられません)
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(ハルピンの街の視察の中で訪れた寺院の祭壇。正倉院御物などにもある仮山を、彫刻ではなく実際の植物を使って造ってあります。日本では見かけないので興味深い事例でした。)



その他、宝塚市、神戸市、芦屋市、奈良市、京都市etc...と打ち合わせや現場調査に出掛け、案を作成する日々。




あまりに忙しくて友人に誘われた花見にも参加できず、昨年も海外出張で桜を見ていないのに堪りかね、半日だけ休みをもらって高速を飛ばし、以前お施主様から教えていただいた奈良県は大宇陀にある 「又兵衛桜」 を見に出掛けました。
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樹齢300年と言われる枝垂れ桜。
石垣の上に植えられていて、春風に枝をそよがせる姿は見事なものです。

そして素晴らしかったのは、この桜を取り巻く環境。

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桜を保護するために柵が設けられていて、桜を愛する地元の方の意識が伺えます。

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近くに設置された案内板で見ると、平面図はこんな感じ。
周囲は平成9年から14年にかけて整備が行われたようです。
背景には桃園が造られ、桜の淡いピンクを華やかに盛り上げています。

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桃園の更に後ろは休耕田で、天然(?)の展望台。

前面の河川は護岸を緩やかに設計して、まるで桜を見る劇場のように設えられています。
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その他護岸も石を使ってデザインされています。
欲を言えば、石をもう少しラフで自然な感じに積んであれば更に素晴らしいものになるのでしょうが、現況のデザインでも十分に桜や景観に配慮した姿勢を感じることができます。
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又兵衛桜は石垣の上にあるため、四方どちらから見ても絵になる姿。
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帰路からは暗い杉林を背景に、桜が浮かび上がる景色を楽しむことが出ました。


その他にも景観の邪魔にならない所で、地元の方が地元産の草もちやコンニャクを販売していたり、駐車場が桜から離れた場所に整備されていて、のどかな散歩道を味わいながら桜に近づくアプローチになっていたり。

駐車場からは桜のすぐ近くまでバリアフリーの道が続いているので、子供づれの方が 「ここなら小さな子供をベビーカーに乗せて連れて来れる。」 と嬉しそうに喋っているのを聞きました。

物販は飛ぶように売れていて、地元のお年寄りが家で作った追加の草もちを自転車や三輪バイクに乗せて、嬉しそうに運んでくるのも見かけました。

観光客だけでなく、地元住民や、桜とそれを取り巻く自然環境など、すべてに幸せをもたらす素晴らしい環境デザインが行われた場所と言えるでしょう。

大変勉強になり、無理やり時間を作って出掛けた甲斐がありました。




※ 『園芸世界 2008年5月号』 横山正 著 「庭を造ったひと 訪れたひと」 参照



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by coca-z | 2012-04-23 00:00 | 271-280
植物的生活274
落葉樹の芽が動き出す前に植栽を済ませてしまうためにバタバタと現場に出ていて、サクラを見るのは車からだけなのですが、庭では時を同じくしてユスラウメ (Prunus tomentosa) が咲きだしました。
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(庭と言っても植物事務所COCA-Zの庭ではなく、両親の家の庭なのですが。。。)

このユスラウメは30年ほど前、この地に引っ越してきた時、父の友人から苗木でいただいたもの。

もともとあまり大きくなる木ではないのですが、30年の間に高さは2.0m、横幅は3.0mを超すまでになりました。


引いて見るとこんな感じ。
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一番奥に見えるのがユスラウメです。
梅は 「横斜」 と言って、枝が横や斜めに伸びているのが美しいとされますが、このユスラウメも家の建て替え以前、狭い場所に植えられていたため枝が横や斜めに伸び、面白い樹形をしているのが自慢です・笑 (移植時に大きく枝を落とさなければならなかったので、以前より枝数が少ないのが残念。)


