カテゴリ:361-370( 10 )
植物的生活370
昨年、庭で病気が発生し、長年育てたシャクヤクやボタンが枯れてしまったので(涙)、春先に苗を求めていたヤマシャクヤク。窓辺で花が開きました。
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白い花弁の奥にチラリと見える紅いシベが魅惑的。

ゆっくり楽しむことが出来るよう、室内の窓辺で管理しているので、昨晩の嵐で花が散ることもありませんでした。

しかし、元々は森に生える植物、乾燥した室内で管理するのは工夫が必要です。
光を通す薄紙で巻いて湿度を保つよう霧吹きを小まめにかけたり、蕾が見えてからは水やりを多くして水切れを防いだり。

こちらのサイト  には、雨が上がった朝、水分をたっぷり含んだ蕾が開くと、とても伸び伸びと美しく咲く、と言うツバキの話が出てきますし、大輪アサガオの世界では、花を大きく咲かせるために開花数日前から 「水草のように」 大量に潅水する方法が伝えられていますが、水と開花の関係はヤマシャクヤクにも適応するようです。


以前出張で出掛けた中国の湖北省・神農架にて見かけた野生のヤマシャクヤクは、こんな場所に生えていました。
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早朝だったので、薄暗い林床に白い蕾が目立ちます。
目に入った時、思わず 「プラスチックのゴミかな?」 と勘違いしてしまったほど(苦笑) 周囲の環境から浮かび上がった存在。
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こちらは近年造成された法面に根茎が生き残っていたのでしょう、荒れ地のような場所に花を咲かせていました。
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直射日光のせいか、葉に赤味が強い個体です。


森の中に生えていたヤマシャクヤクの近くにはこんな植物も。
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おそらく中国語で七叶一枝花と呼ばれるParis polyphylla、もしくはその仲間ではないかと思います。
叶は日本語の 「叶う」 ではなく、「葉」 の簡体字なので、「7枚の葉にひとつの花」 といった意味でしょうか。日本のクルマバツクバネソウの仲間です。

周囲には他にもこんな花たちが咲いていました。
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ラショウモンカズラ (Meehania urticifolia) に近い植物だと思うのですが、正確な名は不明。
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ニリンソウ(Anemone flaccida) の仲間のようですが、ピンク色が入って愛らしい雰囲気。





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by coca-z | 2013-04-08 00:00 | 361-370
植物的生活369
姫路での打ち合わせの帰り、20年に一度行われる 「三ツ山大祭」  を見学してきました。
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すごいインパクト。

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松が横にも刺さっているのは自然の山をイメージしたものでしょうか? それとも門松のような 「依り代」 が置山の巨大化によって、横にも付けられるようになったものでしょうか?

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白いムカデもいます。ムカデは戦国武将の紋などにも使われますが、色が白なのは白蛇などと同じく神様の使いか何かなのでしょうか?

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謎だらけの置山、大きさは、ほぼ建築。すごい異物感です。





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by coca-z | 2013-04-05 00:00 | 361-370
植物的生活368
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夜桜 ならぬ 夜木蓮。

現場帰りの路上にて。見事。





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by coca-z | 2013-03-31 00:00 | 361-370
植物的生活367
週末は京都の町屋の坪庭の追加植栽。

3年前に一度工事に入らせていただいた物件です。

こちらが3年前の様子。
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改装時に出た石や瓦を利用したいとの御意向でした。
それで植物事務所COCA-Zが御提案したのがこのような内容。
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石材等の設置工事はお施主様御自身でされるとのことで、植物事務所COCA-Zはモミジを一本植えるのをお手伝いさせてもらいました。
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(2010年6月12日撮影)



そして今年、お施主様から低木や地被を自分で植えてみたけれど、なかなか上手くいかないとの御相談を受けて、打ち合わせに伺った時にはこんな雰囲気に。
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再利用品の石材や瓦だけでなく、あちこちから集めた素材を使って庭らしくなっています。
瓦を土に埋め込むのがとても大変だったそう。

モミジも茂り、日陰の部分が多くなっていたので、そういった環境に強い樹種を選んで植栽させていただきました。
モミジは落葉樹なので、冬場の緑を確保できるよう、常緑を主体に構成してあります。
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セルフビルドで造った庭は、お施主様も愛着が湧くようで、維持管理にも愛情を感じます。

