カテゴリ:611-620( 10 )
植物的生活620
暑い。。。

早く夏が終わらないかなぁ。だいぶ日暮れは早くなってきましたが、暑さまだまだ続きそう。。。
暑すぎる日本の夏にはもうウンザリ・・・

せめて涼しそうな花の写真を。
b0160123_12285699.jpg
b0160123_12285564.jpg
2014年の京都府立植物園の朝顔展。明治期に考案された京都の伝統的な朝顔の仕立て方、「数咲きづくり」 の朝顔が見事です。

一番上の棚に並ぶのは、同じく明治期に大阪で発案された 「行燈(あんどん)づくり」。
現在では小学生の理科の授業で取り上げられて、全国的に有名な仕立て方になりました。(本来の行燈づくりは蔓の巻き方とか、使用する植木鉢、花を咲かせる位置まで決まっている厳格なもので、小学生にはちょっと難しい。)



こちらは江戸時代から続く変化朝顔。
b0160123_12285646.jpg
涼しげな葉模様です。
品種名はとてつもなく長い。。。ギネスに申請できそう。
b0160123_12285649.jpg
一年草で冬には枯れてしまう朝顔。
複雑な品種になると、数十~数百分の一の確率でしかタネが出来ないので、維持して後世に伝えるのは大変な努力が必要です。


こちらはおそらく変化朝顔の芸(変化)が抜けてしまった株ですが、江戸時代の一般的な朝顔はこんな姿だったのでしょう。
b0160123_12285620.jpg
メトロポリタン美術館にある鈴木其一の 『朝顔図屏風』 を想い出します。





[PR]
by coca-z | 2015-08-03 00:00 | 611-620
植物的生活619
b0160123_02293573.jpg
夕方、本町で打ち合わせがあったので、帰り道に靱公園を通りました。写真は ‘ドナルド・プライア(Donald Prior)’。



靱公園は大きな木で覆われた公園ですが、入ったとたんに気温がスッと下がってビックリ。

やっぱり木が茂っていると街中でも随分涼しくなるもんだなぁ。
b0160123_02293563.jpg
(公園の樹木の写真を撮り忘れたので、メタセコイヤの写真は2005年4月23日撮影のもの)



公園の中にあるバラ園を通ると、こんなバラが植わっていました。
b0160123_02293647.jpg
ロサ・クサンティナ・スポンタネア。

これは以前ハルピンに出張した時に花盛りだったバラ、単瓣黄刺梅(Rosa xanthina f. spontanea)。
b0160123_02293615.jpg
b0160123_02351538.jpg
b0160123_02491096.jpg
(2011年5月26日撮影)

ハルピンのような寒い場所で健全に育つバラですが、大阪のような暑い場所でも育つんだな。。。
これは公園の樹木のクールダウン効果かも。


他にも北国イメージのハマナス (Rosa Rugosa ロサ・ルゴサ)の実がなっていたり
b0160123_02374628.jpg
高山植物のタカネイバラ (Rosa Nipponensis ロサ・ニッポンエンシス)の実が色づいていたり
b0160123_02293559.jpg
これらのバラが酷暑の大阪で育つのは、緑地のヒートアイランド抑止効果なのかもしれません。


今まで知らなかったのですが、靱公園のバラ園は原種やオールドローズに力を入れているようで、マニア的に嬉しい品ぞろえ。笑
(靱公園は2006年に、世界バラ会連合「優秀庭園賞」を受賞してます。)
b0160123_02293584.jpg
ロサ・ヒルトゥラ(Rosa Hirtula) サンショウバラ。


b0160123_02521668.jpg
ロサ・ダマスケナ・トリギンティペタラ (Rosa Damascena Trigintipetala)



b0160123_02553096.jpg
ロサ・ウチヤマナ (Rosa Uchiyamana)サクライバラ。



b0160123_03342236.jpg
ロサ・ガリカ・オフィキナリス (Rosa Gallica Officinalis) などなど。




バラは品種によって樹形や葉の大きさ・テクスチャーが全然違うので、その実物を見ることが出来るのは嬉しい。


植物事務所COCA-Zが好きな日本の野生バラ、ヤマイバラ (Rosa Sambuciana)の植栽もありました。
b0160123_02293561.jpg
ちょっと植栽場所を間違っているような気もしますが・・・苦笑