この庭は建て替えに合わせて、植物事務所COCA-Zが仕事として二年ほど前、リフォームさせてもらったのですが、以前はこんな感じでした。
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駐車場を二台分確保するために門扉を撤去して、門柱右側と石積や生垣、主木だったオウゴンヒヨクヒバ=イトヒバ (右端に写る黄緑の枝垂れ性の針葉樹) を残して活用しています。
(このオウゴンヒヨクヒバは植物事務所COCA-Zが小学生の時から自分で剪定していたので、思い入れのある木なのです)
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造園工事前の様子。



新しい庭では、駐車場奥に植物事務所COCA-Zがツバキと並んで好きなフジを鉢植えにしているのですが(誰の庭だという話です・苦笑)、
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そちらにも蕾が見えてきました。
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しかしフジはまだ植えて2年。目指す樹形にはなっていません。
目指すイメージはこんな感じ。↓



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まだまだ先は長そうです・苦笑



このフジの盆栽は奈良の 「盆藤展」で見たもの。

人と比べるとその大きさと立派さがわかります。
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奈良セミナーハウスで行われるこの展覧会は沢山の種類の藤の盆栽が集められていて大変素晴らしいもの。一見の価値があります。
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入口のディスプレイからして、草月流の生け花を想わせる、凝ったしつらえです。
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今年も2012年4月18日(水)~2012年5月3日(木) の期間で行われるよう。

是非、多くの方にフジの素晴らしさを堪能していただきたいと思います。



「盆藤展」の案内はこちら

フジの季節に奈良を訪れるなら、奈良公園でこんな場所も探してみてください。



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by coca-z | 2012-04-08 00:00 | 271-280
植物的生活273
茅葺職人、茅葺屋の塩澤実さんから 「笹葺き現場の見学会」 の御連絡がありました。




「笹で葺かれる茅葺き屋根」 見学会のお知らせ

金沢の奥座敷、湯涌温泉に金沢市が整備を進める屋外ミュージアム、江戸村にて、旧園田家移築修理工事の現場見学会を行います。
《期日》
2012年4月7日(土)
13:30〜16:00(予定)
《会場》
金沢湯涌江戸村
《詳細》
http://www.kanazawa-museum.jp/edomura/event/pdf/sonoda.pdf

旧園田家は、江戸時代中期に金沢市二俣町に建てられた紙漉農家で、重要有形 民俗文化財に指定されています。
茅葺きの屋根には笹(チシマザサ)で葺かれた部分と、ススキで葺かれた部分があり、今回笹葺き部分の見学などを行います。

見学会と銘打ってはいますが、実際に笹に触れたり、現場の職人さんと交流する場も、たっぷり用意させてもらう予定です。

笹はかつて日本海側で広く茅葺き屋根の葺き材として使われていながら、それで葺かれた屋根は今やわずかに丹後と能登に遺るのみとなっており、笹屋根葺きの作業を観られるのは貴重な機会です。

《内容》
・丹後村おこし開発チーム所属学生有志によるプレゼンテーション
・笹葺き作業現場の見学(職人による解説)
・笹葺き体験(縄結び、差し笹作り等)
・茅葺き職人との懇談会
※丹後村おこし開発チームは、立命館大学経営学部の学生による団体です。 京都府宮津市の上世屋地区を拠点に、地域の活性化を目指した活動をしており、 笹葺き民家の再生や活用などのプロジェクトを行っています。今回はメンバーから有志が個人で参加してくれる予定。




世界中どこでも、その土地にあった素材で住居が造られることが多いものですが、植物事務所COCA-Zが見て印象的だったのは木の葉で葺いた屋根。
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タイのチェンマイで見かけたものです。

アップしてみるとこんなかんじ。
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30~40センチもある大きな葉を、一枚一枚折って止められていて、なかなか丁寧な造り。

流石は手先の器用なタイの仕事です。



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by coca-z | 2012-04-03 00:34 | 271-280
植物的生活272
植物の性質を知るため、気になるものをピックアップして実験植栽を行っているのですが、植えて一年半にもなるのにイマイチ性質をつかみかねる植物があります。
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ユーフォルビア ‘ブラックバード’ (Euphorbia × martini 'Black Bird' )。
比較的新しい交配品種だそうです。

