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植物的生活640
一昨年にタネを撒いた屋上のレッドキャベツ ‘中生ルビーボール’
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二回夏を越えて踊りハボタンならぬ、踊りレッドキャベツになりました・笑
なかなか面白いテクスチャーです。



屋上ではスティパ・ギガンテア(Stipa gigantea)も無事、今年の暑い夏を越したようです。(こちらも夏越し二回目)
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しかし、この植物って、いつ枯葉を整理したらいいんだろう?

クリスマスローズとか寒咲きアヤメみたいに、成長が始まるこの季節なのかな?







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by coca-z | 2015-10-13 12:00 | 631-640
植物的生活639
芸術の秋。本屋に資料を探しに行っていたら、NHKのテキストで面白そうなものを発見。
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様々な人の書を臨書して味わう、という番組 「素顔の書」。

以前から細川ガラシャの字がいいな、と思っているのですが(眺めるだけで全く読めない・汗)、「細川ガラシャ消息 針屋宗春宛」の文章に、一字づつ読み仮名をふったページがあったので、是非じっくり見てみたいと思い購入してしまいました。

この消息状は「女御奉書」というスタイルで、どこから読むのかも判らない複雑な書き方なのです。
「春画展」開催で最近話題の永青文庫が所蔵しているそうですが、実物をまだ見たことがありません。。。


いつか草書が読めるようになれればいいのに、と思っているのですが、なかなか難しい・・・。




昔から各国の文字や言葉には興味があるのですが、特にこの本を読んでから、また違った観点から日本の書を楽しめるようになりました。
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『日本語のデザイン』永原康史氏著 美術出版社発行(2002年)

出版されてすぐ位に購入したので、最初に読んだのはもう随分前になりますが、今でも時々読み直しては楽しんでいます。

ブックデザイナーの著者だけあって本自体が美しく、見ているだけでも楽しいのですが、日本語に対する視点も斬新でとても興味深いのです。
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特に平安時代の「散らし書き」を、1930年代のモダンタイポグラフィ運動や、戦後のスイスデザインスタイルなどと比較して論じる点などは大変新鮮です。

古い時代の文字の歴史だけでなく、話題は明治期の組版(くみはん)、現代のDTP(デスクトップパブリッシング)やインターネット、アルファベットと日本語の関係からジョン・ケージによる文字作品にまで及びます。
(ルー大柴語のような言葉がなぜ成り立つのか、この本を読んで初めて判りました・笑)



時々眺める、もう一冊の書の本。
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こちらは何年か前、たまたま通りがかった京大の近くの古本屋で、一冊500円で叩き売りされていた全集のうちの一冊。
全巻販売されていたのですが、かさばって保管が難しいので一番好きな平安朝草仮名の巻、一冊だけを購入しました。(その後、もう少し欲しいと思って再訪したのですが、既に売ってませんでした。)

出版は昭和5年で、元々は非売品だった物のようです。
戦前の本だけあって、掲載されている書の所蔵者が凄い。
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『日本語のデザイン』にも取り上げられていた、「散らし書き」の寸松庵色紙掲載のページ。

上の色紙は大阪の藤田男爵家蔵、下の色紙は東京の益田男爵家蔵とあります。




こちらの古今和歌集の当時の所有者は横濱の原富太郎氏。
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横浜に「東の桂離宮」と呼ばれる三渓園を造り、そこを明治期からオープンガーデンとして一般開放し、多くの近代日本画家のパトロンとなった先進的な人物です。
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(2008年11月24日撮影の三渓園・内苑)


こちらは毛利公爵家蔵。
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発行された昭和五年から察するに、当時の当主は現在の大河ドラマの主人公、杉文(すぎふみ)が乳母として仕えた興丸(おきまる・毛利元昭/もうり もとあきら)でしょう。


藤田男爵家は大阪大空襲でほとんどの建物が炎上する中、奇跡的に蔵だけが焼け残り、現在はその焼け残った珠玉のコレクションを藤田美術館として春と秋に公開されていますが、この本に載る書たちは今も現存するのでしょうか。
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(写真は2013年12月7日撮影の藤田美術館)

