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植物的生活354
今日は朝から滋賀の現場。

お施主様は当初、新居の庭を御自身で創ろうとなさったのですが、一人でやるにはあまりに面積が広く、ここから先、どう手を付けて良いか判らない、と御相談を受けたもの。

昨秋、最初に伺った時はこんな感じの場所でした。
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建替え前から敷地にあった石造物や景石が、庭全体にパラパラと散在しています。

お施主様の御要望を伺いながら敷地全体をゾーン分けすることから始め、計画を進めてきました。今日は工事の初日です。

敷地全体を10年くらいかけて、ゆっくりと整備したいとの御希望もあって、工事をいくつかに分けて行います。

第一期は庭に散らばる石等を、和室近くに集めて据え付ける内容。
家の反対側にある灯籠などもこの場所に据え付けて、背景の街並みを活かした庭にします。
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今回工事をお手伝いいただいたのは近江庭園さん

植物事務所COCA-Zは数年前からこちらの 『社長ブログ』 を拝見していて (とは言っても当初は社長就任前で違うタイトルでしたが)、滋賀で日本庭園系の仕事があったらお手伝い頂きたいな、と思っていた会社です。

作業に立ち合っていると、テキパキと仕事を進めるチームワークの良さに感心。

素早い作業で、工事は昼くらいで終了しました。
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石を据えると何となく雰囲気が出てきます。

今後、お施主様が御自身でなさる部分と作業分担しながら、盛土をして地形に変化を持たせたり、パーゴラや植栽などを設置していく予定。

10年かけてどのように変化していくか楽しみです。




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by coca-z | 2013-01-20 00:00 | 351-360
植物的生活353
ニューヨークの写真を探してたら色々出てきたので、一部を紹介。

以前から良い噂を聞いていて、訪ねてみたかったのがここ。
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ニューヨーク郊外にあるディア・ビーコン (Dia:Beacon) という現代美術館です。

駅から歩いて行くと、まず目に入るのは駐車場。
この美術館の展示は屋内だけでなく、周囲の庭自体もロバート・アーウィンによる作品として創られています。
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植栽帯に使われているのは日本のベニチガヤ (Imperata cylindrica 'Rubra')。

列植にはナシだと思われる木が使われています。
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やはり海外で日本の植物を見るのは不思議な雰囲気。
しかも日本ではあまり考えられない植栽方法なので、なおさらです。

縁石はコールテン鋼らしき素材で作られていて、銀色の葉のグラス(種不明)も綺麗。
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写真では判りづらいのですが、ナシの葉も裏側が銀色っぽくて色彩のコーディネイトがされています。

しかし日本でベニチガヤは水が好きな植物といったイメージがあります。
こんな乾燥したところに植えて大丈夫なのかな?と思ったら、やっぱり部分的に枯れている場所がありました。
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ここにはもうひとつ、ロバート・アーウィンの植物をつかったランドスケープ作品があるのですが、そちらはこんな感じ。
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ん~。。。イメージと違う。。。

竣工当初の写真では、シルエットがほっそりした美しいシデの木が植えられていて、もっとシャープなイメージだったはず。。。

なんだかモッサリしています・苦笑

もう少しカッチリ剪定してほしいなーというところ。そして青葉の季節でなく、冬に来るほうが美しい景色を見られそうです。

美術館内部は撮影禁止で、写真は無いのですが、広大な工場跡地を利用した、日本には無い贅沢な空間。

でも植物事務所COCA-Z的にはイマイチ心に響きませんでした。
昔は好きだったミニマリズムの彫刻に最近、関心が無いからかもしれません。

駅に戻る途中の芝生にはこんな花が咲いてました。
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チコリのようです。
日本でもハーブとして育てられますが、こんなに刈り込まれても花を付けるとは知りませんでした。
10センチにも満たない高さです。チコリの新しい利用方法が産み出せそう。




ディアビーコンに行って、植物事務所COCA-Zは最近、寡黙なミニマリズムより、カラフルで楽しい作品が気になるというのに気付きました。

そういう意味でMOMA (ニューヨーク近代美術館) は最高です。
(昔と違って入場料は恐ろしく高く、人ごみも凄いですが。それでも混雑は日本の特別展よりマシです。)
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マティスの絵から抜け出してきたようなふたり。
マティスの肌色って白人の肌色なんだなーと納得。
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人もこんなにいると絵が見れませんが
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学芸員の解説ツアーが去るとこのとおり。
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名画もゆっくり鑑賞できます。

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シャガールの前も誰もいないし、

ジャスパー・ジョーンズの代表作もこのとおり。
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やっぱり実物は、平面作品も立体として観賞できるのが良いです。
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モンドリアンのブロードウェイブギウギもこんな感じの端部をしてます。
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マチエールやタッチがしっかり見れるのもいいなぁ。
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アート作品は大きさが結構重要な要素。
こどもの頃から本物を目にすることが出来るのは羨ましいです。
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by coca-z | 2013-01-16 00:00 | 351-360
植物的生活352
友人の展覧会の案内を2つ。

ひとつ目はシンガポールでいつもお世話になっている辻井潤子(つじいじゅんこ)さんの個展。
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東京で行われます。