上の写真は現在の様子。


一昨年の秋に購入して、去年の今頃には下のような花を咲かせていました。
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黄色い花の下には、ふたつの蕾のような花芽があります。
この花芽が伸びては花を咲かせ、また二つに分かれては花を咲かせていきます。
四月の下旬には黄緑色に変わりました。葉っぱは黒っぽくてコントラストが素敵です。
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その後、また色が変わり始め
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枝別れを繰り返しながら、6月下旬には下のような色に。
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8月にはついに黒く変身し、下葉は一枚も無くなってしまいました。
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葉っぱも無くなったし、蒸し暑さに弱いと聞くので、このまま枯れてしまうのかなぁ、と思いながらも観察を続けていると、10月になっても
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枯れる気配はありません。



10月下旬にはタネができたので、
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いよいよか最後かと思いきや


横にあるフウチソウが枯れる12月になっても
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シルバータイムが紅葉する2月になっても
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全然元気で、この春を迎えました。

新芽は全く無く、下葉は一枚もないのに、また花を咲かせて大丈夫なんだろうか?いったいどこまで枝別れしていくのだろうか?と謎は深まるばかりです。

今後も観察を続けていきたいと思います。



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by coca-z | 2012-04-02 00:00 | 271-280
植物的生活271
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今日は天候が悪く、現場には日曜日に入ることになったため、急遽尼崎市で行われている「春の椿展」に行ってきました。

いつもツバキのことを色々教えていただいているコーベ・カメリアソサエティ会長の岸川氏が、年齢を考えて膨大なツバキのコレクションを人に譲ることになり、御本人が出品するのは今年最後とする、との御連絡をいただいたからです。

植物事務所COCA-Zは昨年シンガポールでの作品制作のため日本におらず、ツバキの季節を逃してしまったので二年ぶりの展覧会。
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やはり久しぶりに沢山のツバキを見ると魅了されます。
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写真では大きさが判りづらいのですが、街中で見るようなツバキと全然大きさが違います。


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写真としては美しくないですが、手を入れて大きさが判るよう撮影してみました。
(写真映えしない手で恐縮です・恥)

大きさを御想像いただけるでしょうか?
左の白い花はモクレンのようにも見えます。

大輪のアメリカフヨウのように、花もただ大きいだけでは下品な感じがするだけですが、ツバキはその花びらの質感のせいでしょうか、とてもふくよかで上品な華々しさがあります。

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こちらの花などは大きさも花型も、まるでシャクヤクのよう。

地上に咲く宿根草のシャクヤクとは違い、このような花が高い位置で立体的に咲いている空間を想像すると、なんだか不思議な気さえしてきます。

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会場には岸川氏と西村氏の育てた多種のツバキをはじめ、会員の方が丹精こめて咲かせた花や、ツバキの実などを使った工芸品などが並べられています。(上の写真は ‘ヌチオズジェム’ )
植物事務所COCA-Zが拝見していた時には、わざわざ島根の出雲から、見事な洋種ツバキを持って来られた方もいらっしゃいました。



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シックな赤の ‘ロイヤルベルベッド’
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黒が印象的な ‘ナイトライダー’
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ほんのりと黄色がかった ‘レモンドロップ’ など、様々な色と形のツバキを楽しむことが出来ます。

展覧会は明日まで。

お時間のある方は是非ご高覧ください。



月 日: 3月31日~4月1日(土・日)
      午前10時~午後4時

会 場: 尼崎市中央公園パークセンター緑の相談所
      (阪神尼崎駅前) 
     住所 尼崎市神田中通1-4
     TEL  06-6411-8714
    
交 通 :  尼崎市中央公園パークセンター緑の相談所は阪神電車尼崎 駅を北側に出て、道を隔てたすぐのところです。



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by coca-z | 2012-03-31 23:13 | 271-280



植物事務所COCA-Z(コカジ) 植物的生活               註)本ブログに記載されている広告は自動的に挿入されているもので、植物事務所コカジに一切関係はありません。
by coca-z
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