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植物的生活233
世の中は三連休ですが、週明け締め切りの仕事を含め、やらなくてはいけないことが多くて缶詰状態の週末。

すぐ近所の 「にじゆら」 さんで気になる催しがあったので覗いてみました。

たまたま見たチラシには 「農薬や化学肥料を使った農業を<未来からの前借>と捉え、未来からの前借りをやめませんか?との主張を掲げる・・・」 とあり、気になります。

もともと植物事務所COCA-Zは子供のころから農薬を使うことを出来るだけ避けてきたのですが、営利栽培のオーガニックとか無農薬という言葉には半信半疑の身の上。

ただ、屋上で写真家の市川かおりさんが無農薬・化学肥料不使用で野菜を育てているのを拝見したり、最近出会う興味深い人たちが 「有機栽培」 を口にしたりすることから気になってきたのです。

イベント一日目、覗いてみると普段あまり手に入らないシカクマメと生のキクラゲがあったので購入。

帰って野菜販売をされている  「坂ノ途中」 さんのHPを見ていると、更に興味深く思ったので、二日目は店主にインタビューしながら 「スズカボチャ」 という生で食べるカボチャを購入してみました。

家に戻ってさっそく調理。
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見た目は普通の小さなカボチャです。話を伺うと、キュウリと同じく未熟果を利用する特殊な品種だそう。
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切ってみると、未熟果だけあって薄い黄色をしています。
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新鮮なためか、切り口からは果汁が噴出してきます。

少し厚切りにして、オリーブオイルとアップルビネガー、塩、胡椒でシンプルに味付け、この夏、近所にオープンしたお気に入りのパン屋 Boulanger S.KAGAWA (ブーロンジェ エス カガワ)さん のバゲットにはさんでいただきます。(こちらのパン屋さんは美味しいだけでなく、バゲットが毎朝の9時半に焼きあがるというフランスのパン屋のような店です)
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スズカボチャはほんのり甘くてとても美味しい味。アップルビネガーの酸味が甘さを引き立てます。
スズカボチャはタネまで食べられるとのこと。なかなか興味深い食材です。

お話を伺った 「坂ノ途中」 の代表小野さんのお話はとても興味深いものでした。
先月、京都で八百屋を開店したばかりだそうです。

興味をお持ちの方は是非、足をお運びください。ネットでの販売もされています。

(追記)
バゲットサンドを作る際、キュウリのような野菜は厚めに切るのが美味しいと最近気づきました。食パンに挟む場合は薄く斜めにスライスするのが一般的ですが、フランスパンのような固いパンには厚め(5mmくらい)の輪切りにしたほうが噛みごたえがあって食感がいいようです。お試しアレ!




「坂ノ途中」 さんのHPはこちら
日本手ぬぐいを扱う 「にじゆら」 さんのHPはこちら
パン屋 Boulanger S.KAGAWA (ブーロンジェ エス カガワ)さんのHPはこちら



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by coca-z | 2011-09-25 12:00 | 231-240
植物的生活232
500年以上続き、世界でも最も古い民間による人工育成林業といわれる奈良・吉野林業(※)。
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この文化遺産とも言える吉野杉材の良さを広く知ってもらいたいとの目的で、大阪市内のマンションをリフォームして、吉野杉を使ったインテリアのモデルルームが造られました。

植物事務所COCA-Zはモデルルーム撮影時の活けこみの御依頼を受けたのですが、打ち合わせ時にお借りした吉野林業に関する冊子がとても興味深かったので、花材を吉野の山で採集し、それを使えば、より今回の趣旨に合うのではないかというアイディアを提案させていただきました。

今まで国内、海外で行った展覧会も基本的に現地の環境にありふれている素材を使って、新しい美の価値観を提供したいと考えていたため、今回もその流れで出来れば面白いとも考えたからです。

