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植物的生活710
プランを考えて悶々。。。

バラなんかほとんど無いのに、なぜニューヨークのハイラインはあんなに人気なんだろう。(植物事務所COCA-Zはバラにあまり魅かれないので、一般的な感覚がよく判らなくなってます・・・汗)
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多種のグラス類が植栽されていて、「華やか」 というより 「爽やか」 イメージ。

でもこの人気は植栽の巧みさだけが理由でなく、舗装のエッジのデザインや、骨格となる空間構成の良さが凄く効いてるんだろうなぁ。(ハイラインの写真はすべて2012年7月12日撮影)
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こういった額縁がなければ、きっとただの雑草に見えてしまうのでしょう。(と言うか、これだけちゃんと舗装やストリートファニチャーがデザインされていれば、植栽は雑草でもかまわないのかも。)

舗装材が一部盛り上がっているのは、車椅子のタイヤがはまるのを防止する為なのではないかと思います。(ハイラインにはいくつかエレベーターがあって、バリアフリーにも配慮されていました。)
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このリストによると、ハイラインでは植わっているバラは Rosa ‘Ausorts’ と Rosa ‘F.J. Grootendorst’ を除いて、一重で素朴な雰囲気の品種だけのようです。

現地で見かけたのは Rosa ‘Sally Holmes’ 
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と、Rosa glauca
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ハイラインは都会のど真ん中にある、というのも見逃せない条件です。

周囲に自然がいっぱいあれば、きっとこのグリーンのグラデーションは引き立たないでしょう。

中にはグラス類が倒れて、ゴチャッとなってしまっている場所も・・・
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それでも背景にエージング(時代)を感じる人工的素材があったり、すっきりデザインされた舗装があればこそ、景色として成り立つのかもしれません。
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比べて、やっぱり周囲が大自然に囲まれているガーデンは派手な花とか、判りやすい骨格が必須なんだろうな・・・

街中で見れば派手で暑苦しい花も、広大な緑の中では目立ちすぎず、点景として違って見えてくるのかもしれません。

マスフラワー(バラやシャクヤクのような塊状の花)がほとんど無い、秋の「十勝千年の森」はグラス好きの植物事務所COCA-Zが見ても、ちょっと寂しい感じがしたし。。。
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(2015年9月28日撮影)

悶々。。。。









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by coca-z | 2016-05-24 19:00 | 701-710
植物的生活684
今月号の 『趣味の園芸 2016年 3月号』 に、 植物事務所COCA-Zがいつか現地で見てみたいと思っている 南アフリカのナマクワランドや、西オーストラリアの植物とか、ユーフォルビアのような少し通好みの植物等が特集されています。
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30年来の読者としては、バラとかクリスマスローズの同じような特集がここ数年ずっと繰り返されもう飽き飽き、といった感じだったので、今回は嬉しい特集!

お施主様の中には、植物を育てるのが初めてという方もいらっしゃるので、こういった初心者向けの本は説明方法が、とても参考になるのです。

(追伸:ウチの近所の大型書店では、この号が売り切れてました。趣味の園芸が売り切れてるのは初めて見た!)



西オーストラリアと南アフリカ行きたいなぁ。(昨年、友人から冗談交じりに南アフリカ旅行に誘われたんですが、行けなかった。友人のフェイスブックに上がる写真を指をくわえて見ていたのみ・・・)

こちらは昔、オーストラリア・シドニーの植物園で撮影した竜血樹 (dracena draco) の写真。(この時は会社員時代で休みが取れず、シドニーにしか行けませんでした。)
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(1998年2月撮影)
オーストラリア原産の植物ではありませんが、乾燥した雨の少ない気候なので、露天展示植栽として植わっている植物も日本とはまったく違います。
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写真左右下は中国南部原産のカレンボク (Camptotheca acuminata) の実。
こちらの植物は京都市や宝塚市でも寒さに耐えて露地で育ちます。(京都の植物園で見た株は、すでに野生化していて自然増殖していた!)




