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以前お手伝いしたタトアーキテクツ / 島田陽建築設計事務所さん設計の小豆島のトイレの植栽の様子を見に小豆島に行って来ました。
前日までは長野の寒冷地の庭園計画の仕事を急ピッチでやっていたので、温暖で乾燥した気候を目の前にして、別世界に来た気分。 しかし、乾燥した気候のせいでしょうか、水やり不足で植栽があちこち傷んでいて、ちょっと悲しい感じ。。。 なので傷みが目立たない、夜景の写真を。 クライアントや世話をする人に、直接御説明差し上げるのが重要だと再認識した次第です。 (先々月、姫路の物件をやっていた時、数年前にお手伝いした姫路のホテルの様子を見にって愕然。 手入れの方法も、その後の追加工事も、管理者に全く当初の意図が伝わっていなくて、全然別の空間になっていました。 かなり気に入っていた物件だけに、その後はショックすぎて長時間運転して帰る気力も湧かず、モスバーガーで一時間ばかり落ち込んでました・・・涙) 小豆島でのこの日、友人や知人が何人かパネリストとして参加する建築系イベント 「小豆島建築ミーティング vol.1」 に聴衆として参加。 会場は瀬戸内国際芸術祭2013 出展作品としてdotarchitects / ドットアーキテクツさんが設計されたUmaki Camp (ウマキキャンプ) 会場に着いて、まずビックリしたのはこちら。 左のクスノキも大きいですが、それに負けず劣らない太さのビャクシンの木。 クスノキは成長が早いので、これくらいの木は結構あちこちにありますが、成長の遅いビャクシンがこの太さに育つにはとても時間がかかります。 すぐさま観察のため、この木の生えるお寺に場所移動。 でも驚くことにこの木は保存木等の指定を受けていないようでした。 小豆島は今回でまだ2回目ですが、あちらこちらで大きなビャクシンの木が生えているのを見かけます。 小豆島には樹齢1500年と言われる、日本一大きなビャクシン木もありますから、これくらいの太さはあまり目立たないのかもしれません。 (縄文杉のある屋久島で、メチャクチャ太い木でも樹齢1000年以下だと 「小杉」 と呼ぶのに似た感覚なのでしょうか?) その後、イベントが始まったので会場に移動すると、パネリストが20人近くいる大所帯。 それぞれに色々な考え方で独自の活動を行っている方々が、これだけの人数集まると 「イベントとしてまとまるのかな?」 と疑問に思っていたのですが、司会を務められた藤村龍至さん の司会さばきが素晴らしく、とても濃厚な3時間イベントを堪能しました。 (とは言っても植物事務所COCA-Zにとって専門外の建築の話が、凄いスピードで回転していくので全ては理解出来てません・苦笑) シンポジウムはパネリストがやっと饒舌になってきたら終了の時間がきて不完全燃焼、といったパターンが多いのですが、今回のメンバーは普段からの知り合いが多い分、最初から突っ込んだ話を出来たというのも大きいと思います。 会場となったUmaki Campは何だか不思議な場所でした。 お祭りの場に馴染みすぎて、背景に溶け込んでしまっている感じ。 でも人が少なくなるにつれて、建物の持つ美しさが、だんだんと浮かび上がってくるのです。 公共的建築で、イベントの時には楽しげだけど、人が居なくなったとたん、寂しい雰囲気になる建物や、逆に人が居ない時には冴えた美しさを見せても、人が沢山集まると、人と建物が分離して、人が邪魔に見えてしまうようなものは沢山ありますが、こんな柔軟な変化を見せる雰囲気の場所は初めて見ました。 とても不思議な体験、参加させてもらって本当に良かったです。 Umaki Campの詳しい写真はこちら。左下の 「NEXT」 という所をクリックすると、建設までの経緯を見ることが出来ます。
by coca-z
| 2013-08-20 00:00
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by coca-z カテゴリ 全体 1-10 11-20 21-30 31-40 41-50 51-60 61-70 71-80 81-90 91-100 101-110 111-120 121-130 131-140 141-150 151-160 161-170 171-180 181-190 191-200 201-210 211-220 221-230 231-240 241-250 251-260 261-270 271-280 281-290 291-300 301-310 311-320 321-330 331-340 341-350 351-360 361-370 371-380 381-390 391-400 401-410 411-420 421-430 431-440 441-450 451-460 461-470 471-480 481-490 491-500 501-510 511-520 521-530 531-540 541-550 551-560 561-570 571-580 581-590 591-600 601-610 611-620 621-630 631-640 641-650 651-660 661-670 671-680 681-690 691-700 701-710 711-720 721-730 731-740 741-750 751-760 761-770 771-780 781-790 791-800 801-810 811-820 821-830 831-840 841-850 851-860 861-870 871-880 881-890 881-890 891-900 901-910 911-920 921-930 未分類 以前の記事 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 01月 タグ 日本(573) 庭(366) 街並み(169) アート・展覧会(150) 自然(136) 切花(82) 本(71) 屋上(46) アメリカ・メキシコ(39) ツバキ・Camellia(36) シンガポール(34) 食べ物(33) 中国(26) フィンランド・スウェーデン・デンマーク(25) アフリカ(22) スリランカ(16) 西ヨーロッパ(15) タイ(13) マレーシア(10) インド(5) その他のジャンル
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