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植物的生活810
長野での現場打ち合わせの帰り、新幹線を使って軽井沢から東京経由の方が早いとのことで、途中、東京でいくつかの場所を見学しました。

ひとつめの目的地は明治神宮・御苑の花菖蒲。

今、湿性植物の植栽計画に関わっているので、参考になるのではと訪れると、狙い通りベストシーズン。(写真はいずれも2017年6月10日撮影)
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この花菖蒲園には19世紀の江戸時代から伝わる、松平定朝(通称・菖翁)が作出した貴重な品種があると聞いていたので、以前から一度花時に訪れたいと思っていたのです。

菖翁花(しょうおうか)と呼ばれるそれらの花の中でも、特に有名なのが ‘宇宙(おおぞら)’ と呼ばれる品種。
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育てるのが難しい上に花型が変化しやすいそうで、訪れた時にはベストと言える花は咲いていませんでしたが、初めて見る実物は感慨深いものでした。
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黄色く囲ったのが ‘宇宙(おおぞら)’ ですが、確かに周囲の品種に比べてか弱い雰囲気。

因みに宇宙の左後ろは同じく菖翁花の ‘七宝’。 帰ってから調べてみると、‘宇宙(おおぞら)’ よりも更に珍しい品種だとのこと。




こちらも菖翁花のひとつ、‘虎嘯(こしょう)’。
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この品種も性質が弱くて大変栽培例が少なく、大変貴重なものだそうです。


こちらのハナショウブ ‘湖水の色’ は倒れやすいのか、目立たないように支柱が施されていました。
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現地では遠くて素材が判らなかったのですが、写真を拡大すると、三角形の断面形状から、支柱の素材はサンカクイ、もしくはカンガレイのようです。

写真ではコントラストを強くして、支柱を判り易くしていますが、実物を見ると人工素材と違い、ナチュラルな色彩で景色に溶け込み、花の観賞の邪魔をしません。(上の ‘おおぞら’ の写真にも支柱が写っているのをお気付きでしょうか?)


「この繊細さ、凄い。。。ハナショウブに対する愛情を感じる。。。」

と思っていたら、雑草取りをしている方たちを見つけました。
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これはチャンス!といつもの通り質問攻めです(苦笑)。



ハナショウブは嫌地の性質が強く、以前、明治神宮では土を入れ替えている、という話を聞いた事があったので、質問してみると、

・この花菖蒲園は16枚に分かれているので、毎年4枚づつ植替えを行うとのこと(=4年に一度)
・余裕があれば天地返しを行うこともあるが、土の総入れ替えは行っていない
・品種間に仕切りは行っていないが、4年の成長を見越して間隔をあける

とのことでした。
(どの株にもすべて品種名が書かれています。そこらの植物園より凄い!)


土に関しては

・畦塗りは購入した赤土を練って使用
・花菖蒲を植えてある部分は荒木田土などを使い、畦とは違う配合の土を使用している

のだそうです。
昨今の田んぼでは作業が大変な畦塗りは敬遠されて、畦シートと呼ばれる波板を使う事例が増えていますが、こちらの花菖蒲園では割り竹を組んで、練った赤土を塗りつけて畦を作るのですから、凄い手間です。
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雑草も生えていないので、赤土の色を背景に凛としたハナショウブの葉の緑が引き立ちます。


海外からのお客様も多く見られましたが、この美しさは並々ならぬ愛情の賜物だと感じ入りました。


江戸時代の品種などは、世界に誇る貴重な文化遺産です。
ヨーロッパのオールドローズの世界などでは古い品種にそれぞれエピソードがあって、品種を更に魅力的にしていますが、ハナショウブなどの古典植物も、もっとそのエピソードをアピールすれば良いのに、と思いました。

京都の二条城でも大政奉還の外国語説明がやっと最近出来て、外国人旅行者の評価が上がったと聞きますが、日本の園芸文化財も盆栽だけでなく、まだまだ海外にアピールできる遺産が沢山あるように思えます。



そんな事を考えながら、次なる目的地へ。

以前から気になっているお店、はいいろオオカミ+花屋 西別府商店さん。
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入口に置いてあるこの苔むしたトラフ、いいなぁ!


お店に入ると流石のセンス。
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途中、西別府さんも帰ってこられたので名刺をお渡ししたら、
「知ってます。頭に尖った葉っぱを被っている人ですよね?」
と言われてビックリ。

数年前、京都の花屋 「みたて」 さんを訪れた時も知ってると言われて驚いた事がありますが、ウチのように地味な活動してるところもチェックしてるんだなぁ。やっぱり顔出ししてなくて良かった。苦笑 (子供のころから顔を覚えられやすいので・・・)


色々お話しを伺っていると、今年は関西でも展示を見る機会がありそうです。楽しみ!!!
















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by coca-z | 2017-06-12 17:00 | 801-810
植物的生活809
ハルビンで気になった植物。
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折り鶴のような花のアヤメ。

马蔺  (Iris lactea var. chinensis) なんでしょうか?

広い国土の中国にはこんなにアヤメの種類があって、興味深いです。









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by coca-z | 2017-06-08 17:00 | 801-810
植物的生活808
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湯船から見た中庭。
設計は不破博志一級建築士事務所さん。


書斎コーナーからの中庭。
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打ち合わせ時に描いたイメージスケッチ(左上)に近づけられているでしょうか?(打ち合わせ時より少し変更アリ)



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「庭から花を摘みたい」 という奥様の御希望で植えたキョウガノコ (Filipendula purpurea) が丁度見頃でした。


あとは移植適期を待って、九月にヤマシャクヤク (Paeonia obovata ) を植栽して完成です!






