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植物的生活534
日曜日、仕事で姫路へ。
修復のカバーが外された姫路城。
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白っ!!!
オリジナルの屋根が、かつてこれぐらい白かったそうですが、見慣れるまでに時間がかかりそう。。。


仕事は昼過ぎに終了したので、日曜日だし半休をもらおうと、駅のチラシで気になった姫路市立美術館の展覧会へ。
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普段、あまり写真の展覧会には足を運ばないのですが、「なんか綺麗なチラシだなー」 と見てみたい気分になったのです。


会場で、「写真の展覧会でここまで心を揺さぶられたことは無い。。。」 と思いながら放心状態でいると、年配の男性警備員に声をかけられました。

何もダメな事していないけど・・・と思いながら話を聞くと、
「美術の偉い先生や作家御本人たちが作品の前で話しているのを聴いても、自分にはこの作品の価値や見方が判らないので教えてほしい。」 
とのこと。

美術館で、知らない人からたまに話しかけられたりすることはあっても、作品の見方をレクチャーしてほしい、と言われたのは初めてでビックリ。しかも警備員に。


それでも作品に感動していたこともあって、ヒソヒソ声ながら、かなり熱の入った解説をしてしまいました。(初めて見る作家だったですが・w)

そんな状況で解説がスラスラ出来たのも、この本の内容をパクってたからです・苦笑
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『たのしい写真 よい子のための写真教室』2009年
『たのしい写真3 ワークショップ編』2014年
ホンマタカシ氏著 平凡社出版

「Photograph=写真」 と和訳すること (Photographは直訳すると光画といった意味で、真実を写すという意味は含まれていない)
に関する写真の歴史や言説、その 「写真」 という虚実皮膜の世界を利用したトリッキーな文章構成などで大変面白い本です。

写真にご興味のある方は是非。




展覧会では最初、単純に

「詩的で綺麗な写真だなぁ。」

と思って見ていたのですが、写真の展覧会では比較的珍しい年配女性グループが、プリントされたキャプションと作品を照らし合わせながら熱心に観てらっしゃるのを見て、(キャプションは作品の横には表示されておらず、プリントで配られるだけ)
「なんだろう?」
と思い、普段目を通すことも無いプリント資料に目を落として愕然としました。
(どんな展覧会でも、先にキャプションや解説を読むと、それに縛られて自分なりの解釈が出来なくなるので、先入観が入る前に作品を観賞するようにしているのです。)

「この写真はそんな場所を撮っていたのか・・・。」

写真の見え方がまるで違ってきます。

その後、ちょっと半泣きになっていたので、それを見て警備員に声をかけられたのかもしれません。苦笑


米田知子展 「暗なきところで逢えれば」

は、2014(平成26)年9月13日(土)~2014年11月3日(月・祝)まで、姫路市立美術館の企画展として開催されています。





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by coca-z | 2014-09-30 00:00 | 531-540
植物的生活533
先日の広島出張。
中国地方に出掛けると、オレンジ色の石州瓦が旅情を感じさせます。
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特にこの地方は壁の色もオレンジ~薄黄色の優しい配色のためか、仏蘭西かどこかの外国のよう。



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こちらの家は上塗りをした壁ですが、丁度咲き始めたアキノノゲシ (Lactuca indica) の花色のようです。
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こちらの家は瓦が黒ですが、やはり壁はアキノノゲシ色。
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夕方、宿泊先へ向かう車の中から目をつけていた民家に、朝早く起きて訪ねてみました。
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左から2番目の建物は、土壁の上から新建材のパネルを貼ってありますが、やはり色は黄色っぽいオフホワイト。
他の建物は上塗りをせず、下地の土壁仕上げです。

お住まいの方が丁度農作業ため、外にいらっしゃったのでお話しを伺うと、古いものは60~70年前に建てられたものだそう。
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一番左側の蔵が一番古いそうで、瓦の色も最近の製品とは違って色ムラのある、落ち着いた色で更にいい感じ。
オレンジと言うよりは赤茶色といった色彩。
備前焼で作られた岡山の閑谷学校の瓦に近い色調です。
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(閑谷学校の門の屋根)



すぐ横には使われなくなった牛小屋もありました。
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壁が土で出来ているため、ササの地下茎がその中を通って、自然発生の緑化屋根になっています・笑


その後、別の場所へ車で移動したのですが、車窓からは黄色い新建材の屋根がいくつも見えて面白い。
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トタンやガルバリウムの様な素材なのですが、わざわざ黄色く塗ってあるのです。
関西地方では見かけない色彩選択。
阪神間では戦前、一時的にスパニッシュ瓦が流行ったので、オレンジの瓦の住宅は時折見かけますが、新建材の屋根をこんな色に塗ったものは見かけません。

やはり石州瓦の伝統がこの色を選ばせるのでしょうか?


以前、長野に出張した時、車窓から見える屋根の色に、くすんだ赤と青色が目だって興味深かったのですが、こちらは何の影響なのでしょうか?
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なかなか興味深い地域嗜好で、研究してみると面白そうです。





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by coca-z | 2014-09-26 00:00 | 531-540
植物的生活532
わーい!
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『文藝別冊 KAWADE夢ムック [総特集]五十嵐大介』 河出書房新社出版


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オススメです。




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by coca-z | 2014-09-19 00:00 | 531-540
植物的生活531
好きな場所で、自由にくつろげる街っていいなぁ。
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ちょっとイタリアの広場を想わせます。イタリアの夜の広場は、もっと暗闇で人がガヤガヤしてるイメージですが。(打ち合わせ帰り、大阪うめきた にて)

