植物的生活915
先日のタネ蒔きから9年目にして初めて花を咲かせたツバキ、咲き進んで更に美しさが増しました。
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一重ながら蓮華弁のように花びらが広がって、写真には映りにくい淡い朱鷺色の花弁と、先の閉じたオシベの組み合わせが魅力的。

上品なたたずまいで見とれてしまう。
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(メジロやヒヨドリにやられない様、部屋の中に入れて咲かせてます。)



こちらは同じく9年目にして初めて咲いた別の株。
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花弁の細い、ユリ咲きの花型でした。

葉っぱはユリツバキのように細くなかったので意外。






去年、8年目で初めて花を咲かせた別の株はこのように、桃赤丸弁と先の閉じない円筒形のオシベの組み合わせですが、
b0160123_22513836.jpg
タネから育てると本当に色々な花が咲くものです。

因みにコチラのタネは ‘蜜姫’ という白い一重の品種から採集したもの。

花びらが大きく開かない姿は「抱え咲き」の蜜姫から譲り受けた性質でしょう。ツバキは自家受粉しないので、花色は父親から受け継いだのだと思います。

まだ咲いていない株もいくつかあるので、来年も楽しみ。(気が長い・苦笑)


江戸時代初期に大流行したツバキは2つに分かれて進化したヤブツバキ(Camellia japonica)とユキツバキ(Camellia rusticana)が再度交配して、多様な品種が産まれたとか。



昭和の時代に大流行したサツキ盆栽も、サツキ(Rhododendron indicum)とマルバサツキ(Rhododendron eriocarpum)が掛け合わされた事で花色が多様になったと聞いた事があります。

サツキと言えば一般的には ‘大盃’ と言う品種が多く使われますが、
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こちらの品種、性質は強いけど肉色の花色がちょっと・・・
(この写真は実物より、ちょっと鮮やかに写っています。背景がこういう原色だとくすんだ花色も引き立って印象が変わるなぁと写した写真。姫路にて2016年5月撮影)



2016年5月27日、仕入れの途中でたまたま見かけた池田市のサツキ祭を覗いてみると、こんな品種が。
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‘明日香’


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‘飛鳥の誉’

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‘なるる’






盆栽用なので地植えにするには性質が弱いのかもしれませんが、鉢植え用に選抜されただけあって繊細な花姿。

庭が狭く、花を近くから見て楽しむ事が多い日本ではこの繊細さは凄く合っているような気がします。


庭植えに使用出来るような強健で繊細な美しさを持つサツキとかツツジを誰か品種改良してくれないかな・・・。

(植物事務所COCA-Zも実験のため庭で7年間ほど、江戸時代~明治初期に産まれたと言われる サツキ ‘金采’ を育てていますが全然成長しません。)









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by coca-z | 2018-03-25 12:00
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