ヤマイバラはこんなに大きく育つのです。
b0160123_02293505.jpg
以前、宝塚で見たヤマイバラの群生。森の木を駆け上り、谷間を白く彩っていました。

花は結構大きいので、谷の反対側からも良く目立ちます。(2007年5月30日撮影)


いつかこのバラを使用した庭を作ってみたい。。。

ヤマイバラについては徳島在住のこの方のブログがマニアック(笑)で大変面白いです。





[PR]
by coca-z | 2015-07-28 06:00 | 611-620
植物的生活618
カンカン照りの屋上で、暑いのによく咲くなぁ。。。
実験植栽のバラ ‘オデュッセイア’。
b0160123_15412976.jpg
(花の大きさは春より二まわりほど小さい。2015年7月24日撮影)
下に咲くのはゼフィランサス ‘サン・アントーネ’ (Zephyranthes ‘San Antone’)。
この花は時間によってアプリコット色だったり、ピンク色だったりします。
(海外のサイトを見ていたら、サン・アントーネでなくサン・アントニオ ‘San Antonio’ になってるな・・・どっちが正しいのでしょう?)



先日、近くで現場があったついでに、泉南市のデビッド・オースチン イングリッシュローズガーデンを視察しました。
南大阪の過酷な夏の環境で花が咲いているかどうか、見てみたかったのです。



現地に着いてみると、想像していた以上に花があってビックリ。
b0160123_15535316.jpg
b0160123_15535373.jpg
b0160123_15535393.jpg
b0160123_15535404.jpg
b0160123_15535446.jpg
(いずれも2015年7月12日撮影)

季節のせいか、時間のせいか、ほとんどの品種で香りは少なかったのですが、冷涼なイギリス生まれなのに、やるなイングリッシュローズ。
おもわず一鉢購入。笑


この季節には爽やかな雰囲気を楽しみたいので、一重咲き・白花品種を選んでみました。
b0160123_16445554.jpg
‘キューガーデン’。
シンプルな花型ですが、意外に花が大きく見栄えがします。

(追伸)
翌年、イングリッシュローズガーデンに仕事の話で打ち合わせに行った際に聞いた話では、夏に花を咲かせても見に来る人が少ないので、管理の方法を変えて、夏にはあまり咲かせないようにしているそうです。





[PR]
by coca-z | 2015-07-27 00:00 | 611-620
植物的生活617
仕事で鈴鹿市に通っているのですが、その道中、近鉄大阪線・桜井駅~伊勢中川駅間 の車窓風景が素晴らしい。
b0160123_13432634.jpg
瓦屋根を中心とした日本的な景色が、一時間以上に渡って続きます。

山間の谷間もあれば、平野部に広がる水田風景もあって、変化に富んで見飽きません。
b0160123_13432604.jpg
b0160123_13432627.jpg
山には鉄塔やアンテナがほとんど無くて、気持ち良い景色です。


こんな山の上にも集落が。
b0160123_13432608.jpg
車の無い時代、奈良や紀伊山地は尾根筋が街道となっていたと聞きますから、こういった集落もその時代の名残なのかもしれません。


瓦屋根が中心となった車窓風景が、こんなに長時間続く路線はあまり他で見たことが無いので、外国からの旅行者にも喜んでもらえそう。

しかも奈良と伊勢という歴史観光資源を結ぶルートなのですから尚更です。

途中には室生や赤目といった自然・歴史に恵まれた観光地の他、外国人にも有名な「ニンジャ」の郷・伊賀上野への乗り換え駅もあるので、観光資源として列車をもっと活用すれば良いのに、と思いました。