当時はフィルムカメラで撮影していたので、デイビッド・ホックニーの影響で(苦笑)、竜血樹の写真のようなコラージュ的アルバム作りをよくしていました。


当時のアルバム。
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(1995年撮影:ニューヨークのグッゲンハイム美術館外観)

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(1995年撮影:ニューヨークのグッゲンハイム美術館内部ホール)

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(1995年撮影:改装前のニューヨーク・イサムノグチム庭園美術館)


この庭園美術館の庭の図面、今となっては貴重なのかな?

現在は美術館の名称が変わったようです
日本語版ホームページはこちら




久しぶりにシドニー植物園の竜血樹に会いに行きたいな、と検索してみたら、 2008年の5月に倒れてしまったそうです!涙







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by coca-z | 2016-03-03 12:00 | 681-690
植物的生活658
この週末、大阪でマニアックな植物イベントがあるとの情報を得て、視察に行ってきました。
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あまりにマニアックすぎて植物事務所COCA-Zには良く判らないだろうと思い、雰囲気だけ見てみようというつもりでいたのですが、意外にも植物のディスプレイや育て方について様々な情報を得られて、大変有意義でした。

特に嬉しかったのは、数年前から気になっているアメリカの植木鉢作家の作品の実物を、初めて見ることが出来たこと。
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以前、このサイト※ を発見してから色々ネットで調べていたのですが、日本の盆栽鉢にインスパイアされ、趣味で陶芸を始めた方のようです。(確か奥様も陶芸作家だったような・・・)


今回のイベントでお店の方に話を伺ったところ、作家本人から通信販売もしてもらえるとのこと。

ただ焼き締めが甘いため、輸送中に破損することもあるとの事でした。

植物を植えた使用感なども伺ったところ、焼き締めが甘い分、水やりの回数も多くなるのと、基本的に盆栽鉢からインスピレーションを得た形なので平鉢が多く、多肉植物を植えるにはもう少し深いほうが管理しやすいとのことでした。

やはり実際に使用した方の意見はとても勉強になります。


盆栽や山野草の鉢は、古くから観賞と育ちの良さなどが研究され、名手と呼ばれる方たちもいらっしゃいますし、今月号の雑誌 『盆栽世界』 などには松下凡才さんの作る進化した盆鉢と言える 「タマシイノカタチ」 などが特集されていますが、奥が深く、植物事務所COCA-Zも今後挑戦したい分野のひとつです。(何度か友人の陶芸教室で挑戦したことがあるのですが、なかなか難しい。。。)


しかし、上記のサイトのような植物と植木鉢が一体となった様子を見ると、以前、シンガポールのバナバの盆栽※を紹介した時に書いた、「更なる進化を遂げた盆栽」文化が海外で生まれつつあるのを感じます。







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by coca-z | 2015-12-07 17:00 | 651-660
植物的生活596
相変わらず、あっち行ったりこっち行ったりでバタバタ。

数年ぶりにリプサリスに実がつきました。
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もう10年以上前にプラントハンターの花宇さんの所から来たものですが、花が寒い時期に咲くので筆で受粉をさせなければならず、不精して暫く実を見ていませんでした。(自家受粉します)

蛍光ピンクでカワイイヤツです。


リプサリスの自生地(メキシコ・ヒリトラ)の写真。
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白い実の種ですが、スコールの雨に濡れて、光るシャンデリアのようでした。









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by coca-z | 2015-04-22 00:00 | 591-600
植物的生活575
フンデルト・ヴァッサーの絵のような石畳。
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現在お手伝いしているプロジェクトの中庭の参考になる絵が展示されていると聞き、最終日駆け込みで滋賀県立近代美術館 「滋賀近美 30年の至宝展」へ。


ここへ来ると、いつも写真を撮ってしまうこの刈り込み。
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なんだかシュールでユーモラス。手前の緑の球体は、直径1mくらいもあるのです。
サツキが紅葉している上に手前の並木が落葉し、いつもにも増してマメツゲ・サツキ・ヒラドツツジ・芝生に生えたコケの色彩対比がくっきりと出て、フォルムが引き立ちます。

