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植物的生活530
今年の中秋の名月はいつもより早くて、関西の平野部ではススキの穂をほとんど見かけませんでしたが、先週の出張で訪れた広島の山間部は標高が高いだけあって、沢山のススキの穂が見られました。
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ススキの穂は赤いのや白いのなど、色々個体差があって、海外では品種化されています。
この辺りは赤いものがほとんど。


あちこち見てまわっていると、広島で絶滅危惧Ⅰ種に指定されている野生のフジバカマが咲き乱れている場所を発見。
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奈良では絶滅、大阪や京都でも同じく絶滅危惧Ⅰ種に指定されていて、本当に少しだけ咲いているのしか見たことがないので、咲き乱れているのは初めて見ました。
(追記:こちらはフジバカマでなく、ヒヨドリバナとのことでした。ヒヨドリバナにもピンクの花ってあるんだな・・・。知らなかった。それともサワヒヨドリなんでしょうか?でも生育地は湿地じゃなかったなぁ。。。)

周囲にはこんな花も。
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マツムシソウです。
小学生のころタネから育てたことがあり、懐かしい花。
花屋ではスカビオサと呼ばれる白や濃い色の西洋マツムシソウしか見かけないので、この優しい藤色はとても魅力があります。

マツムシソウに魅かれるのは植物事務所COCA-Zだけではない様で、こんな虫が。
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身体が青い金属色で初めて見る虫。気になり調べてみたらヤホシホソマダラのようです。

野生のカワラナデシコや
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ツルリンドウも秋の花らしくて綺麗。
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こちらは栽培したものですが、はじめてヒゴタイを見ました。
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外国産のルリタマアザミはよく切り花で見かけますが、こちらは日本に自生する植物。
ヒゴタイと言えば、熊本・阿蘇の花といったイメージでしたが、広島にも少数ながら自生しているそう。
(ヒゴタイも広島で絶滅危惧Ⅰ種に指定されています。)


これららは草原に生える植物たち。
最近の研究では、雑木林に生える植物と同じく草原の植物も、人の手で維持されてきた環境に氷河期の植物が逃げ込んだと考えられているそうで、とても貴重な存在です。

100年前の日本では、国土の13%が草原だったそうですが、現在ではそのほとんどが森になってしまい (草刈りや野焼きを止めたため)、草原は国土の1%しか残っていないそう。
キキョウをはじめとする草原の動植物が絶滅危惧種になるのも納得。

今後もこれらの植物が生き残っていくためには、継続した人の手助けが必至のようです。



※『日本列島草原1万年の旅 草地と日本人』 
須賀丈・岡本透・丑丸淳史氏著 築地書館発行 参照



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by coca-z | 2014-09-16 00:00 | 521-530
植物的生活529
インドの写真は久しぶりに引っ張り出してきたので、懐かしく眺めていたら、カーンチープラム (Kanchipuram) のエーカンバレシュワラ (Ekambareshwara) 寺院のマンゴー の古木の写真が出てきました。
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解説には樹齢が3500年とあり、当時から 「本当かな?」 と思っていたので今回インターネットで検索したら、2005年に枯れてしまったそうです・・・ショック。。。
(枯れた年についてはこちらのサイト参照。しかし、遺跡に乗るのはどうかと思います・・・。20年前も同じ場所でインド人数人が上に乗って記念写真を撮っているのを見ましたが。。。)


ネットで検索しても枯れる前の小さく弱っている写真しか見つからないので、20年前の大きく枝を広げたこのマンゴーの巨木写真は貴重なのかもしれません。
プリントされたものなら、探せば世界中にパラパラとあると思うのですが・・・。

しかし、マンゴーって本当にこれほど長寿な木なんでしょうか?





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by coca-z | 2014-09-08 00:00 | 521-530
植物的生活528
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現場がずっと続いて、結構ヘトヘトになっていた昨日、運転中のラジオから 「関西国際空港が開港20周年を迎えました。」 というニュースが聴こえました。

大学時代の夏休み、まだ関空が開港前だったので別の空港からインドへ飛び立ち、一カ月後、開港したばかりの関空で、記念に同行の友人たちと検疫を受けたら指定伝染病の検査で引っ掛かり、強制入院させられたことを思い出しました。

もう20年も前のことなんだなぁ。。。
(当時は 「男子大学生、インドから帰国後○○発病で入院」 と新聞にも書かれる始末・・・苦笑)
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(1994.09.カーンチープラム ヴァラダラージャ寺院の入り口のハヌマーン像)