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by coca-z | 2017-06-04 17:00 | 801-810
植物的生活807
13時間かけて訪れたハルビンで、四時間半の睡眠時間も含めて16時間の滞在、そこからトンボ返りで帰国するという強行スケジュールでしたが、何とか無事戻って来ました。
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写真は視察した場所の一つで、大変印象的だったハルビンのオペラハウス by MAD architects。

写真で想像していたものとは違って、ランドスケープと建築の無理のない連続性、ヒューマンスケールの作り込みなど、大変素晴らしい空間でした。

詳細はまたいずれ。









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by coca-z | 2017-06-01 17:00 | 801-810
植物的生活806
お手伝いしているプロジェクトの調査で、5月29日から31日まで日本を離れています。目的地はハルピンです。
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(写真は前回訪れた時のお土産物屋。ロシアが近い事を感じさせる品ぞろえです)

その間、電話・メール等連絡が取りづらくなるかもしれません。

御迷惑おかけしますが宜しくお願い致します。







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by coca-z | 2017-05-29 17:00 | 801-810
植物的生活805
追加植栽の納品でTHE BLEND INNへ。
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あまり日照が見込めないエントランスに、二階から植物を垂らしたいとの御希望で、テイカカズラの長尺物を御提案。

それだけでは当初のボリューム感に欠けるので、アジサイと合わせてみました。
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古いタイプのアジサイは地植えで納品済みなので、新しい品種を。

白いアジサイは ‘天使のほっぺ’ という(ちょっと恥ずかしい名の・苦笑)品種で、色がピンクに変化するものです。

昨今はアジサイも色々品種があって、目移りしますが、きっとすぐに消えていく品種も多いでしょう。気に入ったものがあれば購入して、自分で品種維持するのがオススメです。



園芸植物は新しい品種が次々出てくるので、ついついその性質を知りたくて購入してしまう。
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(2017年5月26日 京田辺市にて撮影)

黒いダイアンサス(ナデシコ)の品種で、右が以前から育てている ‘ ソーティー ’、左は新しい品種 ‘ モンクシルバーブラック ’。

新しいモンクシルバーブラックのほうが、開花期も葉が黒くカッコイイ。


こんな実験ばかりしているから、庭は植物で埋めつくされています。。。汗




こちらは暫く育てて使えるな、と思った銅葉のヤグルマソウ。
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(2017年4月30日 京都市にて撮影)
大きな葉がアクセントになっていい感じ。


この植物を入れた、株式会社アルファヴィル一級建築士事務所さん設計の Gable Roof House が、『住宅特集 2017年6月号』 に掲載されています。前回の 『GA』誌より庭が写っているので、ご興味のある方は御高覧ください。








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by coca-z | 2017-05-28 17:00 | 801-810
植物的生活804
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トサミズキ ‘スプリングゴールド’ (Corylopsis spicata 'Spring Gold')
トサミズキ ‘ゴールデンスプリング’ (Corylopsis spicata 'Golden Spring')
こちらを参考に※ 改めました。


切り花にするとライムグリーンからレモン色のグラデーションが、庭で見るよりクッキリと浮かび上がります。

葉脈の陰影で色彩が引き立ち、発光しているかのよう。







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by coca-z | 2017-05-25 17:00 | 801-810
植物的生活803
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今年の初花。(2017年5月22日大阪市にて撮影)

丸い葉が造形的で美しい!








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by coca-z | 2017-05-23 17:00 | 801-810
植物的生活802
打ち合わせの帰り、駅に向かう途中に雨足が強くなってきたので、ちょうどあった姫路文学館で雨宿り。(ゴールデンウィークも休み無しだったので、ちょっとくらい休憩させて、と心の中で誰かに言い訳しながら・苦笑)


雨が小降りになった後、敷地内の望景邸にて。(以下17年5月17日撮影)
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名残のヒラドツツジが美しい。

長岡天神の料亭のキリシマツツジなんかもそうですが、背の高い自然樹形のツツジはいいな。
散り敷く花も絵になります。




望景邸の中には、一部胡粉の剥落が見られるのが残念ですが、杉戸絵がなかなか迫力あっていい感じです。
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庭の池に、半懸崖樹形で仕立てられているサルスベリの大木が咲く頃、再訪してみたい。

やはり桂離宮のように、凄く高い高床の座敷から眺める庭は気持ちがよいです。
(桂離宮には昔、特別公開の時に座敷に上がったことがあります)






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by coca-z | 2017-05-20 17:00 | 801-810
植物的生活801
現場に出る前の景色。
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朝日は花が立体的に見えて良いです。

現場から帰って後、夕暮れ時。
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ジャーマンアイリス ‘ポエムオブエクスタシー’ (Poem of Ecstasy)。

しかし、こういう品種改良が進んだものは肥料をやらないと咲かないんだな。

腐れを怖れて、昨年は無肥料で咲きませんでした。

道端に植えられているようなものなら、何もしないで咲くのに・・・。

同じく肥料をやったのに、本命のビフォア・ザ・ストームは咲かず。。。

ポエム・オブ・エクスタシーは春先に植替えをしましたが、ビフォア・ザ・ストームはしなかったので、それも影響があるのかもしれません。





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by coca-z | 2017-05-19 17:00 | 801-810



植物事務所COCA-Z(コカジ) 植物的生活               註)本ブログに記載されている広告は自動的に挿入されているもので、植物事務所コカジに一切関係はありません。
by coca-z
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