室内から見た感じ。
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行政の縦割りで奥と手前では管理が違うのでしょうか?なんだか不思議な風景です。

この美術館は室内から外の景色が見えるように工夫されているのですが、
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もう少し刈り込み方法を工夫すれば、もっと面白い景色になると思います。

この場所も
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ユニークな雨鎖を、雨の日のインスタレーションのように利用出来そう。
刈り込みも、工夫し甲斐がありそうです。


美術館や博物館は紫外線の問題があるので、景色を取り入れるのはなかなか難しいかと思いますが、こちらはメキシコの国立博物館の事例。
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ジャングルの奥に遺跡がある、といった雰囲気に造られていて収蔵品の世界観を強調しています。
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こちらは昨年オープンした京都国立博物館の平成知新館 (谷口吉生氏設計) のエントランスロビー。
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寒さで黄色く変色したシラカシの列植が綺麗です。
シラカシがレモンイエローになるのが結構好きで、あちこちで事例を観察しているのですが、日当たりが良くて、肥料が切れている時に黄色くなるような気がします。
(ここの植栽はシラカシの足元に植えられたフイリヤブランが、縁石無しに芝生と接して植えられているので、すぐに芝生にのみ込まれてしまいそうなのを心配しています・・・)


それでもやっぱり外が美しく見える美術館と言えば、以前もご紹介したデンマークのルイジアナ美術館※でしょうか。

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こういった既存巨木の風景は奈良・春日大社の拝殿の風景を想わせます。
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春日大社の拝殿は、白砂の向こうに杉の巨木の根元が屋根でフレーミングされて見えるように造られていて、とても美しい景色。

こちらはルイジアナ美術館のガラスの出窓。
ガラスの汚れが雨で垂れて、いつも雨が降っているように見える窓。
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意図したものではないでしょうが、インスタレーションのようで面白いので、別のところで利用できそう。



滋賀県立美術館は新しい館を建てる計画をしているそうで、先ごろコンペの第一次審査が発表されました。

・青木淳建築計画事務所
・隈研吾建築都市設計事務所
・山本理顕設計工場
・SANAA事務所
・日建設計 大阪オフィス

の5社が選ばれたとのこと。
いずれの設計者が選ばれても面白いものになりそうですが、ちょっといつもと同じようなメンバーすぎて、もうちょっと若手にやらせても・・・と思ったり。


滋賀県立美術館のある文化ゾーンには、なかなか立派な日本庭園とお茶室がありますが、こういった施設ももっと活用されると良いと思います。
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いつも閉まっているイメージでしたが、今回は 「抹茶を自分で立てて、自分で飲む」 というちょっと不思議な体験を、お菓子付きで350円という破格の値段で出来るというので、初めて座敷に上がりました。
普段は部屋を使うこと自体が有料だそう。

植物事務所COCA-Zの後は小さな女の子たちが家族連れでやって来て、お茶を立てるのに挑戦していました。このよう体験を子どもの頃から気楽に出来るのは、文化の継承の上でとても重要なことだと思います。

日本庭園は以前のクマザサが生い茂る雰囲気のほうが好きでしたが、今も手入れはちゃんと頻繁にされているようです。
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美術館に隣接する図書館は、信楽を擁する滋賀県だけあって沢山の陶芸作品が飾られているのですが、数が多すぎるのか、こんなぞんざいな扱いを受けている作品も。
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階段の踊り場で、誰かに蹴られて破損しそう。。。

新しい美術館にちゃんとしたスペースを創ってあげてほしい。。。


新しい美術館は 「近江の仏教美術」 にも力を入れるそう。
確かに滋賀には優れた仏教美術が沢山あるのに、奈良や京都のようにまとまって見ることが出来る場所がありません。

是非とも良い美術館にしてもらいたいです。
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写真は昨年、彦根での仕事の帰りに立ち寄った湖東三山のひとつ西明寺。写真は撮影出来ませんが、興味深い仏像が数多く安置されていました。