観光列車と言えば、スイスなどが有名ですが、景色が美しいと評判の列車はスリランカにもあります。
b0160123_13432767.jpg
ヌワラエリヤからキャンディへ向けて、果てしなく広がるセイロンティーの茶畑を抜けて走る列車。
b0160123_14005624.jpg
お茶摘みの女性。
日本のタケノコ掘りと同じように、背中側のサックに摘んだ葉を入れていくようです。日本の場合は竹で編んだ背負い籠ですけれど。
b0160123_14005652.jpg
b0160123_14005634.jpg


車窓からは雄大な自然を楽しむことが出来ます。
b0160123_13432781.jpg
b0160123_13432750.jpg

車窓からは野生のランが咲き乱れる景色も。
b0160123_14111652.jpg

ナリヤランの仲間でしょうか?
植物好きには嬉しい要素です。



近鉄線も、降りる駅を間違えて乗り過ごしてしまったら、こんな植物の風景に出合いました。
b0160123_13432636.jpg
調べると樹齢1000年のクスノキだそう。「長太の大楠 (なごのおおくす)」。高さは23mもあるのだとか。

まるで 『星の王子様』 に出てくるバオバブのよう。
(電線が無かったら、もっといいのになぁ・・・)




[PR]
by coca-z | 2015-07-23 00:00 | 611-620
植物的生活616
今月は出張が多すぎて、デスクワークがどんどん溜まってきて焦る。。。


台風一過、夏本番といった感じですが、この暑さには涼しげな花が嬉しい。
b0160123_10542755.jpg
庭で咲くムクゲ ‘玉兎(たまうさぎ)’ (Hybiscus Syriacus 'Tama-usagi)。
ちょっと花弁が広すぎて玉兎らしくありませんが・・・。
夏の庭は朝日で見るのが一番綺麗。

こちらはいかにも玉兎らしい細弁の花。
b0160123_10542829.jpg
涼しげ。



こちらはお手入れ先の近所に植えられていた白いムクゲ。
b0160123_10542858.jpg
花型が卍になっているので ‘龍譚寺白(りょうたんじしろ)’でしょうか?
龍譚寺白にしてはちょっと花が小さいような気もしますが。


先日見学したアンディ&ウィリアムス ボタニックガーデンでもムクゲの使い方が印象的でした。
b0160123_10542757.jpg
背景のベニバナトキワマンサクの生垣やギョリュウ、エキナセアやヒューケラの色味と合って、ムクゲの色彩が活きます。
木製フェンスの色味との取り合わせもバッチリ。

b0160123_10542763.jpg
こちらは白・黄色のオリエンタル系ユリと合わせた、青系八重咲きの品種。‘ブルーシフォン’のような咲き方。

一日花のムクゲ、この日の花数は少なかったのですが、黄緑や白・黄色と補色のような関係になって美しい。



同じくオリエンタル系ユリでもピンク系と合わせた様子。
b0160123_11041031.jpg
手前がムクゲです。
ムクゲだけを写すとこんな品種でした。
b0160123_10542700.jpg
透明感のあるピンクで涼しげです。




こちらは青系一重のムクゲ。‘ブルーバード’ でしょうか?
b0160123_11020126.jpg
青い木製ゲートの色合いや、銅葉のスモークツリーとの相性も考えられています。

(アンディ&ウィリアムス ボタニックガーデンは小雨の降る中、3時間も見学していましたが、そのプラン・設計と手入れの仕方は、ほぼ文化財と言ってもいいようなレベルで、それが10年以上に渡って一企業(株式会社・ジョイフル本田さん)によって続けられていることに感動しました。
現代日本では奇跡と言ってもいいくらいです。
小雨の中、傘をさして3時間も見学したのはフランスのヴォー・ル・ヴィコント以来ですが、それくらい心を動かされる場所です。)


