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植物的生活497
ゴールデンウィーク中の和歌山の現場。

早く終わったので、前から一度訪ねてみたかった現場近所の 「紀伊風土記の丘」 を見学。
植物的生活497_b0160123_2357570.jpg
以前も思いましたが、 やっぱり和歌山の青石の石積は イギリスの湖水地方の石垣  を想わせて面白い。

建物は、こう見ると
植物的生活497_b0160123_005412.jpg
土壁が、ちょっとアフリカの民家のようにも見えますし、
植物的生活497_b0160123_0114485.jpg




屋根などを見ると
植物的生活497_b0160123_012698.jpg
南洋の島の民家を想わせたりします。

植物的生活497_b0160123_02761.jpg
こんなヴィラタイプの宿だったら、外国人は喜ぶだろうな。
(冬の暖房と、夏の虫対策をちゃんと考えなければなりませんが。)

ありふれたヒラドツツジも、こういったシチュエーションで見ると違って見えます。
植物的生活497_b0160123_031555.jpg

植物的生活497_b0160123_032910.jpg


外国人から見るとヒラドツツジも、南国のブーゲンビレアを想わせる、鮮やかでとても印象的な日本の花なのではないでしょうか。
植物的生活497_b0160123_04198.jpg





# by coca-z | 2014-05-08 00:00 | 491-500
植物的生活496
ゴールデンウィーク中もほとんど毎日仕事です。

先日 ラベルの色と違う!  と思っていたラナンキュラス ‘クレオパトラパープル’ (Ranunculus 'Cleopatra Purple')、どうも気温が上がると紫になる性質のようで、やっとラベル写真の色になりました。
植物的生活496_b0160123_1646165.jpg
大抵の花は気温が低いほど濃く咲くのに不思議。

今日のような日差しでは、写真右の シモツケ ’ライムマウンド’ (Spiraea japonica 'Lime Mound' ) の黄色い葉がまぶしくて目がくらみます。苦笑


咲き始めは花色が違うだけでなく、花が一重だったりもして、ラベルの付け方はどうなっているんだ!と怒っていたのですが・・・
植物的生活496_b0160123_1637049.jpg
(実際は八重より一重のラナンキュラスのほうが好きです。植物事務所COCA-Zにとって、バラのような八重咲きの花はマダム趣味が強すぎます。この色の一重の花のほうがずっといい花のような気がするのですが・・・)

しかし、この赤紫のラナンキュラスにピンクのチューリップの組み合わせって・・・汗。
両方ラベルと色が違ったので妙な組み合わせ。
もう少しハッキリとしたシルバーリーフが入っていて、枝ばかり目立つ アベリア ’コンフェッティ’ (Abelia ×grandiflora 'Confetti' ) の葉がちゃんと茂っていたら見れるかも・・・。


しかし、 以前も思いましたが 、ラナンキュラスは球根の大きさから想像できない数の花が、長期間に渡って咲きます。
植物的生活496_b0160123_16351665.jpg
たった6球しか植えてないのに、すごいコストパフォーマンス。

この植え込みがマダムっぽくなり過ぎないように、ホームセンターで見つけた 「変わり咲きモチツツジ」 をポットのまま差し込んでみました。
植物的生活496_b0160123_22484233.jpg

品種名が書かれていないのですが、モチツツジ ’胡蝶揃 (こちょうぞろい)’ (Rhododendron macrosepalum 'Kocho-zoroi' ) でしょうか?
いくつかの花と周囲の葉を合わせて、ひとつの変わった花のよう。
モチツツジの品種も ’花車’ などは仕事で使ったことがありますが、この品種は初めて見ました。

最近はホームセンターでも結構マニアックな植物を売っていたりします。

黄緑がかったオフホワイトの小さな花弁に、ピンクのオシベの取り合わせで、甘すぎず植物事務所COCA-Z好み。
植物的生活496_b0160123_22511489.jpg


でもこの花を見て 「咲き終わったツツジ」 と勘違いした人が現れて、 植物事務所COCA-Zも、ガクだけが残っている様に見えてきました。苦笑




# by coca-z | 2014-05-04 23:59 | 491-500
植物的生活495
仕事がらみの用事で彦根に行った帰り、信楽の辺りを通ったら、まだミツバツツジが綺麗に咲いていました。
道沿いに延々と花が続きます。
植物的生活495_b0160123_129269.jpg