追記5つの案の詳細が発表されました。

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by coca-z | 2015-02-02 00:00 | 571-580
植物的生活556
寒いので、暖かい国へ旅したい。。。
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長距離バスから見るメキシコ・グアダラハラ郊外の車窓風景。
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青白い場所は、テキーラの材料となるアガベ畑。
牧草やトウモロコシ畑の緑に浮かび上がって、不思議な色彩を見せます。(バスの窓ガラスに、紫外線カットの色が付いているので余計に不思議な色。)
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長距離バスの車内はこんな感じ。
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遠景にはテーブルマウンテン。
一等の長距離バスは広くて、エコノミーの飛行機より快適な乗り心地です。

グアダラハラでは空港の前にも農作物としてではなく、観賞用としてアガベが沢山植栽されていました。
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この地域を特徴づける植物(作物)なのです。

屋台の装飾にも使われているのを発見。(テキーラを採るアガベとは違う品種のようです)
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こちらはグアダラハラ郊外の街、トラケパケ。
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街の色彩からして暖かそう。
この通りは歩行者天国になっていて、地面に植えられた街路樹と、店舗の前に置かれた大鉢植栽が組み合わさって、魅力的な景観を創り出していました。
(この辺りは高級なレストランやお土産物屋が並ぶ場所です。)
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街路樹と大鉢に植えられたつる草でゲートを作った事例。
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大阪や東京などでは、道路法を改正して歩道にカフェなどが出来ているので、日本でも可能だと思います。

こんな植込みはまさにメキシコ! という雰囲気。
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(実際には植わっているアロエもシュロガヤツリもアフリカ原産ですけれど・苦笑)
植木鉢の種類も色々凝っていて個性的。


メキシコ人が得意な刈り込み樹形。
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日本でも刈り込みの庭をよく見かけますが、こんなゲートや噴水と組み合わせると、また違った雰囲気になって魅力的です。
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植えてある植物からして暖かそうだなぁ。。。




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by coca-z | 2014-12-20 00:00 | 551-560
植物的生活515
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仕入れの合間の時間を利用して、ガーデン植花夢さんの見学に行ってきました。
暴れて育ったものを無理やりヒモで束ねたエキナセア。
荒々しい いけばな の様で魅力的。

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洋書の様な景色が撮れました。笑
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グラスのカラマグロスティス 'カールフォスター' は日本でも綺麗に育つんだなぁ。

写真では表現できませんが、微風でしなやかに揺れるので、日本の蒸し暑い気候で見ても意外に暑苦しくない、というのが今回の発見です。
エキナセアの色合わせが良いからでしょうか、乾いた夏を演出するのにピッタリな雰囲気。


こちらはニューヨークのハイラインのカールフォスター (Calamagrostis x acutiflora ‘Karl Foerster’)。
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(2012年7月12日撮影)
初夏のニューヨークはカラリとした爽やかな気候なので、暑苦しく感じる心配がありません。

再びガーデン植花夢さん。
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アスチルベの花ガラが綺麗に残っていました。
欧米などでは、この状態で晩秋までドライフラワー的に楽しむようですが、関西ではなかなか見かけません。気候のせいか大抵、チリチリになるか腐ってしまうのです。
(リンク先の写真の一番手前がアスチルベ。でもこうやって見ると背丈が全然違いますが、冬のセイタカアワダチソウにも見えます・苦笑)

社長にアスチルベの花ガラについて尋ねると、今年の夏は例年より気温が低いからかもしれないとのこと。
おそらく赤と白、ピンクの花だったものですが、それぞれに花ガラの色が違っていてシックな色彩です。



別の場所では
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黄金葉のウドと、ヘメロカリスの花底の色が合わせてあって綺麗。
レモンイエローの色彩が引き立つのは、カラス葉の植物が背景になっているからでしょう。
素晴らしい計算。



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by coca-z | 2014-07-19 00:00 | 511-520
植物的生活514
湿度の高い天気が続き、ケヤキ並木の幹に生えた地衣類やコケが絵具を塗ったように鮮やか。
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こちらはメキシコで見かけた地衣類。
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幹の下半分には石灰(?)か何かを塗っているので、白と緑のコントラストが綺麗です。

