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植物的生活894
植物的生活892の続き
(写真はすべて2016年8月 南アフリカ共和国にて撮影)

アロエ以外もこんな感じ。Propagation (増殖ハウス)の中。
植物的生活894_b0160123_20383159.jpg
リトープスの種類が凄い!!!

植物的生活894_b0160123_20383164.jpg
マニア垂涎。




20年ほど昔、造幣局の通り抜けの夜店で、この類が

「ケツ割れ草」

と名前を付けられて、売られてたのを思い出しました・w
植物的生活894_b0160123_20384290.jpg
(あの時、友達と滅茶苦茶ウケたなぁ・w)



リトープスの仲間は形だけでなく表面の模様も様々で、それがコレクター心をくすぐるのですが、自生地ではこんな感じで生えています。
植物的生活894_b0160123_20541819.jpg
地衣類に紛れて判りづらい。

リトープスは小石にカモフラージュするって聞きますが、これは地衣類に擬態してる感じ。面白い!

(左にはカランコエと思われる植物の芽生えも)





すぐ横にはこんなものも生えてました。
植物的生活894_b0160123_20583047.jpg
昨今の流行り系って感じ・w





戻って、Kokerboom Nursery (コカブーンナーセリー)


スタペリア (stapelia leendertziae) の枝先の色のニュアンスが美しい。
植物的生活894_b0160123_20384215.jpg
こんな花が咲きます。
カッコイイ!


こちらのお店、売っている植物の数が凄いだけじゃなく、ディスプレイも美しいのです。(このアロエも人の背丈ほどあります)
植物的生活894_b0160123_21234627.jpg
案内サインも洒落てるし、



多肉植物の美しい写真を集めた、こんなギャラリーもあります。
植物的生活894_b0160123_21234621.jpg
植物的生活894_b0160123_21234675.jpg

その横にはレストランも。
植物的生活894_b0160123_21234724.jpg


従業員のユニフォームも洒落てるし、
植物的生活894_b0160123_21260109.jpg

売っている種子袋のデザインもオシャレ。
植物的生活894_b0160123_21290438.jpg

窓枠の色と植物の葉色を合わせてみたり。
植物的生活894_b0160123_21293169.jpg



何より素晴らしいのは、このナーセリー、もともと近くの幹線道路が造られた時、破壊される多肉植物を救う事から始まったとのことで、野生採取のものは販売しておらず、全て人工的に増殖したものだけを販売していることです。
植物的生活894_b0160123_21372680.jpg


以前ご紹介したストレリチア・ノンリーフこと ストレリチア・ユンケア (Strelizia juncea) のように、アロエ・ディコトマも園芸採取によって数を減らした歴史があるそう。

保護区以外の場所では、こんな風にポツポツと生えています。
植物的生活894_b0160123_00210709.jpg
車窓風景から。
植物的生活894_b0160123_00210723.jpg
(写真をクリックして拡大して見て下さい)



やはり特異な姿は現地でも人気で、こちらはスプリングボックという街のロータリーに植えられたもの。
植物的生活894_b0160123_00253086.jpg
植物的生活894_b0160123_00253097.jpg
ランドスケープ素材として人気なのもうなずけます。

でも日本にもってくると、淡路島の 「奇跡の星植物館」の樹齢300年という巨大アロエ・ディコトマのように、年々衰弱していく。。。

「やはり野に置け蓮華草」 という物なのかもしれません。



こちらは道中に立ち寄った郊外の店で売っていたアロエ・ディコトマの苗。
植物的生活894_b0160123_00264255.jpg
タグを見ると、コカブーンナーサリーの商品のようです。
植物的生活894_b0160123_00264224.jpg
600R(ランド)だから、60~70センチの高さの苗が日本円で言えば5,500円くらい。

ここからあの巨大な姿になるのはどれくらいの年月が必要なんでしょうか。




自生地の気候でイキイキと育つコカブーンナーサリーのアロエたち。
植物的生活894_b0160123_21372686.jpg
自生植物をちゃんと保護しながら、植物を育てる楽しさを教えてくれるこちらのナーセリーは、もう最高です!!!!

(南アフリカでは、小さなものでも野生の植物を採取することは犯罪になるので注意!日本人が時々捕まっているという噂も。)




メセンの花についても書きたかったのですが、それはまたいずれ。





# by coca-z | 2018-02-10 17:00 | 891-900
植物的生活893

植物的生活893_b0160123_20170347.jpg
(Stockholm 23.Sep.2008)







植物的生活893_b0160123_20170366.jpg
(Osaka 03.Feb.2018)









# by coca-z | 2018-02-09 17:00 | 891-900
植物的生活892
植物的生活891の続き

こちらは世界最大級というふれこみの多肉植物ナーセリー。

Kokerboom Nursery

植物的生活892_b0160123_22313174.jpg
ディモルフォセカやガザニア等のオレンジの花との取り合わせが南アフリカっぽい!