こちらは事務所近くの緑地帯に、誰がか勝手に植えていたムクゲとデュランタの取り合わせ。ムクゲの品種は ‘モンストローサス’ でしょうか?(2014年9月19日撮影)
b0160123_10542777.jpg
大阪市内ではデュランタも普通に冬を越し、大きくなるのでムクゲと同じような大きさに成長します。

長い期間楽しめる取り合わせで大変美しく、毎年咲くのを楽しみにしていたのですが、海外出張から帰ってきたら伐採されていました・・・涙。





[PR]
by coca-z | 2015-07-21 00:00 | 611-620
植物的生活615
第12回 現代日本画の試み展 「極彩 VS 墨」

2015年7月17日(金)~7月20日(月・祝)
大阪会場:壽光寺 大阪市西成区玉出東2-9-29
b0160123_00191711.jpg
今回は切り花の持ちが悪い夏季の開催とのことで、夏草の寄せ植えを作成しました。猫のお軸は 萼敦子さん作。
b0160123_00191755.jpg
使用植物は
フウチソウ(Hakonechloa Macra
フイリミズヒキ(Persicaria Filiformis
カクトラノオ (Physostegia Virginiana)
ヒメアガパンサス(Agapanthus)
シモツケソウ(Filipendula Multijuga)
パニカム・チョコラータ(Panicum Virgatum 'Chocolata')
アメリカシオン(Aster)
サッカルム・アルンディナケウム・パープル・ピープル・グリーター(Saccharum Arundinaceum 'purple people greeter')
フイリイトススキ(Miscanthus Sinensis Gracillimus)

半分以上が外国の植物ですが、全体として和のテイストになるよう植物を選んでみました。



b0160123_00191748.jpg
こちらは
キキョウ ‘アストラ’
銅葉イネ ‘オリザ・ド・ショコラ’
フイリトワダアシ
ジャノヒゲ ‘コクリュウ’

展覧会のテーマ 「墨絵」 に合わせて、モノクロームの植物で構成してみました。お軸は沖谷晃司さんの作品です。





[PR]
by coca-z | 2015-07-17 00:00 | 611-620
植物的生活614
先日、出張先の広島・神石高原町で、早朝の植物観察散歩をしていたら、野生と思われるササユリ (Lilium japonicum) を発見。(2015年7月4日撮影)
b0160123_18180491.jpg
思わず 「あっ!」 と声をあげてしまいました。

植物事務所COCA-Zは、小学生の時に林間学校で訪れた曽爾高原でササユリが咲き乱れているのを見て以来、球根植物の中ではササユリが一番好きなのです。
(ずいぶん昔のことなので、今はもう彼の地では見ることが出来ないのかもしれません。。。)


地元の人に聞くと、随分遅い開花とのこと。(2015年7月4日撮影)
山野草の達人に聞くと、草刈りなどで一度刈られて開花が遅れたのでは?とのことでした。

それでも3株も咲いているのを見ることが出来て幸せ。w


ササユリといえば思い出すのは奈良・率川神社(いさかわじんじゃ)の三枝祭(さいぐさのまつり)。
b0160123_18180492.jpg



境内には沢山のササユリが飾られ、ササユリを手にして踊る舞が奉納されます。
b0160123_18180487.jpg



こちらは紙の造花の神輿ですが、ササユリ一色。
b0160123_18180446.jpg
2005年に訪れた時の写真ですが、神社の方が仰るに近年はササユリを手に入れるのも大変だそう。

ササユリは球根が充実すると花を3輪咲かせるそうで、それを三枝(さいぐさ)と言うのだとか。

三枝は滅多に手に入らないそうです。(ササユリは病気に弱くて栽培・増殖が難しい)