旅先で出会ったこの子たちも、きっといい大人になってるだろうなぁ。
(1994.09.カニャークマリの子どもたち)
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この美少年も奥に写るキャラの濃いおじさんみたいになってたりして・苦笑
(1994.09.マドラス カーパリシュワラー寺院で 修行する少年僧)
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友人と3人、かなり濃いインド体験を一カ月も味わったので、帰ってきた時
「もう暫くインドに行かなくてもいいかな・・・。」
と思ったまま、20年も経ってしまいました。

もうそろそろ再訪しても面白いかもしれません。
素焼きの器に注がれる甘いチャイをまた飲みたいです。

でもインドに行くのなら、スリランカにバワ兄弟の庭と建築を見に行きたい!!!笑




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by coca-z | 2014-09-06 00:00 | 521-530
植物的生活527
先日お誘いを受けて、琵琶湖のエコトーンを学ぶツアーに参加してきました。(時間をつくるため前日、ほぼ徹夜をしてしまうハメに・・・汗)

奥琵琶湖を中心に、琵琶湖の自然環境や集落、琵琶湖に関連した工場やアトリエを巡る旅。

写真家、建築家、建築学科の大学生、自然環境調査の専門家、ランドスケープアーキテクトなど、様々な人たちで構成されたメンバーで大変勉強になりました。
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西浅井町菅浦の集落。石積みがずっと続きます。

かつては船でしか行くことが出来なかった集落です。

現在は道路が繋がっています。
湖に面した左側の道路は緊急車両を通すために作られた道路だそう。
かつては真ん中の段差部分(石積み)が湖の護岸だったようです。

新しい道路の護岸には消波ブロック(?)が設置され、不思議な水音が楽しめます。

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湖北町尾上(おのえ)の湖岸。


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守山で、琵琶湖在来種による植栽プロジェクトの説明を聞く学生たち。

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現在では、ほとんど残されていない自然度の高い砂浜湖岸。


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琵琶湖を見降ろす棚田。

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高島市の護岸。階段を下ると・・・
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花崗岩を主として、さまざまな岩が混じっているのでカラフルで、まるで江戸時代初期の庭園のよう。
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周囲はお城の石積みの様な大岩を組んだ立派な護岸。さすがは古くから石積技術で知られる近江です。
ここは 「高島市マキノ町海津・西浜・知内の水辺景観」 として国の重要文化的景観に指定されているそう。
先述の西浅井町菅浦とは地質が違うようで、石や砂の色もベージュ色の花崗岩。とても明るい雰囲気の景観でした。

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湖北町沖合に見えるマツの木立。
水に浸かってまるで南洋のマングローブのよう。この日は普段より30センチほど水位が高かったのですが、こんな環境で育つとは。。。
別の場所では、根が水に浸かって育つアキニレの大木も見ました。

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こちらは以前、フィンランドの北極圏で見かけた、湿地の水に浸かりながら育つヨーロッパアカマツと思われるマツ。
この時も 「こんな水に浸かって生育するとは。。。」 と驚きました。

冬が長く、生育できる期間が短いので、この大きさでもかなりの樹齢でしょう。
まるで盆栽のようで、時間が凝縮した心を打たれる姿です。





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by coca-z | 2014-08-28 00:00 | 521-530
植物的生活526
トウテイランが咲きだしました。
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これも故・荒木芳邦氏からいただいた植物のひとつ。
この家にやって来て、もう20年以上になります。





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by coca-z | 2014-08-21 00:00 | 521-530
植物的生活525
お盆の真っただ中、仕事で出掛けた広島の高原で見かけたアジサイの花。
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関西の平野部ではすっかり干からびた様になっているアジサイですが、涼しさのせいかとても美しい状態。
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いまだに蕾があがってきている株もあります。

‘エンドレスサマー’ のように夏でも咲き続ける品種かとも思いましたが、そうでもなさそう。
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こんな時期にこれだけ綺麗な状態であれば、梅雨の花というより、夏の花といったイメージ。

ヨーロッパの涼しい気候では夏中、花が綺麗な状態で秋まで観賞できますが、向こうはアルカリ性の土地が多いのでアジサイの花色は、ほとんどピンクやワインレッド。

こんな青や紫のアジサイが夏も楽しめるのは、日本の高原ならではでしょう。





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by coca-z | 2014-08-20 00:00 | 521-530
植物的生活524
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昨日は芦屋でお手入れと一部リフォーム、
今日は和歌山で台風の後始末とお手入れ、
明日は午前中宇治で打ち合わせの後、広島に現場調査。
なかなかハードスケジュール。

仕事のため、夜に移動していると、道端で秋の虫が鳴いているのが聴こえるようになりました。

ここ数日で徐々にその種類が増えています。

昨今の日本の夏は暑すぎるので、気持ちの良い秋が近づいているのが嬉しい!
夏よ早く去れ!w



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by coca-z | 2014-08-13 00:00 | 521-530
植物的生活523
先日、用事があって京都府立植物園に行ってきました。