提案を認めていただき、吉野に出掛けることになりました。
現地では清光林業株式会社の岡橋清元氏に現場を御案内いただくことになり、様々な興味深い話を伺えることに。

吉野は地質的にとても林道の建設が難しいそうですが、岡橋氏は車が通ることができる幅の作業道を高度なテクニックを使って敷き、作業効率を上げているとのこと(※)。

大規模な造成を行わなくてすむよう道筋を決め、法面はコンクリートで固めるのでなく、丸太を組んだり、石積みを施して自然植生が復活できるしつらえとし、植物の力で法面を維持させる方法をとっているそうです。
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作業道があるお蔭で手入れの行き届いた山は、清々しい空気が流れていました。





翌日、山を巡って自然からいただいた花材をモデルルームにいけこみます。
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杉材を使った空間が映えるよう、花は緑を中心とした、さり気ないものとしました。
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<花材>テンナンショウの仲間の実、アケボノソウ、アセビ、スゲの仲間、ミズキの実


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<花材> マツカゼソウ


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<花材> クサギの実


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<花材> ウツギの実、クサギの実、ミズキの実、ガマズミの実


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<花材> スギ、クサギの実



照明を使った空間の撮影もあったので、撮影は暗くなるまで続きました。
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和室の灯りは当初イサムノグチを置くことを考えていたそうですが、それではあまりにありふれていると言うので、結局、吉野和紙を使って植物事務所COCA-Zが制作することに。
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前回のシンガポールで展示した作品もペーパークラフトと初挑戦の水墨画を使用しましたが、すでに業務が屋号から外れているような気もします(苦笑)

しかし初めてのことに挑戦する仕事は緊張もしますが、楽しいものでした。



※冊子 『500年続いた林業地「吉野の森」 森を育てる 森を使う。』 吉野の森コンソーシアム発行 参照



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by coca-z | 2011-09-18 00:00 | 231-240
植物的生活231
先日立ち寄った本屋で偶然見つけたガイドブック 『d design travel 』 (ディー デザイン トラベル)。

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今まで存在を知らなかったのですが、一道一都二府四十三県を順番に一冊づつの本にまとめてらっしゃるとのことで、この栃木編は北海道、鹿児島、大阪、長野、静岡に続く第6号だそうです。

手にとってページをめくると、巻頭の編集長ナガオカケンメイさんによる 「編集の考え方」 に感動してしまいました。

巻頭の文章だけでなく、中の記事も志のある内容で、歳のせいか眼頭が熱くなるようなページも(苦笑)。

エディトリアル(編集)デザインは素晴らしく、広告までもが美しくレイアウトされています。英語表記もあって世界に目を向けているところも好感大。


311以降、世界の中での日本の行く末を考えると 「原発と、あの事故さえなければ。。。」 と暗くなるばかりですが、久しぶりに希望を持つことができる本です。




『d design travel』 さんのHPはこちら




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by coca-z | 2011-09-10 00:00 | 231-240
植物的生活230
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打ち合わせに向かう電車から見る景色が好きなのですが、最近田んぼの向こうに見える家や集落が、なんとなく洒落た景色に見えてきました。

最近の建築家やデザイナーによる住宅が、ガルバリウム鋼板などで出来ていることが多く、三角屋根の小屋っぽいものが多いせいでしょうか。
デザイナーなどが関与していないと思われる素っ気ない納屋なども、似た素材のためか、似た形のせいか、妙に洒落て可愛らしく見えます。

上の写真は夏に法事のため出かけた四国の車窓風景。

拡大してみるとこんな感じ。
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奥にはお寺の大きな屋根がチラリと見えるので、にょきにょき生えた木は境内に植えられた杉だと思われます。

風が吹き抜ける田んぼの緑と、三角屋根の小さな集落のコントラストが素敵です。




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by coca-z | 2011-09-09 00:00 | 221-230



植物事務所COCA-Z(コカジ) 植物的生活               註)本ブログに記載されている広告は自動的に挿入されているもので、植物事務所コカジに一切関係はありません。
by coca-z
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