植物的生活154
大九湖の翌日は温泉の湧き出る谷やスキー場を視察します。
別の場所に移動するにも2000mから3000m近い山を越えなければなりません。
途中立ち寄った風光明媚な「三省台」という場所にあったトイレ。
枕木で作られた可愛らしい建物です。
高度は2000mを超えるというのに周辺には竹の仲間が茂っています。

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険しい山の合間に作られた畑。
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白く見えるのはトウモロコシ畑に使用されているビニル製のマルチングシートです。


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左は谷で出会ったの現地の方です。大きなアザミのような植物を提げています。何に使うのでしょうか?
この辺りでは沢山の山菜を食べるので、もしかしたら食用なのかもしれません。

右は自生するヤマシャクヤク。
神農架のある湖北省は中国四大美人の一人に数えられる王昭君の故郷ですが、ヤマシャクヤクはその姿を彷彿とさせます。

(花が大きく目立つためか、山で咲いた花を掘ってきたと思われる開花株の鉢植えが飾られているのも見かけましたが、鉢に押し込められた花は萎れて痛々しい姿をしていました。シャクヤクの根は太く長いので、綺麗に掘り取るのが難しいのでしょう。「やはり野に置け蓮華草」といったところでしょうか。)

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雪のない夏のスキー場には高山性のサクラソウの大群落。日本でも夏場のスキー場は高山性の動植物の楽園となっているそうですが※、中国のスキー場でこれほどまでにサクラソウが繁茂しているとは想像しませんでした。

近くの樹木の幹にはサルオガセの仲間も見えます。(写真右)



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伐採をまぬがれた木立を観察してみると、樹高と葉張りが4m近いサンザシの仲間が生えていました。
厳しい環境でここまで大きくなるにはどれほどの年月が必要でしょうか。
幹は外敵から身を守るようにトゲだらけです。

ゲレンデにはこんな不思議な植物も生えていました。高さは数センチほど。ムーミンの登場人物(?)のニョロニョロを想わせます。笑
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日も暮れて調査が終わり、夕食の時間。
この日は民家のような場所でご飯をいただきました。

いつもは回転円卓でご飯を食べるのですが、この日の食卓は囲炉裏を立体的にしたようなテーブル。
中央が薪ストーブになっていて、そこで鍋をしながら料理をつつきます。布団のないコタツのようです。
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壁には様々な肉の燻製。
地元の若い役人などもやって来て、テンションの高い宴の始まりです。アルコールが好きではなく、中国語もほとんどわからない植物事務所COCA-Zでも、現地の人たちの異常な盛り上がりを見ていると楽しい気分になります・笑
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中国に広く普及している回転円卓は日本が発祥の地というのも、この時初めて中国の方から教えてもらいました。

宴も終わり外へ出ると空には満天の星。北斗七星のまわりにこれほど星があったのかと、びっくりするような数です。
黄砂が降る中国で、これほどの夜空はなかなか見ることができないとのこと。
とても美しい光景でした。



※ 『生物いまどき進化論-都市化がもたらす人工サバイバル-』 藤本和典著 参照
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by coca-z | 2010-05-20 00:00 | 151-160
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