この木はバラガンのSan Cristobal (サン・クリストバル) 見学の帰りに見つけたもの。
こちらがその内部。一番有名な池の周辺のパノラマ写真です。
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(写真はクリックで大きくなります。日本人なら池の縁を、こんな適当な収まりにしないだろうなぁ。)

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写真のデータは飛んでしまいましたが、この時、ずっと憧れていたラス・アルボレダス (las arboledas) という馬の水飲み場も訪れました。
でも昔の写真で見た静謐な雰囲気を期待しすぎたせいか、あまり感動しませんでした。残念。。。

このブログに見るように、現在はちょっと薄汚れた雰囲気なのです。(ブログの一番上の写真は昔のもの。現在は下の2枚の写真の雰囲気。子どもたちが水浴びしているのが馬のための水桶です。植物事務所COCA-Zが訪れた時は散歩中の大型犬が中に飛び込んで気持ち良さそうに泳いでました。)

それでも想像以上に大きな白い壁と、並木に使われていたユーカリの強烈な芳香は強く印象に残っています。

香りの風景というのは、やはり現場に行かないと判らないものです。


こちらは先述のSan Cristobal (サン・クリストバル=広大なお屋敷と馬のための牧場) の門の前。
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タイルに焼きムラがあるせいで吸水率が違うのでしょうか、地衣類・コケがモザイクのような模様を描いて、魅力的な風景になっています。




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by coca-z | 2014-07-14 00:00 | 511-520
植物的生活493
先日、友人からタンポポコーヒーを出してもらい、飲んでみてビックリ。

すごく美味しい!

どこで買ったかを教えてもらい、近所の店だったので早速購入してきました。
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原料が100%タンポポで、混じり気が無いのも嬉しい。
(やっぱり震災以降、放射性物質とともに日本や中国の農薬・食品添加物なども気になります。コンビニのおにぎりや、スーパーのソーセージとかハムの原材料表記を見たら、げんなりして食欲が無くなること多々・・・)
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鳥取の ゼンヤクノーさん という会社の製品です。
(もうちょっとパッケージがオシャレでもよいような気もしますが・・・)

昭和47年 「国産薬草の栽培から健康茶の製造までの一貫システム」 が特長の、健康茶製造メーカーとして始まった会社だそう。


小学生のころから通販でハーブの種子を取り寄せたり (当時は一般的な園芸店でハーブの種子はほとんど扱ってなかったのです) 、広田靚子さんや熊井明子さんの本でハーブのことを研究したりして、仙人や魔女の使う薬草にも憧れていた植物事務所COCA-Zは、薬草関係に興味津々です。笑
(今は日本の伝統医療・漢方にも興味があります。現在日本の漢方は危機にひんしてるのだとか。)

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これは小学生の時、クリスマスプレゼントとして買ってもらった 『広田靚子のハーブブック』 山と渓谷社。

タンポポがハーブとして取り上げられていて、タンポポコーヒーの作り方も写真入りで解説されているのですが、タンポポの根を掘るのは一度挑戦して難しい事を知っていたので、実際にタンポポコーヒーを作ったことはありませんでした。


それでもハーブオイルや、ハーブでの草木染めなどは、この本を見て初めて挑戦しましたし、当時気に入って何度も読み直した本なので、今も大事に手元に置いてあります。

この本には広田靚子さんが海外で買い集めた種子袋の素晴らしいコレクションが載っているのですが、その影響で植物事務所COCA-Zは未だに、蒔き終わった種子袋を捨てられません。。。苦笑
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ちなみにこちらは植物事務所COCA-Zがニューヨークで見つけた種子袋。検疫を通しているので、すべて開封されていますし、トマトはウィルスの関係で没収されてしまいましたが、絵袋はボタニカルアートで描かれていて美しく見惚れてしまいます。
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 流石は昆虫に抵抗がないニューヨーカー だけあってチョウやガの絵が入っているのが楽し気です。
ちゃんと夜咲きの植物には夜行性のスズメガが描かれてありますし、ディルはキアゲハの仲間の食草だというのも判ります。