朝早く訪れたので、午前中に咲く花が綺麗。
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ハスの花は何度見ても夢っぽいイメージ。
屋上のハスは忙しくて植替えが出来なかったので、今年は花が咲きませんでした。


夜間に咲いて昼ごろには落花するというアフリカバオバブ (Adansonia digitata) の花もユニーク。
バオバブ開花中の早朝は、温室を一部のみ無料で観覧できるようです。(植物園入園料は必要)
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昨秋に見たグンネラも随分ノビノビと成長していました。
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(この春、仕事で時間が取れず、エキウム・ウィルドプレッティの季節に訪園出来なかったのが無念。。。)



ここ数年、京都府立植物園ではあちらこちらがリニューアル工事されていて、昨秋来た時に大きな木を何本も伐採していた場所は何が出来るのだろう?と思っていたら、中国の植物を集めた新しいコーナーが出来ていました。
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そこに植わっていたミケリア・フォヴェオラータ (Michelia foveolata)
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ミケリアの仲間は好きなので、どんな花が咲くのかな、とググってみたら、新芽が美しい金色の植物とのこと。

新芽のシーズンに見てみたい。

新芽の色が美しい植物と言えば、この春に徳島の阿南・椿自然園で見たホンコンツバキ (Camellia hongkongensis) がとても印象的でした。
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新芽が美しい紫色なのです。ツヤのある質感で、蝋細工のよう。
園主に聞くと、もっと水色っぽい色になることもあるとか。
思わず苗を購入してしまったので(苦笑)、来春が楽しみです。


何か特定の植物を好きになると、植物自体だけでなく、そのグッツも収集してしまう人が多いですが、こちらの園主もその一人。

建物のロビーにはツバキの花を想わせる照明器具が。
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尋ねてみると、竣工当時のオリジナルのものだそう。
ミッドセンチュリーの雰囲気でとてもいい感じです。

レストランで昼食をとると、爪楊枝入れもツバキの形でした。
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爪楊枝がオシベに見えるようデザインされたもの。
インタラクティブな感じで、心憎いデザインです。





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by coca-z | 2014-08-11 00:00 | 521-530
植物的生活522
台風の雨が降り出すギリギリまで作業。
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春植えた裏庭の芝生が美しい。

建築の設計はL.D.HOMES®(株式会社 ラブデザインホームズさんです。




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by coca-z | 2014-08-09 00:00 | 521-530
植物的生活521
先月、四国出張のついでに見学した高松の玉藻公園。

庭園全体の雰囲気は大味でイマイチでしたが、ソテツの中庭が新芽シーズンということもあって素晴らしい雰囲気でした。
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大きなものは屋根を越す高さ。葉っぱに勢いがあって、恐竜でも出てきそう・笑

大広間の窓から見ても一面のソテツです。
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こういった空間を見ると、派手好きな戦国時代の大名たちが、ソテツを好んだのが解かる気がします。(玉藻公園の建物は大正時代の再建です。)

同じ高松市内の栗林公園にもソテツの林があるのですが、
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玉藻公園の中庭のソテツと違って背景が一般的な樹木な上、視点場が遠くて、あまり迫力ある景色になっていません。


しかし、庭園のレベルの差は歴然。栗林公園の南庭のレベルはとてつもなく高いのです。

特に掬月亭 (きくげつてい) と呼ばれる建物の周辺のしつらえは素晴らしい。

こちらはその掬月亭付近に植えられた五葉松 (Pinus parviflora) の大木。
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(船より撮影)

180年前に盆栽を庭に植えたものだそうですが、その周囲は砂利が敷き詰められていて、和製グラベルガーデン (gravel garden=砂利の庭) といった面持ちで、ドライな雰囲気が見事です。
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竹の柵は昔からあったものなのでしょうか?無いほうが広々として、砂利に浮かぶ建物が引き立つように思えます。

砂利の庭から水際の州浜 (すはま)、水面に至るシークエンス(連続性)の処理は文句のつけようもありません。
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使い方が難しい奇岩の大岩も、手水鉢周辺の石組としてソツ無くこなしています。
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しかし、更に遠景を見ると・・・
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庭を台無しにするものがふたつ。
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ミシュランのガイドブックで最高ランクの星がつく庭園なのに、なんとかならないものなんでしょうか。。。




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by coca-z | 2014-08-06 00:00 | 521-530



植物事務所COCA-Z(コカジ) 植物的生活               註)本ブログに記載されている広告は自動的に挿入されているもので、植物事務所コカジに一切関係はありません。
by coca-z
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