電気料金の案内に 「原子力の再稼働に全力で取り組む」 と書かれてあって、もう関電から電気を買いたくないなぁ、と思う今日この頃です。。。
今週施工していた物件では、ポイントに植木鉢を置くことに。
住宅の壁にレンガタイルが使われているので、テラコッタ・レンガ系素材で統一しているのですが、鉢が新品すぎて、なんだか台座と違和感があります。
そこでアンティーク調にペイントすることに。
なんとなくしっくり。
先日の別の物件では、門柱の壁の仕上げがあまりもペンキでベッタリ塗ったような単調な表情だったので、こちらも塗装で自然なムラを出して仕上げました。
錆びたコールテン鋼のプレートと馴染むように。
大きな壁面を塗るのは、壁画を描いているようで楽しいのです。この物件はモノトーンだったので、水墨画を描いている気分。
元ネタはこれです。
「月と漆の物語2009 The Tale of Moon-light-night and Japanese-lacquer 2009」。
2009年に大阪で行った展覧会。
日本だけの風習である十三夜をテーマにしたもの。
床の間に興味のある植物事務所COCA-Zは組み立て式の床の間を作って花をいけました。
実際の月は見えない街中の会場だったので組み立て式床の間の壁面に和紙を貼り、月が雲で隠れた夜空を水墨で表現したもの。
花は十三夜のころにボサボサになる枯れススキと、お団子のようなキクを組み合わせました。
水墨画は小学生の頃、母が購入していた 『婦人百科』 という雑誌を見て独学で学んだ程度ですが、これを元に昨年は
シンガポールで大きな作品も作ることに。
こちらはテストピース。
このように水彩画用の紙に書いた抽象的な水墨画を拡大して、シールコピーしたものを使用しましたが、やはり大きな作品を作るのはとてもワクワクする体験です。