この週末は京都も雪景色。
比叡山の山頂が雪雲で覆われています。
この風景は、週末に出席していた結婚披露宴会場の縁側から見たもの。
世界を股にかけて活躍するアーティストの新郎新婦が選ばれた会場は、昭和初期の純和風3階建て巨大木造建築。
鴨川を挟んで正面に清水寺が見える絶好のロケーションです。
披露宴が行われた200畳の大広間には、こんな板戸絵のあるステージも備え付けられてあります。
ステージの上には松に飛び交う鶴の欄間が。
天井は折上げ格天井(おりあげごうてんじょう)になっていますが、普通のものと違って、S字を描いた部材が使われています。
当初は単に参加させていただく予定だったのですが、直前に床の間の花をいけることになり、今回は仕事を兼ねての参加です。
柱が一本もない、総桧造りの200畳の大広間。
出来るだけ遠くからでも花が判るように、大輪のユリをふんだんに使ったのですが、部屋の反対側から見るとこのとおり。
(赤丸が花の場所) 全然見えません。。。
もっと近づいて、部屋の中ほどから見ても
まだよく判りません。。。
高砂席に近づいて、やっとこのとおり。
常設されている板製の花器と流木・藤ヅルは動かさないでほしい、と料亭からの意向があって、形としてはあまり凝ったことが出来なかったのですが、久しぶりに大きな花をいけるのは、なかなか面白い体験でした。
(横幅1.5mを超える大きさにいけても、これだけ見えないのですから、恐ろしい広さの部屋です。苦笑)
しかし、今回は開場時間を一時間遅く間違えるという、ありえないミスをしてしまい滅茶苦茶焦りました。。。
ピンチの時に助けてもらった友人たちには本当に感謝です。。。