毛利家のコレクションなど、昭和五年であれば関東大震災は免れていますが、東京大空襲はどうなのでしょう?無事危機を潜りぬけていれば良いのですが。。。

昨今のISによるハトラやニネヴェの遺跡破壊を見ても、古い時代の文物が後の世にも存続するのは、本当に奇跡的なことなのだと感じ入ります。
ましてや紙などという繊細な素材は、多くの人の努力によって後世へ伝えられているのだと、しみじみ思う秋なのでした。



追記:wikiで寸松庵色紙のページをみると、上記の二枚「ちはやぶる」と「しものたて」は、いずれも個人蔵で重要文化財に指定されているとのことで、今もちゃんと伝世しているようです。良かった。
毛利家の古今和歌集はこの後の山口訪問時、雪舟の「山水長巻」と共に実物を見る機会に恵まれました。


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by coca-z | 2015-10-12 00:00 | 631-640
植物的生活638
最近、いくつかのゴルフ場のプロジェクトのお手伝いをしていて、この日は寝不足の中、朝から夕方までずっと会議。
帰り道、ちょっと疲れていたので、気分転換に三休橋筋を散歩して帰りました。

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三休橋筋は空襲での破壊を免れたいくつかの洋館が残っていて、ガス灯のような形の街灯が並び、並木にはセンダン(Melia azedarach)が植えられて電柱もほとんど無い、大阪市内でも御堂筋と並ぶ気持ち良い通りなのです。(センダンを街路樹に使っているのは珍しい。)

こちらはほぼ同じ場所から撮った2011年10月27日の様子。
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4年の間に木がだいぶ大きくなって良い感じ。
センダンは、むやみに剪定をするとヘンな樹形になりやすいので、このまま自然な感じで維持してもらいたいです。



三休橋筋を北に上ると、中之島に渡る栴檀木橋(せんだんのきばし)という橋があるので、センダンが街路樹に選ばれたのだと思いますが、センダンは結構移植が難しい木。
当初はこんな風に枯れ下がる株もありましたが、
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こうなっても、大抵根っこは生き残っていて、新しい地際の芽が素早く成長し始めます。

いずれも順調に回復したお陰で、センダンの植えられた中央大通りから栴檀木橋までは、とても良い雰囲気になりました。

最近は洒落たバーやカフェも出来ているようです。
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三休橋筋から栴檀木橋を渡って中之島に行くと、中央公会堂にぶつかり、その側には植物事務所COCA-Zが大好きな東洋陶磁器美術館が、更に東に足を伸ばすとバラ園や芝生が美しい広場があって、オススメの散歩コースです。


「うめきた」や中之島界隈もそうですが、大阪の街が歩いて気持ち良いように改良されていくのは凄く嬉しいなぁ。




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by coca-z | 2015-10-09 00:00 | 631-640
植物的生活637
北海道3日目。
レクチャーを受けた大雪 森のガーデンを含め、それまでにいくつかのガーデンを視察したのですが、
「やっぱり北海道のような気候と言えども、この季節に花で綺麗にガーデンを見せるは難しいんだな。。。」
と思っていたところで訪れたのが「上野ファーム」。



「マダム向けのメルヘンな庭なんだろうけど、計画しているガーデンの主要客層はマダム達になると思うので、参考までに見ておこうか・・・」ぐらいの気持ちで訪れたのですが、もう本当に圧倒されました。

飛ばさずに見学してよかった。。。(時間の都合でガーデン街道全ては見れなかったのです。)




日本でもこんな景色を見ることが出来るんだなぁ。
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しかもスタッフの方に話を聞いてみると、この新しいエリア(ノームの庭)に植栽を始めたのは昨年の10月とのこと。
訪れたのは2015年9月27日ですから、植栽から一年未満でこの景色を創り上げたそうです!