いつかまた、野山に咲き乱れるササユリを拝見したいものです。



咲き乱れるユリと言えば、先日の軽トラ東京出張の際、高速道路を通ってビックリしたのは静岡。

高速道路沿いに雑草のような数のヤマユリ (Lilium auratum) が生育していたのです。(正確には咲いていたのはまだ少しで、山ほど蕾を見ました。2015年7月5日現在。しかし高速を運転しながら、蕾を発見してしまう自分がコワイ・苦笑)
b0160123_18180452.jpg
(運転中で写真は撮れなかったので、写真は庭に今年咲いたヤマユリ 2015年7月9日撮影)

京都で野生のヤマユリは絶滅したとされているので、吃驚仰天です。最初は関西の高速道路沿いでよく見かける外来種のタカザゴユリかと思いました。

東京までの道すがら、ヤマユリの群生を見かけたのは静岡県だけだったのですが、いったいどういう理由であれだけのヤマユリが生育しているのでしょう?

明治時代はヤマユリの球根がヨーロッパに輸出されて好評を博し、外貨獲得の花型だったと聞きますが、現代日本ほど鬱蒼とした森に覆われていなかった当時の自然環境では、草地を好むヤマユリが、それこそ雑草並みに生えていたのだと思います。
往時を彷彿とさせる景色でした。

運転していたので、横目でチラチラしか見れなったのが残念。。。。




ユリ繋がり話題。
オウゴンオニユリ (Lilium lancifolium var. flaviflorum) も無事開花しました。(2015年6月30日撮影)
b0160123_18180336.jpg
茎が黒軸で、花びらの周囲にも黒い縁取りがあって、なかなか洒落た装いです。









[PR]
by coca-z | 2015-07-12 00:00 | 611-620
植物的生活613
先週の①姫路から始まり、
②神石高原町(広島)
③東京~群馬~長野
④淡路島(兵庫)
⑤鈴鹿(三重)
と長距離出張が続いています・・・
今、③の東京・長野から軽トラで帰ってきたところ。。。疲れた。。。

七月下旬まで休みなし。まだまだ遠出は続きます・・・

明日は東大阪で手入れです。

群馬・長野では
・アンディ&ウリアムス ボタニックガーデン
・軽井沢千住博美術館
・レイクガーデン
・ピクチャレスク ガーデン
・ハルニレ テラス
・おぎはら植物園
・ヴィラ・デスト
といった場所を見学したのですが、アンディ&ウリアムス ボタニックガーデンが感動的でした。
(見学した場所の中には「金と時間を返せ!」という場所もありましたが・・・苦笑)

ハルニレ テラス、おぎはら植物園、ヴィラ・デストは素晴らしかったです。詳細はまた時間が出来た時に。






[PR]
by coca-z | 2015-07-09 00:00 | 611-620
植物的生活612
週明けに、お庭の手入れに伺うクライアントの方と、スリランカのバワ建築の写真をお見せする約束をしているので、アップを急ぎます。


宿泊したのはエントランス付近からも見えるこのブリッジ状の部屋。
b0160123_11173461.jpg
The Glass Room と呼ばれるガラス張りの部屋です。
(メールで宿泊を問い合わせしたところ、他の部屋はすべて埋まっているとのことでしたが、実際にはこの日、宿泊したのは植物事務所COCA-Z一人きりでした。現地でも「他の部屋は埋まってます。」と言うスタッフも、「他の宿泊者はいません。」という人もいて、謎は深まるばかり。結局他の部屋を見せてもらったら誰もいませんでした。ミステリアス。)


エントランスとは反対から見たThe Glass Room。
b0160123_11173374.jpg
b0160123_11173399.jpg
ネットで写真を見ていた時には
「こんなスケスケの部屋、大丈夫かなぁ?」
と思っていたのですが、実際に入ってみると解放感があって、意外に気持ちいい。