植物的生活892_b0160123_22313041.jpg

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多肉植物だけのロックガーデン




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実がいっぱい成ってる。



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刈り込んだかのような均整がとれた形。

(いずれも2016年8月24日 南アフリカ共和国にて撮影)


いくつかの種類のアロエが植えられていますが、いずれも野生のアロエとは違って、プクプクと優良健康体です。

それもそのはず、このように手厚く保護育成されているのですから。
植物的生活892_b0160123_22320174.jpg
原産国だというのに、寒冷紗をかけた上でミスト潅水。

このナーセリーを見学したのは45分間ほどでしたが(もっと見ていたかった・・・)、その間ずっとミストが出っぱなしでした。

日本でこんなことしたら、すぐに腐ってしまいそう。よっぽど乾燥しているのでしょう。

寒冷紗はこんな製品を使っていました。
植物的生活892_b0160123_22320177.jpg

こちらのアロエ・ディコトマたちも寒冷紗の下で育てられてました。
植物的生活892_b0160123_22570331.jpg
直射日光だと幹が焼けるんだろうか?それとも少し徒長させて早く大きくするんでしょうか?



こちらのベッドもすっとミストが出ていたので、何があるか覗いてみたら、
植物的生活892_b0160123_22570256.jpg


日本でも最近人気のケープバルブがいっぱい!
植物的生活892_b0160123_22570271.jpg
螺旋の葉っぱが特徴的なアルブカかな?





(続く)


# by coca-z | 2018-02-06 17:00 | 891-900
植物的生活891
ずっと書こうと思っていながら、ほったらかしにしていた南アフリカのアロエについて、早く書いておかないと忘れそうなので記録としてアップ。

南アフリカを視察した際、一番インパクトのあった多肉植物はツリーアロエです。
植物的生活891_b0160123_16465299.jpg
(2016年8月24日 南アフリカ共和国 ヴァンラインスドルプにて撮影)

こちらは世界最大級という多肉植物のナーセリーに行く途中、車窓風景から見たもの。

おそらくアロエ・ディコトマ (Aloe dichotoma / Aloidendron dichotomum ) でしょう。



その日は助手席に座っていて、T字路の突きあたりにこの木が見えた時には

「ウワッ!」

と声がでました。
植物的生活891_b0160123_16531325.jpg
(2016年8月24日 南アフリカ共和国 Van Rhynsdorp にて撮影)

車は止まらなかったので、現地では教会の前に植えられていたと勘違いしましたが、写真を見て検索するとこのロッジの前のようです。
Namaqualand Country Lodge
(グーグルの写真は2010年に撮影されたもののようで、屋根の色が違いますが)




こちらは翌日に見た、自生のアロエ・ディコトマ。
植物的生活891_b0160123_17071187.jpg
(2016年8月25日 南アフリカ共和国  にて撮影)

植栽されて太ったものと違って、キリリと締まった風格があります。


遠くから見ると、このような場所に生えています。
植物的生活891_b0160123_17090495.jpg
山を拡大してみると・・・
植物的生活891_b0160123_17091222.jpg
ハゲ山に生えている木は、ほぼ全てアロエ・ディコトマの木で壮観。

大きなものは3~4mほどもあります。



この辺りはキーバー・ツリー・フォレスト( Quiver Tree Forest ) と呼ばれ、Gannabos protected areaとして保護区になっている場所。(キーバーツリーとはアロエ・ディコトマのこと)



風の吹き荒ぶ荒涼とした場所で、耐えきれず枯れていく木もあります。
植物的生活891_b0160123_17203553.jpg
植物的生活891_b0160123_17204184.jpg
(2016年8月25日 南アフリカ共和国  にて撮影)




あまりに荘厳な雰囲気に、思わず木に向かって、手を合わせてしまいました。
(こういう時に、自分はアニミズムの文化圏で育ったんだな、と実感します)







(続く)




# by coca-z | 2018-02-05 17:00 | 891-900
植物的生活890

The Museum of Oriental Ceramics, Osaka


植物的生活890_b0160123_22385782.jpg
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現代作家風。1400年くらい前の作品なのに。



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常設展示の並べ方も美しい。




植物的生活890_b0160123_22392889.jpg
肌理を楽しむ。




植物的生活890_b0160123_22392852.jpg
毎度ながら見とれてしまうな・・・





また写真撮影出来るようになって嬉しい。


大阪市立東洋陶磁美術館
特別展は2018年3月25日まで。お勧めです。











# by coca-z | 2018-02-01 17:00 | 881-890



植物事務所COCA-Z(コカジ) 植物的生活               註)本ブログに記載されている広告は自動的に挿入されているもので、植物事務所コカジに一切関係はありません。
by coca-z
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