実際に植えたスタッフの方たちも、まさか一年でここまで成長すると思ってなかったらしく、今年は北海道ガーデンショウに合わせた「プレオープン」だったそうなのですが、もう今年で見ごたえ十分。

見学に訪れていた方たちが、
「圧倒的だわぁ。」
とか、
「やっぱり季節ごとに見に来ないと駄目ね。夏を飛ばしてしまったけど、寂しい雰囲気だった春とは全然違う。」
と喋っているのが、あちこちから聞こえてきました。

「植えた当初の様子はギャラリーの写真展で見ることが出来るので、是非見て下さい。」
とスタッフさん言われたので、NAYA Cafeと呼ばれる納屋を改装したレストラン+ショップ+ギャラリーに行って写真を見ると、確かに春の段階では小さな苗ばかりで裸地に近い状態。
(ベストガーデン賞を受賞した白鳥 眞一 さん(和寒町)「ノームの庭No1とNo 2 」の写真です)

それが一年でここまでになるとは。。。
マダム向けの可愛いお花だけでなく、マニアも満足するような樹種がちゃんと使われているところにも唸らされます。




ガーデン内にはマスコットのウコッケイやチャボが放し飼いされていたり、
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(その為、園内はペット同伴禁止)
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チョウが飛び交ったり
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綺麗な色彩のマイマイカブリが歩いていたり
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生き物がいるので、なんだか楽しい雰囲気。





空間的にも、緑のトンネルを潜ってガーデンに行く動線が「秘密の花園」を想わせたり
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(他のガーデンでも緑のトンネルを設置している所がありましたが、上野ファームが一番効果的に使っているように思えました。)



ロマンティック過ぎるくらい(苦笑)の「シラカバの小路」があったり、
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軸線の通った花(バーベナ・ボナリエンシス)の道があったり、
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(北海道らしく洋芝のグリーンが効いています。)


レストランとガーデンショップに挟まれた空間が、いいスケール感のテラスになっていたり、
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貸傘が凄く判りやすい所に置いてあったりします。
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(他のガーデンでも貸傘を置いている所がありましたが、おそらく景観的な配慮からか、地味な色をしていて傘の存在が判らないガーデンも。
『庭の色』吉谷桂子氏著 主婦の友社発行 を読んでいると、汚れの目立たない地味な色の服を着て庭園見学をしていた著者が、年配のマダムに
「庭でお花と同じような色の服を着るといいのよ。」
と言われて、庭と服との取り合わせに開眼する話が出てきましたが、傘も「庭に咲く花」として捉えると、より楽しい気がしました。)



雨が降っても撮影できるようにと、パラソルが立てられた撮影スポット。
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撮影スポットはあちこちのガーデンで見かけましたが、パラソルが立てられていたのは上野ファーム以外では見かけませんでした。団体客も訪れる人気ガーデンなので、雨が止むまで待つ時間が無い人たちへの気遣いなのでしょう。
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雨が降る前の様子。パラソルを立てる金具は置いてありますが、写真が綺麗に撮れるように、雨が降る度にパラソルを別の場所から持ってくるようです。


他にも、園内の花の名前は写真入りで、木陰のベンチの側におしゃれに展示してあるし、
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ロゴマークのプレートも洒落てるし、
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駐車場は味気ない砕石でなく、ガーデンをイメージさせるブラウンカラーの砂利を使ってるし、
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(新しいノームの庭の開設に伴って、新設だと思われる大型の駐車場が、ガーデンの反対側にもあります。そちらは大型車のこともあってか、アスファルト舗装でした。)


見晴らしの良い丘の上には絵になるベンチが置いてあるし、
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何故、こんなにサービス精神が旺盛なんだろう?
と思っていたら、上野ファームのはじまりについて書かれたサイトを見て納得。

ガーデンの始まりは、お米を買いに来たお客様に楽しんでもらうため、農道に植えたお花だったそう。

確かにガーデン全体から 「来園した人に対するおもてなし」 の精神をヒシヒシと感じます。
この精神が、多くの人を引き付ける魅力になっているのでしょう。

人に来てもらうガーデンにおいて、一番大切なものを教えてもらった気がした時間でした。







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by coca-z | 2015-10-07 00:00 | 631-640
植物的生活636
植物事務所COCA-Zがお手伝いさせていただいた、ラブデザインホームズさん設計の「都市型アウトドアハウス」が2015年度グッドデザイン賞を受賞したそうです。
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この屋上庭園のお題は「公園」。

公園にも色々なタイプがあるので、お施主様がイメージしている公園はどんなものか、打ち合わせを進めながら考えました。
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最終的に植栽は個性が強すぎず、一年を通して優しい緑の背景となる常緑樹を中心としたセレクトとなりました。
またスペースの有効利用と公園っぽさを出すために、植栽桝に付属のベンチをつけることを御提案させていただいています。
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フェイスブックに上がる写真を拝見すると、最近のお施主様は御自身で購入されたビカクシダやティランジアを屋上に飾って、植物的生活を楽しんでおられるようです。

