友人の個展へ。
ウルシの大木を削って創られた、長さ60センチほどの大きな葉っぱの仮面。
白井千尋展 2017年10月3日(火)~10月15日(日)
12:00~19:00(最終日17:00)月曜休廊
ギャラリー揺(ゆらぎ)
京都市左京区銀閣寺前町23
その後は、京都国立博物館の国宝展へ。
ほとんどの展示物は見た事あるものばかりですが(中学生のころから美術館・博物館には通っているので)、中には30年ぶりに再会する作品も。
土曜日の夜間開館がオススメです。20:00まで開館。
閉館間際ならあまり人がいなくて、ぐるりと雪舟に囲まれるといった体験も出来ます。
法隆寺の広目天立像が良かった。
あと、歌合せの草稿と言われる書跡は日常書きの草仮名だそうで、連綿がほとんど無くて興味深い。
やっぱり、あのカッコイイけど読みにくい連綿を多用した草仮名の作品は、だいぶ気張って書いてるんだなぁ。
今回は今まで本物を見た記憶が無い、「紅白芙蓉図」李迪筆 と 「官女図」(伝桓野王図) 目当てで行ったのですが、芙蓉図ってスイフヨウの色の変化を二枚組で描いているんだ。知らなかった。
先日、京都府立植物園で見たスイフヨウ。
(2017年9月23日撮影)
築山の向こう側に植えると、足元のゴツゴツした雰囲気が隠れていい感じ。
スイフヨウのように、咲き終わった花ガラに観賞価値がある花って珍しいと思います。
萎んだ花は遠目に見るとオールドローズのようです。
中国美術、植物事務所COCA-Zはあまり詳しくないのですが、口絵に李迪作「紅白芙蓉図」 が載っているこの本は判り易くとても面白いです。
『中国絵画入門』 宇佐美文理氏著 岩波新書 2014年6月20日発行