時期的にモミジの剪定が出来なかったので、今後どの枝を切るのが良いかアドヴァイスさせていただきました。
庭が成熟していく時間が楽しみです。






帰り道、去年から気になっていた早咲きのサクラが丁度満開だったので写真を撮るため、車から降りて視察。
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この並木は数年前に開通した高速道路(第二京阪)に沿って新しく植えられたもの。

今年の東京や福岡ではソメイヨシノが既に満開だそうですが、大阪や京都ではまだこれから、といった雰囲気です。

ここに植えられているのは ‘陽光(ようこう)’ と思われる早咲きのサクラで、ソメイヨシノより早く、濃い色の花を咲かせます。



下の写真の場所はサクラの足元にジンチョウゲの花が咲いていて、視覚的にも嗅覚的にも春を感じる景色です。
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ジンチョウゲは強烈な日差しに弱いのであまり道路の植栽帯には使用されませんが、この場所は周囲のビルと高速道路で強い日差しが避けられるからでしょう、結構綺麗に育っていました。

しかし並木の背景にはこんな所も。
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看板や強烈な色の建物のおかげでサクラが綺麗に見えません。。。






こちらのサクラの背景にあるのはベーカリーレストラン・サンマルクさん。
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サンマルクさんの店舗はいずれも三角屋根に植栽帯が余裕を持って設けられていて、看板は派手じゃないのに、車を運転していてもすぐに認識できます。
このように建築と植栽のイメージを統一して、店舗サイン計画を展開しているチェーン店は珍しいのではないでしょうか。

街並みにも寄与していて、店内からの眺めも緑が多く、とても良い関係に思えます。


しかし、このサクラ並木は車から見ることを前提に計画されているようで、歩道側から見るとこんな感じ。
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全然サクラを楽しむことが出来ません。。。

もうこれ以上高速道路はいらないので、歩いて気持ちが良い道をもっと整備してほしいです。。。




今回、サクラ ‘陽光(ようこう)’ について検索していたら、こんなサイトに行きあたりました。

 日本さくら交流協会 

サクラ ‘陽光(ようこう)’ は植物事務所COCA-Zが会社勤めの時代から気になっていたサクラですが、こんな反戦のエピソードを持つサクラとは知りませんでした。




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by coca-z | 2013-03-25 00:00 | 361-370
植物的生活366
今日は西宮で移植のお仕事。

車で夙川を通りかかると、すでにソメイヨシノがチラホラ咲き。
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今年は春が早く来すぎて困ります。。。(施工予定上)

現場近くで見つけたマンホールの蓋。
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甲子園と並んで、夙川の桜は西宮のシンボルのようです。
一番上の絵柄は酒蔵でしょうか?




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by coca-z | 2013-03-20 23:59 | 361-370
植物的生活365
打ち合わせの道すがら。

苔の擁壁 at 吹田
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柔らかいフォルムの生垣(ウバメガシ)と相まっていいかんじ。



優しい色合いの石積 at 姫路
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可愛い間詰め石 at 姫路
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by coca-z | 2013-03-19 00:00 | 361-370
植物的生活364
仕事にて初の小豆島(日帰り)。
始発に乗るため、朝は3時半起床。
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by coca-z | 2013-03-16 00:00 | 361-370
植物的生活363
今年始めに依頼があって、旧暦の二十四節気七十二候に因んだ花をいけることになりました。(いつまで続くかは不明なのですが・・・)
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こちらは 「雨水」 の花。なごり雪のイメージです。
絵を描いているのは芦澤竜一設計事務所さんにポルトガルからインターンで来ているアレクサンドレ氏。仕事が忙しいようで、花と絵がずれていますが、絵は 「立春」 の次候 「黄鶯睍睆(うぐいすなく)」 です。
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これは 「大寒」 の初侯 「款冬華(ふきのはなさく)」。
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絵はセンスがあってとても素晴らしいのですが、彼は書にも挑戦していて、こちらは立春の様子。
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ブルーノ・ムナーリが書く漢字などを見てもそうですが、日本人が書くよりも象形文字に見えて新鮮です。
「春」 の滲みなどは、ウメの蕾のようにも見えてきます。


このプロジェクトの打ち合わせを兼ねてのビジネスランチで、「ポルトガルのお勧め建築家は誰ですか?」 という質問をしたところ、教えてもらったのがPaulo David (パウロ・ダヴィッド)氏。
丁度、芦澤竜一事務所さんに彼が特集された雑誌があり、写真を見ながら解説を聞くと、確かに興味深い建築家です。
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これは美術館だそうですが、岩だらけの島にある建物のため、潮風に耐えて島の岩場に生える植生をモチーフにデザインされた屋上庭園があります。