普段、庭の仕事をさせていただく時に「作品を作る」という意識はほとんど無くて、

「植物に興味があると普段、道を歩いているだけでも楽しいので、庭をきっかけに御施主様にも植物が好きになってもらえたらいいなぁ。」

と思ってやることがほとんどなので、この屋上庭園などがきっかけでグリーンライフを楽しんでいただけるのは嬉しいことです。※

屋上をさらに御施主様仕様にチューニングして、植物的生活をモリモリ楽しんでもらいたいです!笑


グッドデザイン賞 ウェヴサイトはこちら

※(もちろん依頼があったり、そのほうが空間が良くなる、と思う場合は庭を作品的に創ることもあります。)



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by coca-z | 2015-10-01 00:00 | 631-640
植物的生活635
植物事務所COCA-Zがお手伝いしている観光ガーデンプロジェクトで、7月に予定されていた北海道のガーデン視察の旅。

その予定は流れてしまっていたのですが、先週末に英国・グレートディクスター庭園のファーガス・ガレット氏のレクチャーが大雪・森のガーデンで行われるのを知り、それに合わせて、視察の一人旅に出掛けることにしました。

昨年、十勝千年の森のオーナーに秋の集客について、興味深い内容のお話しを伺う機会があり、秋に北海道・ガーデン街道の実態を見てみたかったのです。


北海道は自生のものや、野生化したアスターが花盛り。
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庭を見たい一念で、キライな車の運転を4日間しまくり(北海道は広い・・・)、

・イコロの森
・銀河庭園
・石山緑地(ネガティヴマウンド、午後の丘、沈黙の森、スパイラルスプリング)
・モエレ沼公園(訪れるのは仮オープン以来17年ぶり!)
・大雪森のガーデン
・あさひかわ北彩都ガーデン
・上野ファーム
・風のガーデン
・真鍋庭園
・十勝千年の森

を見学したのですが、プロジェクトに最も参考になったのは上野ファームでした。
ホスピタリティーがもう素晴らしい!

プロジェクトチームでの団体視察ではなかった為、VIP扱いでなく一般の観光客の立場で視察出来たのは大変有意義でした。

また追ってその様子をご紹介できればと思います。










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by coca-z | 2015-09-30 00:00 | 631-640
植物的生活634
昨年植栽をさせていただいたお庭のお施主様から、ホームパーティーのお誘いを受けてお出掛け。植栽はとても元気に大きくなっていました。

メキシコなど、海外に長く住まわれたお施主様の御希望で、エスニック色の強い植栽になっています。
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デザートローズ・唐印 (Kalanchoe thyrsiflora? Kalanchoe luciae?) に花茎が上がってきていました。
水やりの失敗で(苦笑)冬に一度枯れかけた株とは思えない急成長です。
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by coca-z | 2015-09-23 18:00 | 631-640
植物的生活633
現代的な薔薇窓。
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キリスト教での落成式に当たる 「献堂式」 に初めて参列させていただきました。

外国の方も多く出席された盛大な式典。大変興味深い体験でした。





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by coca-z | 2015-09-22 12:00 | 631-640
植物的生活632
先日お手入れに伺った中庭。

搬入経路の関係で、当初は2mほどしかなかったアオダモの苗木が成長して、とてもいい樹形になってきました。
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苗木から育てると、植えた場所の環境や空間に合わせて調整出来るのが良いところ。
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(足元に植わっているのは、水やりのタイミングのバロメーターとして植えた一年草のビオラ)
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この木も少し枝を整理しながら成長させたのですが、まわりに空間があるので下枝を残すことが出来て、あまり他では見られないアオダモの樹形になりました。
今後も成長していくのが楽しみです。




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by coca-z | 2015-09-17 12:00 | 631-640
植物的生活631
台風が接近する中、教会の追加植栽のため鈴鹿市へ。
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設計はALPHAVILLE Architects・アルファヴィル一級建築士事務所さん

こちらの建物(鈴鹿カトリック教会/ロードサイド・チャーチ・プロジェクト)はSD Review 2013(SDレヴュー2013)の入賞作品です。
植栽は白をテーマカラーに、聖書に登場する植物や十字花冠(十字架型の花)の植物を集めて植栽しています。
壁や祠がツタで覆われる頃には、背景の列植が緑の壁となって、より良い空間になっているでしょう。