「 Letter to March  (三月へ向けての手紙) 」
という手紙をテーマにした展覧会。
時折もらう彼女の手紙は、モーツァルトの手紙を彷彿とさせる不思議な作品です。

場所は
〒151-0065 東京都渋谷区大山町18-23コートアネックス大山町1F CASE gallery

期間は
2013年1月8日(火)~1月15日(火) 11:00-18:00
です。

1月11日(金) 18:30~21:30 にはレセプションパーティーが行われるそうで、

1月12日(土)、13日(日) 14:00~18:00 には
「color project」 (30分で描く似顔絵 5,000円/回) というイベントも行われるとのことです。




もうひとつは、昨年のニューヨーク出張時にお世話になったヒシキアスカさんの展覧会。
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こちらはニューヨークのWave Hill(ウェーヴヒル)という庭園を持つ文化施設で行われています。

会期は
2013年 1月2日~3月24日

こちらも1月12日13:00~16:00 と 1月15日10:00~13:00 にワークショップが行われるそうです。

詳しい情報はコチラ (英語のみ)


ニューヨークでは、彼女が絵のモチーフを探すという朝市に連れ行ってもらったので、その時に見た様々な風変わりな野菜を、ここで紹介したかったのですが、残念ながら帰国後のハプニングで写真データが飛んでしまったため(涙)、代わりに同じく彼女に案内してもらったニューヨークのブロンクス動物園の写真を。


ブロンクス動物園は生態展示 (生育環境を再現した展示方法) が有名で、そのランドスケープの視察に行ったのですが、もっとも日米の感覚の違いを感じたのは Butterfly Garden (バタフライガーデン) と呼ばれるチョウをはじめとする昆虫の展示コーナー。
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入口は木製でチョウのサナギのモニュメントがぶら下がっています。

バタフライガーデンは日本をはじめ世界中にありますし、植物事務所COCA-Z自身、会社員時代に設計に携わったことがありますが、ここのバタフライガーデンは今まで見た中で最大のもの。
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蝶が好む植物を使って大きな庭園が作られています。

日本人はイモムシを嫌がる人が多いので考えられませんが、案内板もこのとおり。
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どうもアメリカ人は昆虫に対する抵抗があまり無いようで、こんな仕掛けもありました。
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midge fly と書かれてあって、カカオ (チョコレートの原料となる植物) の花の受粉を行う虫だそう。
この絵柄はまだ可愛いのですが、園内にはこんなものも。

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巨大なイモムシの銅像です。

他にもイモムシになって写真を撮るコーナーもありました。(そちらは植物事務所COCA-Zが顔を入れて写真を撮ったのですが、あまりにコワイ写真なので掲載を自粛します・苦笑)

すぐ近くに設置されているメリーゴーランドはこんな感じ。
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左はカマキリ、右はフンコロガシ(!)です。

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他にもイモムシ、バッタ、カナブンやセミまでいます。

明治時代、日本を訪れた欧米人の手記に、日本の子供が昆虫について沢山の知識を持っていることに驚くといったものがありますが、現代では日本とアメリカの感覚が入れ替わったのでしょうか。

宮崎駿氏は コミック 『風の谷のナウシカ』 で、主人公のモデルとして 説話 「虫愛ずる姫君」 をイメージしたと語っています。(宮崎氏は出典を今昔物語としていますが、植物事務所COCA-Zが中学時代に調べたところによると堤中納言物語の話のようです。)

説話の主人公の姫君は当時のたしなみだった眉毛を抜くこともせず、毛虫のような眉毛を生やしており、毛虫やイモムシが大好きで、 「世のなかの人はチョウを美しいともてはやすのに、その子供であるイモムシを毛嫌いするなんておかしい。」 と語るのですが、現代の日本人もそんな姫君を見習わなくてはならないのかもしれません。





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by coca-z | 2013-01-09 00:00 | 351-360
植物的生活351
お正月は久しぶりに祖父母の住む四国へ行って新年を迎えました。

相変わらず彼の地でも植物観察をしていると、河原の茂みにヤブツバキ (Camellia japonica) の花がいくつか咲いていたので、一枝いただくことに。
近くを見渡すとメダケ (PleioblastusSimonii) やアカマツ (Pinus densiflora) が生えていたので、それらと合わせてお正月花をいけてみました。
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花を置いた机は海軍に勤めた曽祖父が戦前、上海で買い求めた紫檀製のもの。花器は祖母が所有しているものを拝借しました。

花市場で色々な花を選んでいけるのも楽しいですが、やはり野山を巡って花材を集めるのは更に面白い体験です。
すでにいくつかの国で同じようなことをしましたが、もっと色々な場所でやってみたいものです。



この家に住む祖母は昔、花をよくいける人だったのですが、やはり家の周りに咲いている植物を使うことが多かったのを思い出しました。

子供時代、彼女によくくっついていた植物事務所COCA-Zは、どうもその影響を大きく受けているようです。笑




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by coca-z | 2013-01-05 00:00 | 351-360
植物的生活350
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今年もよろしくお願い致します。




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by coca-z | 2013-01-01 00:00 | 341-350



植物事務所COCA-Z(コカジ) 植物的生活               註)本ブログに記載されている広告は自動的に挿入されているもので、植物事務所コカジに一切関係はありません。
by coca-z
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