昨年は 鯖街道でウツギが続く景色  に見とれましたが、なかなかやるな滋賀!といった感じ。笑

先日、ブログを読んで下さっているお施主様から、
「植物を見つける独特の眼で、普通の人には見えていないものが見えている気がする。」 
と言われ、
「そんなに植物のこと気にしなくても、勝手に自動的に目に飛び込んでくるんです。」 
と、お答したら面白そうに笑われました。苦笑

でも本当に 「It's automatic (by UTADA Hikaru) 」 なのです。


先日は車を運転していたら、京田辺市で見慣れぬ白い花が咲いているのが目を掠めました。
植物的生活495_b0160123_115029.jpg

一瞬見ただけでは、頭の中の図鑑を検索しても答えが出なかったので、近づいて確認してみると、
植物的生活495_b0160123_1155542.jpg
植物的生活495_b0160123_116770.jpg
白いキリ (Paulownia tomentosa) だと思われる花。それとも仲間のココノエギリ (Paulownia fortunei) なんでしょうか?

キリの花で白花は初めて見ました。
2014年4月28日に撮影したので、まだ花を見ることが出来るかもしれません。
場所は この付近です。  

普通のキリの花は紫色です。

こちらも仕入れ途中、運転中に目に飛び込んできたキリの大木。
よく通る道なのですが、道路からだいぶ離れた場所にあるので、花が咲いて初めて存在を認識しました。
植物的生活495_b0160123_1335857.jpg
竹の秋(季語)を背景に美しい色彩です。

近づいてみると、二本の木が寄り添って、より大きく見えるよう。
植物的生活495_b0160123_135083.jpg
高さも葉張も15mほど。近くには別の木も満開で若草の中に浮かび上がる景色は素晴らしいものでした。
植物的生活495_b0160123_1355470.jpg


このキリの場所は木津川市の この付近です。  (正確には指示している場所の北にある溜池の堤防下)




# by coca-z | 2014-05-02 00:00 | 491-500
植物的生活494
先日の現場で使用したハナズオウ ‘シルバークラウド’ (Cercis canadensis 'Silver Cloud') の新芽と淡い花色が、黒い背景に映えて綺麗。 
植物的生活494_b0160123_23443452.jpg

こちらのお客様は花よりも葉の組み合わせで植栽をしたいとの御希望だったので、斑入りの葉やシルバーリーフをはじめとした、カラーリーフで構成しています。
(この後プロのカメラマンが撮影するとのことで、写真掲載は自粛)


この明石での現場を終えた後、コンビニで休憩している時、目の前にあった家。
植物的生活494_b0160123_23481498.jpg

よく見ると・・・
植物的生活494_b0160123_23484577.jpg
塀の上に並べられた鉢が可愛い。

近づいて見たら、サボテンをはじめとする多肉植物でした。
植物的生活494_b0160123_23511689.jpg
様々な鉢を使っていますが、並べ方にセンスを感じます。



その後、御注文を受けていた植物を別のお宅に配達した後、別のコンビニに立ち寄ると、今度は目の前にこんな家が。
植物的生活494_b0160123_23525223.jpg

むむむ。。。生垣の刈り込みもちゃんとしているし、その上に乗っかった松との取り合わせも面白い。

生垣はカイヅカイブキかな?と思いながら近づくと、
植物的生活494_b0160123_23573020.jpg
なんとギンバイカ (Myrtus communis) でした。

ギンバイカは普通、低木扱いで成長の遅い木です。こんな風に宙を飛ぶ形にするにはかなりの時間がかかっているはず。
それに大きくなっても卵型に刈られることが多いので、こんな風にエッジを立てて刈り込みが出来るとは知りませんでした。しかも下の面にもちゃんと葉がついている。

普通に育ったギンバイカはこんな感じ。
植物的生活494_b0160123_0153487.jpg
こちらは花博の時に鶴見緑地に植えられたと思われる、大きく育ったギンバイカ。
この木で高さ2m~2.5mほどです。2006年4月に撮影したものなので、おそらく植栽から16年たっています。


丁度、この家の御主人が庭にいたので思わずインタビュー。
なんでも30~40年ほど前に、切り花でもらった枝を2本、水に挿しておいたら根が出たので庭に植えたとのこと。

生垣はたった2本の株から伸ばしたそうです。びっくり!
庭の内側から根元を見せていただくと、確かにスゴイ太さ。
植物的生活494_b0160123_01474.jpg