植栽作業は昼に終わったので、学生の頃からずっと行きたかった鳥羽の「海の博物館」(内藤廣氏設計1992年竣工)まで足を伸ばすことにしました。

距離感がよく判ってなくて意外に遠かったのですが(汗)、大雨の中なんとか辿り着くと、もう、アプローチからテンションが上がります!
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建築の配置とランドスケープがかっこいい・・・。
海のすぐそばにあるので、この石垣は強い海風を防ぐものでしょうか。



同じく内藤廣氏が設計した、高知の「牧野富太郎記念館(1999年)」は以前訪ねたことがありますが、
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(2005年11月4日撮影)

こちらの建物も台風を避けるため、周囲に森を築いて風が直接建物にぶつからない工夫がされているそう。
海の博物館はその原型なのかもしれません。



海の博物館の敷地内には広大な池があるのですが、
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学芸員の方に質問すると、この池は火災の際に消火用として使われる水を溜めておくものだそう。(この博物館には6,879点もの国指定重要文化財があるのです)

災害用の施設が平常時、美しい景色となっている事に、大変感銘を受けました。



建物も素晴らしいのですが、中庭も良い感じ。
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潮風に強いヤマモモをシンプルに植栽してあるのですが、白い壁に滑らかな幹肌の組み合わせが、バンコク国立博物館の中庭を想い出させます。
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(こちらは南国だけあって、植えられているのはプルメリアです。2006年7月5日撮影)



海の博物館の中庭を進んで、重要文化財収蔵庫に入ると、その迫力に圧倒されます。
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この建物が設計されたのは、バブルの真っただ中。
しかし、かなり限られた予算で、且つ100年持つようにとの要望があったとのこと。

随分悩んで設計をされたと著書で読んだことがあります。

船の材料である木材は、乾燥しすぎると割れて傷んでしまうため、この建物の床は土(土間)にして適度な湿度を保つよう工夫しているようです。
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湿度がちゃんと保たれているのでしょう、土間に藻類が発生しています。

見学していると、どこからか雨音がハッキリ聴こえてきました。
よくみると、床に近い壁に換気用の窓が開いています。このような荒天時でも閉じないようです。
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七月に大阪で行われた内藤廣氏の講演会では、こちらの館長から
「湿度の調整は120%良好」
と言われていると仰られていたので、これらの工夫は大成功なのでしょう。


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船底を想わせる天井も美しく、展示物と相まって本物だけが持つ迫力に溢れている空間でした。



こちらは別棟の展示空間。
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先ほどの収蔵庫のコンクリートとは違い木造ですが、こちらの天井も見惚れるような姿をしています。



雨の日だったので、庭では普段水が流れていないという、排水を利用したカスケード(段々滝)も見ることが出来ました。
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一般的な造園家が造ると、途中に景石などを配してしまいそうですが、栗石だけを使い、階段と一体となって構成されているところが流石です。


こちらの滝も普段は水が流れてはいないとのこと。
雨水を利用して、先述の消火用池に流れ込んでいます。
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この付近の雑草はハマアザミやハマナデシコ。
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ここのハマナデシコは既に花が終わっていましたが、植物好きには内陸で見ることが無い、このような植物が自然に生えているのを見ると、海辺の旅情を感じます。



庭で思わず驚きの声をあげてしまったのはコレ。
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何に驚いたか、お判りいただけるでしょうか?

造園関係者なら判るかも(苦笑)








側溝です。
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公共事業で雨水排水の溝に既製のコンクリート製品を使っていないのを初めて見ました。

予算が限られていたと言うのに、凄まじい執念。。。感服です。



東京の新国立競技場国際コンペの審査員でもあった内藤廣氏が、2013年12月に発表した この文章で仰られている 「設計者の情熱の絶対量」 というのは、こういうことを指すのだなぁと、しみじみ感じ入りました。













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by coca-z | 2015-09-13 12:00 | 631-640



植物事務所COCA-Z(コカジ) 植物的生活               註)本ブログに記載されている広告は自動的に挿入されているもので、植物事務所コカジに一切関係はありません。
by coca-z
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