先日、現場の帰り道、コンビニに寄ってアイスクリーム(正確にはラクトアイス)を食べながら何気なくパッケージを見ていると、原材料に 「パームオイル(ヤシの実から採集する油)」 とあって驚きました。
スナック菓子やインスタントラーメンの揚げ油に沢山使われているのは知っていて、できるだけ避けるようにしていたのですが、こんなところにも。。。
写真は以前ボルネオでみたパームオイルの採集の現場。この実を絞って油を作ります。
数年前、ボルネオを訪れた時、何より驚いたのはパームオイルを作るアブラヤシのプランテーションの広さです。
ボルネオと言えば 「密林におおわれたジャングル」 というイメージがありますが、飛行機から見ても原生林は国立公園など、ほんの限られた場所にしかありません。
ジャングルは伐りはらわれて、アブラヤシだけが延々と植えられています。
原生林と違って、単一栽培のプランテーションはほとんどの野生生物の住処にはなりません。
「エコロジカル」 というキャッチフレーズで推奨される原料も本当に 「エコロジカル」 なのかしっかり考えなくてはいけないと思います。
ひとくちにヤシと言っても、南国には沢山の種類があって、
このように葉っぱ一枚が人の背丈の何倍もあるものから、
樹高が人の背丈くらいしかない、こんなものまで、色々です。
この小さなヤシはボルネオのキナバル山 (世界遺産で自然保護区) で見た高山性と思われるヤシ。パッと見は針葉樹のようにも見えます。
近づいてみると幹は棘だらけ。
大きなヤシと言えばこんなものもありました。