ルコウソウの絵袋にハチドリが飛んでいるのも、アメリカ大陸ならでは。




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by coca-z | 2014-04-24 00:00 | 491-500
植物的生活462
前回の古美術繋がりでもうひとつ。

こちらもツイッターで流れてきて、たまたま知った展覧会。

大阪市立美術館 の特別展示とコレクション展です。

大阪市立美術館は予算がないのか、ホームページ以外でほとんど告知されていなくて、ツイッターで見かけなければ見逃すところでした。

こちらは同じく昨年、大阪市立美術館で行われた 特別展 『北魏 石造仏教彫刻の展開』 のチラシ。
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素敵です。(植物事務所COCA-Zは北魏の仏像がすごく好きなので、このチラシを見つけた時には小躍りしました・苦笑。使用している紙の質感がまたいいのです。)

最近は大阪市立の美術館のチラシがちゃんとデザインされていて、街中で見かけるポスターも目を引きます。
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こちらは 大阪市立東洋陶磁器美術館 で現在行われている 国際交流企画展 「定窯・優雅なる白の世界 ―窯址発掘成果展」 のチラシ。
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誰がデザインしているのか知らないのですが、「この展覧会、良さそう。」 と思わせますし、ポスターなどは売っていたら買ってしまいそう。

最近、街で見かけるたびにそんな事を思っていたので、今回の特別展示のチラシが制作されていなく、広報活動もあまりちゃんとなされていないのは本当に残念。。。



6つの展示が一緒に行われているので入場料もそれなりかな?と、チケットショップで安い券を買いたいと思っていたのですが、時間が無くて直接美術館に行くことに。

ところが入口の自動販売機には常設展の300円券の販売しかありません。

どこでチケットを買えばいいか判らなかったので、係の人に聞いてみたのですが、その金額で6つの展示すべて見ることが出来るとのことのことで吃驚仰天。

300円って、いまどきケーキひとつ買えない値段。。。


中に入ると、広報があまりなされてないだけあって、展示品は素晴らしいのに人影はまばら。

お陰でじっくり見ることが出来ました。見学者にはコストパフォーマンス良すぎですが、人が少なすぎてもったいない!
(残念ながら内部の撮影は禁止なので写真はありません)


ツイッターでは コプトの染織 が話題でしたが、それもさることながら、植物事務所COCA-Z的には陶磁器を展示している コレクション展 『吉祥の意匠』 が印象的でした。


11世紀の北宋の定窯の白磁から始まり、清の景徳鎮窯の黄釉や、金の耀州窯の青磁など、美しい器が並べられているのですが、昨今の美術展示の流行りのように、LEDのミニスポットライトを使用した 「ドラマチックな」 照明でなく、蛍光灯で平明に照らされた展示でした。
様々な時代の器がフラット (平等) に並べられていて、なんだか北欧のモダンデザインの展覧会を想わせるような、シンプルで美しい配置。


ここには何度か来ているのですが、この展示で使われている、鉄とガラスで出来た古い展示ケースが今までになく格好良く見えるので、近くにいた学芸員の方に聞いてみると、昭和11年に開館した時の展示ケースを使用しているとのこと。

古いものを大切に使用しているのを聞いて、嬉しくなりました。

昨年、東京で元東京中央郵便局の建物を再利用した KITTE (きって) を見学した時、取り壊された大阪中央郵便局を想い出して 「どうして東京の郵便局舎は半分破壊されているとは言え、こんないい感じに古いものを活用しているのに、大阪は出来なかったんだろう・・・」と哀しくなっていたのです。
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こちらはそのKITTEの外観

下の写真は中にある吹き抜けホールです。
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ちょうどクリスマスシーズンで、巨大なクリスマスツリーが飾られていました。