この美術館の参照サイトはこちら1   2   

最近巷では 「緑いっぱい」 な屋上庭園ばかりがもてはやされますが、このように風土を意識させる設計態度は見習いたいものです。デザインの納め方もカッコイイ。

こちらは現地の自然を見せる観光施設の建物。
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屋上に池が設けられていて、それが水鏡となり、周囲の谷を写しこむのだそう。
通路に沿って小さな水路が設けられているのですが、それはこの地域の伝統的な灌漑施設を模したものとのこと。
昨年話題となったノルウェーの自然観光を促進する施設群 などもかなり魅力的ですが、日本でも維持管理の出来なくなるような高速道路を造るのでなく、このような展開をしたらいいのに、と思ったりします。
現地を日本語で取材した記事はこちら



こちらはPaulo David設計のプール。
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階段のトンネルを抜けると海辺に広がっているそうで、こんなにカッコイイのにホテルではなく、公共プールだそう。

海側は階段状になっていて、視覚的に海に繋がっています。

よりプールの全体像を見やすいサイトはこちら


Paulo Davidの本は世界でもまだこの雑誌一冊しかないそうですが、売り切れのため手に入りません。。。涙

昨年アルヴァ・アアルト賞を受賞したようなので、今後世界的に有名になるでしょうから、作品集の出版も期待したいものです。

というか、ポルトガルに行って実物を見たい!

また行きたい場所が増えました・笑




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by coca-z | 2013-03-09 00:00 | 361-370
植物的生活362
移動中の春の風景。
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これから先、人口が減って空地が増えても、こんな雰囲気ならホッコリしそう。
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by coca-z | 2013-03-07 00:00 | 361-370
植物的生活361
相変わらずバタバタしていて、あちらこちらから仕事の催促があって申し訳ない気持ちです・・・。



庭のスノードロップ、一昨年の秋にホームセンターで買った5球を植えただけなのに、こんなに増えました。
子どもの頃育てた時に、一年目の花を見た後、枯らしてしまった経験があるので、こんなに増えるとは予想外。(写真のフレームの外にも生えています。)

買った球根は実生で増やしたものなのか、個性が色々で面白いです。
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花期も色々で一番最初に咲いた赤丸の花は終わっていますし、まだ蕾の株も。

背丈もそれぞれ違っていて、一番大きなものと小さなものでは倍ほどの差があります。

花の形も細い花弁で広がるタイプから、ふくよかなイメージのものまで。

こういった個性を見分けて撰別していくと新しい品種が生まれるのでしょう。
(薄い黄色の花は早咲きのクロッカス)






最近は旧暦に関わる企画を頼まれていて、「もりのかけら」 15集も旧暦の立春に送ることに。

今回はツバキです。様々な品種を用意しました。
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添付した文章はこんな感じ。

- ツバキは万葉集にも詠まれていますが、古くから日本人に親しまれ、江戸時代初期には徳川家康・秀忠・家光の三代将軍や、後水尾天皇などをはじめとする、公家や武家の間で大ブームを巻き起こした花。
19世紀から20世紀には欧米で品種改良が進み、大輪で艶やかな品種群が次々と産み出され、世界的なブームとなりました。

木偏に春と書いて椿(ツバキ)。
立春は寒極まって春に転ずる季節と言いますが、膨らむ蕾とともに春の訪れを感じてみてください。-


丁度いい大きさの箱が見つからなかったので、パッケージ自体を工夫することにしました。
苗を紙でくるんで大きなボール紙で巻きこみます。
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添付するのは芦澤竜一さん 直筆の 「立春」 の書。
ボール紙に直接書くことを御提案したのですが、書は保存してもらいたいとのことで、別紙となりました。
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ボール紙をクルクル巻いて出来あがり。
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元ネタはこちら。数年前に、植物事務所COCA-Zがファンの、とあるイラストレーターの個展(東京開催)に郵送した花束です。
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この時はボール紙に直接メッセージを書いて、パッケージ自体がメッセージカードとなるようにしました。
ひも解くと花が飛び出します。イメージは花の絵巻物。




註:現在諸事情のため、花束やアレンジメントの作成業務は行っていません。



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by coca-z | 2013-03-01 00:00 | 361-370



植物事務所COCA-Z(コカジ) 植物的生活               註)本ブログに記載されている広告は自動的に挿入されているもので、植物事務所コカジに一切関係はありません。
by coca-z
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