妻側の、こんな入口から、古風な鍵を使って入ります。
b0160123_11173373.jpg



ガラスの住宅として有名なグラスハウスやファンズワース邸は、広大な敷地の中に建っているからこそ出来た設えだ、と学生時代に習った記憶はありますが、この部屋もまさにそう。
外を通るのはスタッフだけですし、もし覗かれるのが嫌ならカーテンを閉めればよいだけのことでした。
b0160123_11173468.jpg
ドアを入ると階段があって、階段の手前で靴を脱ぎます。
b0160123_11173423.jpg

「夜になると虫が寄ってくるので、窓をしめてクーラーを使ってくださいね。」
と言われたので、確かに網戸がないなぁ、と試しにスイッチを入れてみたらクーラーがつかない。。。

朝まではちゃんと動いていたのに、というスタッフも結局直すことが出来ず、自然換気だけで過ごすことに。雨季の季節で良かった。。。

そもそもクーラーは嫌いだし、窓を開けると風も通るので部屋は快適。
ただ、モスキートラバーの植物事務所COCA-Zは蚊だけが問題。

しかたなく日本から持参した、「シュッとひと吹き」で蚊を撃退するという薬を使用したのですが(薬が壁に付着して、その壁にとまった虫が死ぬらしい)、翌朝、壁沿いに大量の虫が死んでいて、薬のあまりの効き目に恐ろしい気分になりました・・・
ベッドには蚊帳もついていたし、薬は必要なかったかも。。。

夕暮れ。
b0160123_23045456.jpg


夜の風景。
b0160123_11173494.jpg
ベッドの枕元にはラキ氏の有名な少年像の絵が掛かっているのですが、蚊帳で見えない(苦笑)
b0160123_11173483.jpg
外から見ると、寝椅子のシルエットが印象的です。
b0160123_11173343.jpg
夕食を取るために母屋へ移動すると、昼間とはまた違った雰囲気。
b0160123_23122975.jpg
照明の色温度もちゃんと考えられていて、効果的に彫刻が浮かび上がります。




b0160123_00073158.jpg
b0160123_00073111.jpg
b0160123_23122784.jpg
b0160123_23122872.jpg
b0160123_23122861.jpg
オリジナルと思われる照明器具も昼間(左)と夜(右)ではネガとポジが反転して、面白い効果。


b0160123_23122810.jpg
このルイスポールセン的照明器具の中には、鳥の巣がありました。(ルヌガンガに限らず、バワの建築では鳥に始まり、ミツバチやサルなど様々な動物が住み着いている長閑な景色を散見しました。)


食卓にキャンドルが灯されるのは一般的だと思うのですが、
b0160123_23122864.jpg
宿泊者たった一人のために、彫刻を照らす炎を用意してくれるのには驚きました。
b0160123_23122808.jpg
何人ものスタッフが、植物事務所COCA-Zのためだけに動いている。。。これが富裕層的生活なんだなぁ。。。慣れないので、なんだか申し訳ない気分(苦笑)

時々対岸の道路を通る車のヘッドライトと、対岸の数軒の家以外に人工的な光はありません。

静かな空間にチラチラと飛ぶホタルが時折見られます。


大変贅沢な空間ですが、これだけ広大で静かな空間では、誰か友人や召使が常時いないと寂しい場所になってしまうのかもしれません。
それでホテルが経営できるほどゲストハウスが建てられたのかもしれないな、と空想を巡らせていました。(現在宿泊できるのは4部屋)




次の日の朝の彫刻。
b0160123_23122985.jpg
湖の見晴らしが利くこの場所は、小鳥たちのさえずりの場所として人気のようです。
b0160123_23223571.jpg
こちらはカワセミ。輝くような美しい色彩でした。





[PR]
by coca-z | 2015-06-28 00:00 | 611-620
植物的生活611
植物的生活608の続き。
b0160123_11154480.jpg