この建物の中にある
JPタワー学術文化総合ミュージアム インターメディアテク の展示がまた素晴らしいのです。
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東京大学が所蔵する博物資料を無料(!)で展示してあるのですが、古い建物(=東京中央郵便局)に対する愛情と、大学が持つ資料の魅力を、多くの人にアピールする意志に溢れています。
(こちらも残念ながら内部の撮影は禁止されているので写真がありません。)





今回、大阪市立美術館の陶磁器の展示が美しく見えたのは、器を並べる順番や、その間 (ま) のとり方のセンスが、素晴らしく良かったからだと思います。

古美術というと、なんとなく現代の生活とは切り離された別世界の品物、というイメージですが、この展覧会では 「数百年前の器も、現代の器のデザインに繋がっているいるんだなぁ。」 と感じさせる展示でした。

展示品にほとんど説明が書かれていないので、素直に器の形や色が浮かび上がってくるのです。
なんだか雑貨屋で食器を品定めしているような、自分の感性だけをたよりに見る感じで、清々しい方法でした。




この春、京都の国立博物館は常設館が谷口吉生氏の設計で建て直され平成知新館開館としてオープンする予定ですし、(追記:準備が遅れて開館は秋に伸びたそうです・・・植物事務所COCA-Zの故郷がテーマになった 『南山城の古寺巡礼展』 H26.4.22(火)~6.15(日) と一緒に見学出来ると思ってたのに残念・・・ここにもすごく好きな北魏の仏像があるのに、工事が始まって以来もう何年も見てません・・・)
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東京国立博物館の東洋館は昨年リニューアルオープンして、とてもカッコイイ展示になりましたが、大阪市の財政から考えると、この美術館でそのようなことは難しいでしょう。


それでもこんな風に既にあるものを利用して、美しい展示が行えるというのは、とても素晴らしいことだと思いました。

是非とも美術館の裏にある慶沢園 (けいたくえん) という日本庭園も、もっと活用してほしいです。

(現在図書閲覧室になっている部屋を改装して、庭を眺めることが出来るレストランを設置するといった案はどうでしょうか。
現在、この美術館は一旦外に出ないとレストラン (それも地下) の利用が出来ないのでとても不便。二階にあまりカッコイイとは言えないカフェもあるのですが、週末でも閉まっていたりするので、室内からと庭園からアクセスできる洒落たレストランかカフェがあれば、凄く充実した時間が過ごせる場所になると思うのですが・・・。)





こちらは昨年末視察した東京国立博物館の東洋館。(こちらでは一部の作品を除き、撮影が許可されています)
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エジプト美術のコーナーですが、ミイラや木製品を展示しながら保存するために、最新のテクノロジーが見えないところで使われているそうです。
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ガラスは反射の少ない特殊ガラスを2枚、間に飛散防止フィルムを挟んで使用し、地震などのアクシデントから見学者と展示物を守るようになっているとのこと。

ミイラや木製品のケースは、内部の酸素を抜いて酸化による劣化を防いだ上で湿度を一定に保っていたり、大きな石造美術は展示台に免震装置がほどこされていて、不格好な支えが無くても大地震で倒れることが無いようにしているそうです。(NHK・探検バクモン参照)


こちらは一昨年見学したニューヨークの自然史博物館。動物の剥製がジオラマで展示されている様子です。
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様々な動物の生育環境が、詩的で美しいジオラマになっていて、大変有名な展示ですが、何故、こんなに吸い込まれるようにクリアに見えるのだろう?と現場で観察していると、この展示でもガラスの反射に工夫がされているのを発見。

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ガラスが斜めに設置されています。
展示に集中できるように、すぐには気付かないところで色々工夫されているのだなぁ、と感じ入った瞬間でした。
(博物館学芸員の資格を持っている植物事務所COCA-Zは、ついついそんな所もチェックしてしまいます・苦笑)

しかし、こんな展示の博物館が近所にあれば、何度も訪れてしまいそうです。ニューヨーカーが羨ましい・笑
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by coca-z | 2014-01-21 00:00 | 461-470



植物事務所COCA-Z(コカジ) 植物的生活               註)本ブログに記載されている広告は自動的に挿入されているもので、植物事務所コカジに一切関係はありません。
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