しかし、生垣は敷地のコーナーをまわって全長15mを超えています。
植物的生活494_b0160123_022616.jpg
凄すぎる・・・

更にビックリしたのは、外からも見えていた松。
見上げるとこんな感じ。
植物的生活494_b0160123_04221.jpg
この部分が外から見えていたのですが、庭の中を見ると、こちらの松もギンバイカに負けない長さの枝が地面を這って、それだけでは飽き足らず、建物の柱を登り、更に手摺のように15mほどの長さになっています。
植物的生活494_b0160123_055962.jpg
(夕方だったので、奥の枝が光で飛んで見づらいですが、赤い矢印の範囲はすべて繋がった一本の枝)

まるで以前紹介した 京都・善峯寺の遊龍の松  のようです。
しかも手入れは御自身でなさっているとのこと。


そして御主人が 「我が家のシンボルツリー」 と呼んでいるのはナンテン (Nandina domestica)。
植物的生活494_b0160123_0255645.jpg
赤丸がそのナンテンです。
確かに支柱に支えられているとは言え、6mほどの高さに育ったナンテンなんて見たことがありません。
天晴れ。


いやはや、街にこんな変人(良い意味で)が沢山いたら、面白い街になりそうです。笑




# by coca-z | 2014-05-01 00:00 | 491-500
植物的生活493
先日、友人からタンポポコーヒーを出してもらい、飲んでみてビックリ。

すごく美味しい!

どこで買ったかを教えてもらい、近所の店だったので早速購入してきました。
植物的生活493_b0160123_2225985.jpg

原料が100%タンポポで、混じり気が無いのも嬉しい。
(やっぱり震災以降、放射性物質とともに日本や中国の農薬・食品添加物なども気になります。コンビニのおにぎりや、スーパーのソーセージとかハムの原材料表記を見たら、げんなりして食欲が無くなること多々・・・)
植物的生活493_b0160123_2253929.jpg

鳥取の ゼンヤクノーさん という会社の製品です。
(もうちょっとパッケージがオシャレでもよいような気もしますが・・・)

昭和47年 「国産薬草の栽培から健康茶の製造までの一貫システム」 が特長の、健康茶製造メーカーとして始まった会社だそう。


小学生のころから通販でハーブの種子を取り寄せたり (当時は一般的な園芸店でハーブの種子はほとんど扱ってなかったのです) 、広田靚子さんや熊井明子さんの本でハーブのことを研究したりして、仙人や魔女の使う薬草にも憧れていた植物事務所COCA-Zは、薬草関係に興味津々です。笑
(今は日本の伝統医療・漢方にも興味があります。現在日本の漢方は危機にひんしてるのだとか。)

植物的生活493_b0160123_22164087.jpg
これは小学生の時、クリスマスプレゼントとして買ってもらった 『広田靚子のハーブブック』 山と渓谷社。

タンポポがハーブとして取り上げられていて、タンポポコーヒーの作り方も写真入りで解説されているのですが、タンポポの根を掘るのは一度挑戦して難しい事を知っていたので、実際にタンポポコーヒーを作ったことはありませんでした。


それでもハーブオイルや、ハーブでの草木染めなどは、この本を見て初めて挑戦しましたし、当時気に入って何度も読み直した本なので、今も大事に手元に置いてあります。

この本には広田靚子さんが海外で買い集めた種子袋の素晴らしいコレクションが載っているのですが、その影響で植物事務所COCA-Zは未だに、蒔き終わった種子袋を捨てられません。。。苦笑
植物的生活493_b0160123_11444478.gif


ちなみにこちらは植物事務所COCA-Zがニューヨークで見つけた種子袋。検疫を通しているので、すべて開封されていますし、トマトはウィルスの関係で没収されてしまいましたが、絵袋はボタニカルアートで描かれていて美しく見惚れてしまいます。
植物的生活493_b0160123_128921.jpg
 流石は昆虫に抵抗がないニューヨーカー だけあってチョウやガの絵が入っているのが楽し気です。
ちゃんと夜咲きの植物には夜行性のスズメガが描かれてありますし、ディルはキアゲハの仲間の食草だというのも判ります。

ルコウソウの絵袋にハチドリが飛んでいるのも、アメリカ大陸ならでは。




# by coca-z | 2014-04-24 00:00 | 491-500



植物事務所COCA-Z(コカジ) 植物的生活               註)本ブログに記載されている広告は自動的に挿入されているもので、植物事務所コカジに一切関係はありません。
by coca-z
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