ここは飲み物も、小洒落たコンビニでのテイクアウトから超高級レストランまで、色々な選択肢が揃っていて嬉しい。
そしてお金を使わなくてもラグジュアリーな気分が味わえます。



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by coca-z | 2014-09-18 00:00 | 531-540
植物的生活530
今年の中秋の名月はいつもより早くて、関西の平野部ではススキの穂をほとんど見かけませんでしたが、先週の出張で訪れた広島の山間部は標高が高いだけあって、沢山のススキの穂が見られました。
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ススキの穂は赤いのや白いのなど、色々個体差があって、海外では品種化されています。
この辺りは赤いものがほとんど。


あちこち見てまわっていると、広島で絶滅危惧Ⅰ種に指定されている野生のフジバカマが咲き乱れている場所を発見。
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奈良では絶滅、大阪や京都でも同じく絶滅危惧Ⅰ種に指定されていて、本当に少しだけ咲いているのしか見たことがないので、咲き乱れているのは初めて見ました。
(追記:こちらはフジバカマでなく、ヒヨドリバナとのことでした。ヒヨドリバナにもピンクの花ってあるんだな・・・。知らなかった。それともサワヒヨドリなんでしょうか?でも生育地は湿地じゃなかったなぁ。。。)

周囲にはこんな花も。
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マツムシソウです。
小学生のころタネから育てたことがあり、懐かしい花。
花屋ではスカビオサと呼ばれる白や濃い色の西洋マツムシソウしか見かけないので、この優しい藤色はとても魅力があります。

マツムシソウに魅かれるのは植物事務所COCA-Zだけではない様で、こんな虫が。
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身体が青い金属色で初めて見る虫。気になり調べてみたらヤホシホソマダラのようです。

野生のカワラナデシコや
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ツルリンドウも秋の花らしくて綺麗。
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こちらは栽培したものですが、はじめてヒゴタイを見ました。
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外国産のルリタマアザミはよく切り花で見かけますが、こちらは日本に自生する植物。
ヒゴタイと言えば、熊本・阿蘇の花といったイメージでしたが、広島にも少数ながら自生しているそう。
(ヒゴタイも広島で絶滅危惧Ⅰ種に指定されています。)


これららは草原に生える植物たち。
最近の研究では、雑木林に生える植物と同じく草原の植物も、人の手で維持されてきた環境に氷河期の植物が逃げ込んだと考えられているそうで、とても貴重な存在です。

100年前の日本では、国土の13%が草原だったそうですが、現在ではそのほとんどが森になってしまい (草刈りや野焼きを止めたため)、草原は国土の1%しか残っていないそう。
キキョウをはじめとする草原の動植物が絶滅危惧種になるのも納得。

今後もこれらの植物が生き残っていくためには、継続した人の手助けが必至のようです。



※『日本列島草原1万年の旅 草地と日本人』 
須賀丈・岡本透・丑丸淳史氏著 築地書館発行 参照



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by coca-z | 2014-09-16 00:00 | 521-530
植物的生活529
インドの写真は久しぶりに引っ張り出してきたので、懐かしく眺めていたら、カーンチープラム (Kanchipuram) のエーカンバレシュワラ (Ekambareshwara) 寺院のマンゴー の古木の写真が出てきました。
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解説には樹齢が3500年とあり、当時から 「本当かな?」 と思っていたので今回インターネットで検索したら、2005年に枯れてしまったそうです・・・ショック。。。
(枯れた年についてはこちらのサイト参照。しかし、遺跡に乗るのはどうかと思います・・・。20年前も同じ場所でインド人数人が上に乗って記念写真を撮っているのを見ましたが。。。)


ネットで検索しても枯れる前の小さく弱っている写真しか見つからないので、20年前の大きく枝を広げたこのマンゴーの巨木写真は貴重なのかもしれません。
プリントされたものなら、探せば世界中にパラパラとあると思うのですが・・・。

しかし、マンゴーって本当にこれほど長寿な木なんでしょうか?





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by coca-z | 2014-09-08 00:00 | 521-530
植物的生活528
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現場がずっと続いて、結構ヘトヘトになっていた昨日、運転中のラジオから 「関西国際空港が開港20周年を迎えました。」 というニュースが聴こえました。

大学時代の夏休み、まだ関空が開港前だったので別の空港からインドへ飛び立ち、一カ月後、開港したばかりの関空で、記念に同行の友人たちと検疫を受けたら指定伝染病の検査で引っ掛かり、強制入院させられたことを思い出しました。

もう20年も前のことなんだなぁ。。。
(当時は 「男子大学生、インドから帰国後○○発病で入院」 と新聞にも書かれる始末・・・苦笑)
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(1994.09.カーンチープラム ヴァラダラージャ寺院の入り口のハヌマーン像)



旅先で出会ったこの子たちも、きっといい大人になってるだろうなぁ。
(1994.09.カニャークマリの子どもたち)
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この美少年も奥に写るキャラの濃いおじさんみたいになってたりして・苦笑
(1994.09.マドラス カーパリシュワラー寺院で 修行する少年僧)
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友人と3人、かなり濃いインド体験を一カ月も味わったので、帰ってきた時
「もう暫くインドに行かなくてもいいかな・・・。」
と思ったまま、20年も経ってしまいました。

もうそろそろ再訪しても面白いかもしれません。
素焼きの器に注がれる甘いチャイをまた飲みたいです。

でもインドに行くのなら、スリランカにバワ兄弟の庭と建築を見に行きたい!!!笑




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by coca-z | 2014-09-06 00:00 | 521-530



植物事務所COCA-Z(コカジ) 植物的生活               註)本ブログに記載されている広告は自動的に挿入されているもので、植物事務所コカジに一切関係はありません。
by coca-z
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