ウェルカムドリンクはジンジャービア(ジンジャーエール)。
美しい幾何学模様のテーブルクロスの上で頂きます。




糊の効いたソファーのカバーもそうですが、清潔なテーブルクロスなどのファブリックの存在は、空間を活き活きと見せる効果があることを実感しました。




以前訪れたバラガンの自邸などは、世界遺産に指定されていることもあってオリジナルの家具やファブリック、蔵書等が色褪せたまま保存されているため、古い博物館のような雰囲気。
住宅だったにも関わらず、人が生活していたころの空気感は、かなり想像力を駆使しないと体験できなかったのですが、ルヌガンガではそんな努力は不要。

見たままを、そのまま感じれば当時の空気感を体験出来るのですから、本当に贅沢な場所です。
b0160123_10283956.jpg
グラフィカルなデザインが、空間の良いアクセントになっています。1960年代のスーパーグラフィックスの影響でしょうか。


b0160123_10283863.jpg
このテーブルクロスも、ディナーの時には違うものに取り変えられていて、風景を一変させていました。
b0160123_10283858.jpg





こちらはルヌガンガに先駆けて訪れたコロンボのナンバー11(33番レーン:33rd lane)。
b0160123_10283884.jpg
ナンバー11では宿泊せずに、見学ツアー(と言っても、参加者は植物事務所COCA-Zひとりだけ)だったのですが、丁度その日は宿泊者がいなくて、特別に宿泊用の部屋を見せてもらえました。

ガイドの説明がちゃんと聞き取れなかったのですが、バワの建築に沢山の作品を提供したエナ・デ・シルヴァ氏の作品と言っていたように思います。


これらはいずれもバティック(ろうけつ染め)で創られているので、遠くから見た時の大胆なグラフィカルな印象と、近づいた時に見える繊細な蝋のひび割れテクスチャーと、両方を楽しむことが出来る素晴らしいものでした。

バティックと言えばシノワズリ(中国趣味)を感じさせるインドネシアのチレボンのものが一番好きでしたが、スリランカンバティックのモダンなテイストも大変魅力的です。





点在するのはファブリックだけではありません。

周囲には溢れるほど緑があるにも関わらず、半屋外空間(土間的空間)には、鉢や花壇に植物が植えられています。
b0160123_11324364.jpg
b0160123_11324354.jpg
b0160123_11324344.jpg

外部空間の緑が室内に引き込まれ、連続性を演出する上で大変効果的に思えました。


夜には照明に照らされて、美しいシルエットが浮かび上がります。
b0160123_11341466.jpg
照明効果の観点からも、大変魅力的な緑の設えです。













[PR]
by coca-z | 2015-06-27 12:00 | 611-620



植物事務所COCA-Z(コカジ) 植物的生活               註)本ブログに記載されている広告は自動的に挿入されているもので、植物事務所コカジに一切関係はありません。
by coca-z
カテゴリ

全体
1-10
11-20
21-30
31-40
41-50
51-60
61-70
71-80
81-90
91-100
101-110
111-120
121-130
131-140
141-150
151-160
161-170
171-180
181-190
191-200
201-210
211-220
221-230
231-240
241-250
251-260
261-270
271-280
281-290
291-300
301-310
311-320
321-330
331-340
341-350
351-360
361-370
371-380
381-390
391-400
401-410
411-420
421-430
431-440
441-450
451-460
461-470
471-480
481-490
491-500
501-510
511-520
521-530
531-540
541-550
551-560
561-570
571-580
581-590
591-600
601-610
611-620
621-630
631-640
641-650
651-660
661-670
671-680
681-690
691-700
701-710
711-720
721-730
731-740
741-750
751-760
761-770
771-780
781-790
791-800
801-810
811-820
821-830
831-840
未分類
以前の記事

2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 01月
タグ

(512)
(318)
(136)
(132)
(127)
(79)
(59)
(45)
(33)
(33)
(33)
(32)
(24)
(22)
(14)
(14)
(12)
(9)
(9)
(5)

  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。
ファン

画像一覧